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瑞穂か?白川公園か?サッカー名古屋新スタジアム構想勃興中。

報道

2015/12/08

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名古屋市瑞穂区の『パロマ瑞穂スタジアム(瑞穂陸上競技場)』を4万人規模のスタジアムに拡張する等の大規模な改築を行う計画が挙がっていると、中日新聞が報じています。

パロマ瑞穂スタジアムは1982年に建て替えが行われていますが、老朽化が進んでおり、
サッカー名古屋グランパスの本拠地(の一つ)でありながら、J1の施設基準を満たしていない等の理由から、
名古屋市が改築の検討案を出したとのこと。

競技場に隣接した広場や駐車場の敷地を活用し、現在の位置の西側に拡張、定員27,000人から40,000人超に増やす見通し。
J1の施設基準に対応するため、競技場の1/3を覆う屋根、洋式トイレの増設、
また陸上競技場としての設備増強として、トラックを現在の8レーンから9レーンに、ドーピング検査が可能な施設の設置、可動式客席の導入も検討されているとのこと。
施設の不充実を解消することで、集客の増加を狙い、国際競技大会等の誘致にもつなげたい考え。

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しかしながら、名古屋グランパスは今年1月に”サッカー専用スタジアム”を新たに建設する構想を発表しており、
建設地の最有力候補が、交通の便が良く、都心に近い白川公園であることが明らかになっています。
こちらは2016年6月までに名古屋市に要望書を提出する予定と報じられていますが、
瑞穂競技場を本拠地として使い続けるのかは固まっておらず、両スタジアムの建設には調整が必要とされています。

白川公園のスタジアムは3万人規模の収容数を想定、周辺設備含め約300億円の建設費がかかる見込み。
グランパスの筆頭株主であるトヨタ自動車をはじめ、地元企業や市民の寄附で建設費を賄う計画ですが、
都市公園である白川公園内への建設制限や、敷地面積の問題、同公園内にある科学館・美術館への影響、近隣住民への影響など、懸念点は多くなっています。

対する瑞穂の改築は、愛知県などにも財源支援を求める考えですが、主たる財源は市税となる見込み。
白川公園の300億円規模をゆうに超える莫大な事業費がかかる可能性もあり、
多額の建設費が問題となった東京の「新国立競技場」の件も想起されるところです。

それ以外にはグランパスのもう一つの本拠地である、愛知県豊田市の『豊田スタジアム』の行く末も気になるところ。
J1基準を満たしているものの、交通の便が悪く、芝の養生に必要な日照と風通しの悪さによってピッチの状態が安定しないことで、”中途半端なスタジアム”であるとの声も。
新スタジアムがどこに建設されるにしろ、さらに輪をかけて中途半端な事態にならないことを望みたいところです。

画像引用元:https://ja.wikipedia.org/,http://www.city.nagoya.jp/