栄の市バスターミナルをオアシス21へ集約、「噴水南のりば」は廃止へ。

交通

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名古屋の中心・栄にある2ヶ所に分かれたバスターミナルを、オアシス21内に統合する方針を市が固めたと、朝日新聞が報じています。

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これは名古屋市が進める栄地区の魅力向上方針『栄地区グランドビジョン』に基づき、街区を南北に分断する久屋大通公園を一体的に整備するため、商業施設が集まり集客力の高い栄交差点付近に位置する『栄噴水南バスターミナル』を撤廃し、跡地を集客・交流の拠点にしようとする計画によるものです。

噴水南のりばには現状、国道41号線を南区方面に南下する「基幹1号系統」、高速道路区間を経由し緑区方面へ向かう「高速1号系統」、地下鉄東山線の終電後に走る深夜バスなど9系統が乗り入れている形ですが、
これらをオアシス21に統合し、オアシス21東側の駐輪場跡地および西側のバス停がある場所に新たにバス乗り場を設置するとのこと。
乗り場の設置工事は2017年度中に着工し、2018年度から運用が始まる見通しです。

 

元々栄には久屋大通公園内の噴水南のりばのみが古くから存在しており、2002年のオアシス21開業時に多くの市バス系統や名鉄バスなどが乗り入れるようになった格好ですが、位置的に栄交差点から離れており、利便性が低いとの声も多く聞かれます。
移転後のバスルート/停車場の詳細はまだ明らかになっていませんが、最低限中心部に近い路上停の設置が望まれるところ。

またこれらの計画は、昨年報道された中日ビルの解体/リニューアル計画とも大きく関わりがあると推測され、
名駅地区に後れを取っている感の強い栄地区の今後の発展には大きく期待したいところです。