『ゴッホとゴーギャン展』果たされなかった二人の画家の再会が今、愛知県美術館で実現する_

イベント

2016/12/28

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19世紀の西洋絵画を代表する巨匠【フィンセント・ファン・ゴッホ】と【ポール・ゴーギャン】の不思議な絆で結ばれた友情と、二人を取り巻いた環境、軌跡にスポットを当てた大型企画展『ゴッホとゴーギャン展』が、名古屋市東区の「愛知県美術館」にて、2017年1月3日(火)〜3月20日(月・祝)まで開催されます。

展覧会の概要

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フィンセント・ファン・ゴッホ《収穫》ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)©Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation) 画像引用元:http://www.g-g2016.com/

全世界で今もなお愛されてやまない画家・ゴッホとゴーギャンの交流に目を向け、それぞれの足跡からあらためてその芸術性を詳らかにしていく非常に斬新な企画展。

1888年、二人が南フランスの田舎町「アルル」のアトリエで2ヶ月間共同生活をしていた時期に制作された作品を中心に、初期から晩年までの油彩画、また二人が影響を受けたミレー/ピサロ/モネなどの画家の作品、同時代に活躍したセリュジェ/エミール・ベルナールのなどの作品も合わせ、全65点が出展されます。

 

作品と見どころ

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ポール・ゴーギャン《ブドウの収穫、人間の悲惨》オードロップゴー美術館 ©Ordrupgaard, Copenhagen 画像引用元:http://www.g-g2016.com/

展覧会の副題『Reality and Imagination』が示すとおり、ゴッホは現実世界を写実的に描き出す作風、ゴーギャンは現実のものだけでなく心情を基にした空想世界をも画面に描き出す作風とまったく異なっており、性格も合わず、共同生活においては激しく議論を重ねることもままあったそうです。

そんな中は二人はともにアルルの収穫をテーマにした作品を制作し、互いにそれぞれ最高傑作と認め合う絵を生み出します。
ゴーギャンの『ブドウの収穫、人間の悲惨』は日本初公開です。

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フィンセント・ファン・ゴッホ 《ゴーギャンの椅子》ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)©Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation) 画像引用元:http://www.g-g2016.com/

互いの技法や表現を試みるなど、二人の作品性は新たな展開を見せていきますが、深い言い争いになることも多く、結局2ヶ月後に共同生活は破綻。ゴッホは精神をきたし自らの耳を切り裂いてしまいます。

その後も書簡を通して交流を続けていたとされていますが、1年後の1890年にゴッホは自害を図り、二人が再会を果たすことは叶わなくなりました。

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ポール・ゴーギャン《肘掛け椅子のひまわり》E.G. ビュールレ・コレクション財団 ©Foundation E. G. Bührle Collection, Zurich 画像引用元:http://www.g-g2016.com/

その後ゴーギャンは文明から離れるため、南太平洋のタヒチ島に拠点を移します。
ゴッホが亡くなってから11年後、ゴーギャンはヨーロッパからヒマワリの種を取り寄せ、『肘掛け椅子のひまわり』を制作します。
ヒマワリはゴッホは好んで用いていたモチーフであり、ゴーギャン自ら座っていた椅子に安らかに委ねられたヒマワリたちを描いたこの作品が、ゴーギャンのゴッホへの想いを象徴しています。

 

その他のみどころ

今回の展示では音声ガイドにプロの声優を起用。
さまざまなアニメ/吹替で活躍する小野大輔さんと杉田智和さんがそれぞれゴッホ/ゴーギャンを演じ、それぞれに実際に送られた手紙からの引用などが語られる非常に聴き応えのあるものとなっています。

また、さまざまな企業やブランドとコラボレーションしたオフィシャルグッズも注目。思わずはっとするようなユニークな企画商品の数々は目移りすること間違いありません。

2016年秋に開催された東京展では、週末ともなると入場まで最大40分も待ちが発生したという超人気の展示。
愛知でもある程度の混雑が予想されますが、見応え抜群の画期的な展覧会だけに、見逃さない手はありません。

 

※メインビジュアル
フィンセント・ファン・ゴッホ 《自画像》©Kröller-Müller Museum, Otterlo / ポール・ゴーギャン 《自画像》©Kimbell Art Museum, Fort Worth, Texas
画像引用元:http://www.g-g2016.com/

MAP

場所 名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10F 愛知県美術館
期間 2017年1月3日(火)〜3月20日(月・祝)
<開館時間>10:00-18:00
※金曜日は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
<休館日>
毎週月曜日、1月10日(火)
※1月9日(月・祝)、3月20日(月・祝)は開館]
料金 当日:一般 1,500円、高校・大学生 1,200円、中学生以下無料
公式サイト ゴッホとゴーギャン展