色とりどり、というか様々な規模のキッチンカーがここ数年で増えている。オフィス街のお弁当店やイベントに出店しているキッチンカーを見ていると本当に多種多様で面白い。
名古屋近郊のイベントでは本当に多くのキッチンカーや個人出店のブースを見かけるようになった。大抵は一期一会なのだが、出店者によって定期的に定位置で出店されているところもあるようだ。
名古屋ではないが、城下町犬山では定期的にキッチンカーを始めとしたイベントが開催されている。観光地犬山のイメージが強いのだが、木曽川沿いの朝市や女性オーナーさんのマルシェなどが定期的に開催されている。また、犬山市を中心に活動するキッチンカーのオーナーさんが集まるマルシェもある。お城や城下町の散策も楽しいのだが、今回は犬山市内で定期的にマルシェイベントを開催している情報をまとめてみた。あなたが一度食べたら忘れられないキッチンカーにまた会えるかもしれない。
※巻末にマルシェイベントの主催者さんのSNSアカウントリンクを載せています。フォローして今後の予定を確認しながら楽しんでください。
木曽川沿いで20何年「朝市オブ朝市」
木曽川沿いの遊歩道で開催される犬山朝市。名物朝市として様々なメディアに取り上げられ、その出店者も多種多様だ。モーニング珈琲から地場の野菜、クラフト品など様々なものが売られている。
筆者のおすすめは「穂の香」。キッチンカーでの出店で、小牧、犬山を中心にその近隣市で活躍しているキッチンカーだ。朝から豚汁が染み渡るのである。
犬山の朝市ではチャレンジ出店をされている出店者もいて、これから犬山で活躍するきっかけのマルシェでもある。女性が多く活躍しているので、ぜひ日曜日の朝に犬山にいるならば訪ねてみてほしい。
開催日時:毎週日曜日6:30~(冬季は7:00~)
出店数:10店以上
お問合せ先:犬山朝市オブ朝市実行委員会
女性オーナー主催の定期マルシェ「わん丸くの市」
女性オーナーだけのマルシェが犬山にはある。わん丸くの市の出店者さんはすべて女性、キッチンカーもブース出展者も女性ならではの工夫をこらしたブースばかりだ。
わん丸くの市の主催者で自身もキッチンカーを操り愛知県内を走り回る「マクラメカフェ」のホットドッグがおすすめ。
犬山城の城下町にあるコインパーキングを会場としているので、城下町散策中にふらっと寄ることができるのも嬉しい。
開催日時:毎月第一土、日曜日 10:00~
出店者数:15店舗ほど
お問合せ先:わん丸くの市実行委員会
水曜日はここへ行け!「犬山フードスタンド」
犬山では毎週水曜日に閉鎖したガソリンスタンド跡を利用してキッチンカーが集まりプチマルシェを開催している。平日のみの開催だが、ここでは東海地方で人気急上昇中のキッチンカーが集う。
開催の日時が平日なのだが、主催者の人柄か、絶え間なく人が訪れる人気のプチマルシェだ。そしてサーメイドカフェさんのエビが美味い。
平日休みでのんびりと城下町を散策してから訪れてみてはいかがだろう?
開催日時:毎週水曜日10:00~
出店者数:5店舗ほど
お問合せ先:inuyam_food.stand
これから継続開催されるマルシェもあるぞ!
犬山市内ではこれから始まる定期的なマルシェイベントもある。これは公園活用の規約を犬山市が改定し、人の集う場所の拡充を図った政策のおかげだ。
特に犬山駅駅東広場、浄水場にある公園は2022年春から、木曽川沿いの遊歩道は行政が整備して活用を活発に展開していくという。では2022年4月現在、定期開催されるマルシェの概要を紹介しよう。
天神さんの縁日にちなんだ「天神マルシェ」
犬山駅駅東にある大きなからくり時計が目印の「からくり広場」で新しく小さなマルシェイベントが始まる。主催者は犬山市を中心に活動するフリーライターが企画、運営して4月23日からキッチンカーを並べ、この場所の活用の可能性を模索していく。
開催場所の天神町は大正時代まで天神さまを祀っていた地区で、犬山の城下町の天神さんとしてとても賑わっていた。名鉄犬山駅の完成で城下町の町割りが線路で分断されてしまい、天神さんを駅の西側に移設して、その名残が地名として残っている地区である。
天神様の縁日にちなんで毎月25日前後の開催を予定してる。
第一回目の開催が2022年4月23日(土)で、その日は犬山とその近隣市で活躍するキッチンカーが集う。
開催日時:毎月第3or第4土曜10:00~
出店者数:4店舗~7店舗を予定
お問合せ先:天神マルシェ実行委員会(犬山さんぽ)
城下町のお店が集まった!「丸市楽座」
犬山城下町にほど近い防災公園で新しくイベントが立ち上がる。城下町の経営者が食べ歩きだけの城下町ではなく、犬山の町を歩いてもらおうと模索して、内田防災公園でマルシェイベントを開始する。
丸市楽座というイベント名でどこか懐かしい雰囲気を醸し出していてとても楽しそうだ。内田防災公園は少年野球やサッカー、犬山ハーフマラソンの発着点でもあり多様な使い方ができる規模の大きな公園、そこにブースやキッチンカーが並ぶばかりではなくふわふわ遊具やわんちゃんを対象にしたブースも並ぶとか。
コンセプトが「食×飾×犬」となっているのでわんちゃん連れでも嬉しいイベントになりそうだ。犬がつく市町村名は全国探しても犬山市だけ、それだけに期待が持てるイベントである。
開催日時:2022年6月11、12日 10:00~17:00
出店者数:25ブース、他キッチンカー
お問合せ先:丸市楽座実行委員会
犬山は城下町だけじゃない楽しさがある!
犬山の城下町はここ最近TVや雑誌、WEBメディアによく取り上げられる。城下町の食べ歩きが人気で、休日には行列ができるほどの賑わいを見せているお店もある。犬山城は相変わらずの人気で名古屋からも車で1時間以内、電車利用でも40分ほどと近くで安心して楽しめる観光地だ。
宿泊を伴う旅行も注目されてきて、ホテルインディゴ犬山有楽苑、ミュースタイルホテルといった名鉄系列の新しいホテルができたり、女性に人気の迎帆楼は相変わらず予約が取りにくいと聞く。城下町が注目されるので、犬山=城下町とお城と思われがちではあるが、春には規模の大きな祭り、夏は花火に鵜飼、秋は紅葉が美しい寺院と城下町以外にも魅力は詰まっている。
以前から定期的に開催されているマルシェイベントも新しく立ち上がった所も「犬山が好きなのでその魅力を伝えたい」といった人たちが集うのだ。城下町だけではない犬山の魅力をあなたも探してみてはいかがだろうか?