名古屋港といえば、今となっては「名古屋港水族館」「シートレインランド」「JETTY」など娯楽施設が集まっているイメージが強いかもしれませんが、日本最大の貿易港としての【港本来の魅力】も見逃せないものです。
今回紹介するのは、名古屋港ガーデンふ頭が公園として整備された時からある2施設、港湾設備の博物館と圧巻の南極観測船。
横浜や神戸にも引けを取らない、名古屋港の魅力をまとめてみました。
世界とつながる名古屋港
ものづくり中部の主要港湾にある名古屋港。
その総取扱貨物量は日本一です。
輸入量の1/4がLNG(天然ガス)で、名古屋港を望む海岸線には大型のガス運搬船をよく見かけます。
また、輸出は半分が自動車であり、トヨタ自動車のある愛知県の大きな特徴です。
貿易の黒字額も東京港を抑え18年連続で1位。すごいことですね。
海に浮かぶ真っ白な帆船をイメージ『名古屋港ポートビル』
名古屋港ガーデンふ頭のランドマーク「名古屋港ポートビル」。
白い帆船をイメージして造られたこの建物は1984年に開業。
地上53mの最上階展望室からは晴れた日には遠く伊吹山や御嶽山が一望でき、観光客に人気がありますが、
3F/4Fにある名古屋港の歴史や役割、港や船に関する展示を行う『海洋博物館』も見逃せないスポット。
中でも船の操舵室をイメージした展示や、操船シミュレーターが子どもたちにも大人気なのです。
操舵室の展示場では、船員の服を試着することもでき、気分はまるで船長さん!
本当に船の中にいるような臨場感もたっぷりで、子供だけでなく大人も一緒になって楽しめる施設です。
名古屋海洋博物館
開館時間:9:30~17:00 ※12/24は21:00
夏季は9:30~19:00
GW・夏休みは9:30~20:00 ※みなと祭りの日は21:00
利用料金:大人(高校生)300円、子供(小・中学生)200円
休館日:毎週月曜日ポートビル展望台
開館時間:9:30~17:00 ※12/24は21:00
夏季は9:30~19:00
GW・夏休みは9:30~20:00 ※みなと祭りの日は21:00
利用料金:大人(高校生)300円、子供(小・中学生)200円
休館日:毎週月曜日
砕氷船「南極観測船ふじ」で観測隊隊員気分を味わう
海洋博物館と並んで見逃せないのが、1965年から18年間にわたって南極観測を支えてきた砕氷船「南極観測船ふじ」。
1985年から南極観測の資料館として名古屋港に永久係留しています。
船内は狭いのですが、船員のリアルな船内生活を再現してあります。
実際使用していたブリッジも中に入って見学ができたり、甲板に出る事もできるため、まるで隊員になったかのような気分が味わえます。
南極観測船乗組員の運転免許証も展示してあります。
“先住民のペンギンに対する交通違反“の表記がユニークですね。
展示船の外には、第一次南極観測越冬隊と参加した犬「タロとジロ」の銅像があります。
銅像の前で思わず高倉健さんの主演の映画「南極物語」を思い出してしまいました。
その横には実際に使用されていた砕氷船のスクリューも展示してあり、
この銅像の前で記念撮影されているお客さんも非常に多いです。
南極観測船ふじ
開館時間:9:30~17:00 ※12/24は21:00
夏季は9:30~19:00
GW・夏休みは9:30~20:00 ※みなと祭りの日は21:00
利用料金:大人(高校生)300円、子供(小・中学生)200円
休館日:毎週月曜日
大型船の寄港とさまざまなイベント
この日は海洋商船学校の練習船「海王丸」が寄港していました。
日本最大の帆船だけあって、カメラのフレームに治まり切らないほどの迫力。
毎年11月の中旬頃に名古屋港に寄港しており、中の見学も可能です。
名古屋港はこのようにさまざまな船が数多く寄港する港でもあります。
これら船の寄港日も名古屋港のホームページに載っています。
ガーデンふ頭の多目的広場はイベントスペースとして活用されています。
こちらも毎月何かしらイベントが行われているので、「名古屋港のホームページ」からイベントをチェックしてみてください。
名古屋港が水族館や遊園地だけではない、港湾の歴史と先人たちが海に捧げたロマンを感じられる場所であることが伝わりましたでしょうか?
是非ともこれまでとは違った視点で、名古屋港に休日のレジャーを楽しみに行かれることをオススメいたします。