名古屋駅前のシンボル『ナナちゃん人形』が、2021年11月9日(火)にどこかへ運ばれて消えてしまいました。
その理由を取材してきたので、貴重な写真とともに詳細をお伝えします。
ナナちゃん人形の歴史
ナナちゃん人形は昭和48年4月に誕生した名鉄百貨店の広報部員。
身長6m10cm、体重600kgの名駅を代表するシンボルです。
これまで自社のPR活動だけでなく、新作映画やイベント等の宣伝で多彩な変身を繰り返し大きな話題となってきました。
居なくなってしまった理由は?
ナナちゃん人形が名古屋駅前から居なくなった理由は、全身の「お化粧直し」をするため。
ずっと外に立ち続けているので当然ですが、よく見ると所々に傷がついていましたね…。
こうしたお化粧直しは平成19年以来、15年ぶり。
今回は京都府の会社にトラックで運ばれてから補修、塗装されていくそうです。
作業中の光景を撮影してきました
今回はナナちゃん人形に密着・撮影してきました。
2021年11月9日(火)15:30頃から衣装が外されて7つのパーツ(頭部~胸部/右腕/左腕/腰/尻部/右足/左足)が解体されていきます。
600kgの巨体ということで総作業人数は15名と大掛かりなものになっていますよ。
まずは左腕。
続いて右腕…
16:50頃に頭部~胸部が外されました。
それぞれのパーツにかなりの重みがあるので慎重に作業が進んでいきます…
さらに腰…
お尻の部分も外されていきます。
この時点で17:30頃ですが当初の予定よりもかなり順調に進んでいました。
こうして全てのパーツが解体されました。
通常の着替えとは異なり滅多に見ることができない光景ですね。
京都へ搬送されていくナナちゃん
ここから2tトラックで運んでいくために7つのパーツが丁寧に梱包されていきます…
運ばれたナナちゃん人形は京都府の「株式会社東洋ポリテック」で11月10日(水)の朝から「お化粧直し」が始まるそう。
解体作業が終わり、足場だけが残されました。
この時点で19:00頃。
ここからまた新たな作業が始まります。
代わりに妹の「ミナちゃん」が登場
「12月1日には帰ります。探さないで下さい。ナナ」のメッセージとともにナナちゃん人形の妹「ミナちゃん」が設置されました。
ミナちゃんはナナちゃん人形の6分の1サイズの可愛らしい妹。
2011年にオープンした「メゾン・ドゥ・ナナ」フロアをPRするために製作された名鉄百貨店の広報部員です。
「ミニナナ」から「ミナちゃん」と名付けられたそう。
妹がいることを知らない方も多いので、これをきっかけに認知度が高まりそうですね。
裏側には「私がここに立つのは激レア!会えたあなたはラッキーよ!」というミナちゃんからのメッセージ。
京都で綺麗になったナナちゃん人形は11月30日(火)の15時頃から元の場所に設置されていくそう。
作業が終了するのは日付が変わった12月1日(水)の深夜を予定しています。
リフレッシュしたナナちゃん人形は最初に名鉄百貨店の「開店記念祭」をPRすることが決まっています。
当たり前の存在だったナナちゃんの姿が見えないのは寂しくありますが、これも滅多に見ることができない貴重な光景。
ミナちゃんとともに名古屋駅前のシンボルが帰ってくるのを待ちたいと思います。
MAP
場所 | 愛知県名古屋市中村区名駅1-2-1
名鉄百貨店前 |
---|---|
不在期間 | 2021年11月9日(火)~11月30日(火)予定 |
公式サイト | ナナちゃんコレクション |