※2020.3.13更新:会期途中での中止が決定しました。
アンパンマンの作者・やなせたかし氏の創作活動の歩みを辿る展覧会『やなせたかし生誕100周年記念 やなせたかしとアンパンマン展』が、名古屋市瑞穂区の名古屋市博物館にて、2020年1月25日(土)〜3月29日(日)まで開催されます。
アンパンマンの生みの親として知られ、漫画家、 詩人、イラストレーター、絵本作家など、多岐にわたって活躍したやなせたかし氏。
その生誕100周年を記念して開催される、彼の多彩な創作活動の歩みを「アンパンマン」など代表作の絵本原画やタブロー画、 創作活動の原点とも言える漫画や、30年間編集長をつとめた雑誌『詩とメルヘン』の表紙原画などから辿る展覧会。
彼の温かい人柄やその人生観に、作品を通して触れることができるでしょう。
展覧会の内容
漫画
1953年にフリーの漫画家として独立。初期には広告漫画や成人雑誌、新聞への連載漫画を多く手がけていました。
「ボオ氏」に代表されるような漫画は世界共通で笑える漫画を目指したため台詞が全くなく、「パントマイム漫画」と呼ばれていました。
詩とイラスト
詩人やイラストレーターとしても精力的に活動したやなせ氏。
誰にでもわかるやさしい言葉でうたった彼の詩は、多くの人の共感を呼びました。
また、どこか幻想的で抒情的な雰囲気が漂うイラストは、その作風の幅広さに驚かされます。
絵本原画
子ども向け絵本の2作目となる『やさしいライオン』は、母犬と仔ライオンの種を越えた親子の愛情物語が多くの人々の心を捉え、その後数々の絵本の出版依頼がくるきっかけの作品となりました。
『やさしいライオン』を中心に絵本原画を紹介します。
アンパンマン誕生
1969年、大人のためのメルヘン集のなかでひっそりと産声をあげたアンパンマンは、1973年に幼児向けの絵本として発表されると、子どもたちの心をつかみ大人気となりました。 国民的キャラクターとなったアンパンマンはどのように誕生したのか?そのひみつを紹介します。
アンパンマンタブロー画
1996年に開館した「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」に飾るために制作されたアンパンマンたちのタブロー画は、やさしいタッチで、1枚1枚がまるでストーリーを想像しながら楽しめる絵本のよう。大きなキャンバスに広がるアンパンマンの世界をお楽しみください。
大人から子どもまで楽しめる展覧会になりそうです。この冬、親子ではじめての展覧会デビューをしませんか?
MAP
場所 | 名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1 名古屋市博物館 |
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期間 | 2020年1月25日(土)〜3月29日(日) ※新型コロナウイルス感染防止のため、2月29日(土)〜3月13日(金)まで休止となります。 9:30〜17:00 ※入場は16:30まで ※休館日:毎週月曜日(祝休日の場合はその直後の平日)、第4火曜日 |
料金 | 一般:1,300円(1,100円) 高大生:900円(700円) 中学生以下無料 ※カッコ内は前売、20名以上の団体料金 ※高大生・中学生は学生証等の提示必要 |
公式サイト | やなせたかし生誕100周年記念 やなせたかしとアンパンマン展 |