トヨタ自動車・コメダ珈琲店・KDDIの3社は、自動車の運転中の「ながらスマホ」を防止するためのスマートフォンアプリ『Driving BARISTA(ドライビング バリスタ)』の提供を発表。
2016年の秋の交通安全週間に合わせ、9月20日(火)より期間限定/愛知県内限定でサービスを開始しました。
大手3社が協力する日本初のながらスマホ抑止アプリ
近年社会問題となっている「ながらスマホ」。中でも自動車の運転中に片手でスマートフォンを操作することは非常に危険であるにも関わらず、アメリカの大手通信事業者・AT&Tの調査結果では、運転中のながらスマホ経験者は70%を超えるといいます。
ながらスマホ運転を抑止するプロジェクトが全国に先駆けてスタートするのが、交通事故対策が急務となっている愛知県。
愛知県は2015年まで13年連続で交通事故の死亡者数が全国一、平成27年の人身事故件数が44,369件、自動車運転中の携帯電話使用等違反の検挙数についても県内で50,101件となっており、ドライバーが運転中はスマホを操作しないようにするという意識改革を啓蒙する必要があるため、地元企業であるトヨタとコメダ、そしてKDDIが立ち上がりました。
自動車メーカー、通信、飲食が連携してアプリを活用した交通安全の取組みを実施するのは、日本国内初の試みとなります。
どんな風に使うアプリなの?
「Driving BARISTA」は、App Store(iOS)およびGoogle Play(Android)にてすでに配信が開始されています。アプリの価格は無料。
アプリを起動して、運転開始前に「START」ボタンをタップ。
スマホ本体は画面を下向きにして、車内の水平な場所に置く必要があります(縦置きなどは不可)。
そのまま走行を開始すると、走行距離がアプリ上で蓄積されていきます。
(画面上ではコメダのコーヒーが一滴一滴ドリップされています)
停車した状態で画面を上向きにし、「STOP」ボタンをタップするとここまでの走行距離が記録されます。
累計距離が100km(2回目以降は200km)に達すると、コメダ珈琲店の店舗で使えるクーポン券をゲット。
ブレンドコーヒーまたはアイスコーヒー1杯と引き換えることが可能です。
もしも走行中に画面を見てしまうと、ながらスマホをしたとみなされ、走行距離の蓄積は失敗。
STARTしてからの走行距離はリセットされます。
アプリに関するFAQまとめ
一気に100km(もしくは200km)走らなければいけないの?
累計で100km(200km)に到達すればOKです。
測定を終了させる時には停車した状態で「STOP」ボタンを押さなければいけない点に注意が必要です。
愛知県内でしか使えないの?
走行距離の蓄積は愛知県内のみで可能です。
GPSにより愛知県外に出たと判定された場合、一旦蓄積は中断されますが、愛知県内に戻ってきた時点で再開されます。
2016年秋の期間中は愛知県のみで効果を試験し、今後は他の地域への展開も検討しているとのこと。
期間はいつからいつまでなの?
◆走行距離の蓄積期間
2016年9月20日(火)~2016年10月6日(木)
◆コメダ珈琲店でのクーポンへの交換・利用期間
2016年9月20日(火)~2016年10月31日(月)
車以外(電車/バス/徒歩)では距離は蓄積されないの?
アプリはGPSとジャイロセンサーを使用しており、
時速10km以上80km以下で移動した場合、走行距離が蓄積される形になります。
ただし、水平に近い状態でスマートフォンの画面が下向きになっている必要があります。
どのスマートフォンに対応してるの?
iOS9以上/Android 5.0以上、ジャイロセンサーを搭載したスマートフォンに対応しています。
どこのコメダ珈琲店で引き換えできるの?
愛知県内のコメダ珈琲店の約9割の店舗で引き換え可能です。
詳細な店舗リストは以下を参照してください。
「Driving BARISTA」のコメダ珈琲店クーポンご利用可能店舗一覧
また、アプリ内の「SHOP INFO」より確認することも可能です。
コメダ珈琲店で引き換えできる時間は午後12時以降のみ、上限杯数は合計15万杯分となっていますのでご注意ください。
ダウンロードリンク
以下のリンクからダウンロードしてください。
【iPhone】Driving BARISTA – App Store
【Android】Driving BARISTA – Google Play