『サザエさん生誕70年記念 よりぬき長谷川町子展』松坂屋美術館で開催。

イベント

国民的マンガ『サザエさん』の作者・長谷川町子の生涯と、その創作世界を詳らかにする回顧展『サザエさん生誕70年記念 よりぬき長谷川町子展』が、中区・栄の松坂屋名古屋店南館7F・松坂屋美術館にて、2017年4月29日(土・祝)〜5月24日(水)まで開催されます。

● 長谷川町子の作品とその生涯に迫る初の大展覧会

画像引用元:http://www.asahi.com/event/machikoten/ © 長谷川町子美術館

日本を代表する国民的マンガ「サザエさん」の生誕70年を記念して行われる全国巡回展。
近代日本の文化史にも燦然とその名を刻むサザエさんを生み出した長谷川町子の、日本で初めてといわれる女性漫画家として生きた生涯、時代背景や、あまり知られていないサザエさん以外の作品群なども含め、彼女の功績、そしてそのこころざしや感性に徹底的にクローズアップする初の展覧会です。

画像引用元:http://www.asahi.com/event/machikoten/ © 長谷川町子美術館

会場では、朝日新聞などで連載された4コマ漫画「サザエさん」から厳選した100枚の原画を展示するほか、
記念すべき初めての連載漫画「チャッピーフーチャン」、『少女倶楽部』に連載した「仲よし手帖」、さらには小学館や講談社の雑誌のために戦時下に描いた漫画など、初公開を含む作品の数々を展示。
特に、14歳の時に「のらくろ」で知られる田河水泡のもとに弟子入りを志願しに行った際に持参したスケッチブックは実に貴重な品であり、必見です。

画像引用元:http://www.asahi.com/event/machikoten/ © 長谷川町子美術館

また、「サンデー毎日」で1957年~1965年まで連載された短編漫画「エプロンおばさん」や、
1966年~1971年まで連載された4コマ漫画「いじわるばあさん」も紹介。
世相や風刺をふんだんに取り入れたり、温かみのあるヒューマニズムとはまた違った人間味をもったキャラクターを描いたりと、彼女の作品性の幅の広さにも触れられます。

他にも、彼女のレトロでかわいらしい人形が登場するイラストから再現した部屋の展示や、マンガが読めるコーナー、フォトスポットなども設置。またオリジナルグッズショップでは、作品がぎっしり詰まった図録をはじめ、Tシャツやてぬぐい、菓子類なども豊富に販売されます。

子どもから大人まで幅広い人達が楽しめそうな展覧会です。ぜひ足をお運びください。

MAP

場所 名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店南館7F 松坂屋美術館
期間 2017年4月29日(土・祝)〜5月24日(水)
10:00〜19:30
※最終日は18:00閉館 ※入館は閉館30分前まで
料金 一般:900円 大高生:700円 中学生以下無料
公式サイト よりぬき長谷川町子展|松坂屋美術館