でっかい煮豚に驚き！地元食材を使った碧南市の古民家風カフェ『大清庵（だいせいあん）』

新川大清商店の倉庫を改装して誕生

『大清庵』は工務店と材木屋を営む新川大清商店の建材倉庫を改装して2022年5月8日にオープンしたカフェ。お店の場所は碧南市鶴見町で名鉄三河線の北新川駅、新川町駅どちらからも徒歩10分くらいの距離になります。車でお越しの場合はお店の前と徒歩1分の場所に第2駐車場（詳しい場所は左手蔵の壁面に案内看板が出ています）がありますのでそちらをご利用ください。

正面の暖簾のかかった古民家風の建物が『大清庵』。

店内は新川大清商店が取り扱う古材の梁（はり）や日本家屋で使われる建具などを使い建築。

通路上の吹き抜けの照明は色合いや配置は現代風（通路なので撮影会はNGですよ）

窓の外からはお庭の風景を眺める事が出来ます。

また二階席には一般席の他に19世紀イギリス芸術家 ウイリアム・モリスが残したデザインのテキスタイルをあしらった完全個室の特別ルーム（別途料金2時間1,000円〜、要電話予約）があります。

でっかい根菜と煮豚が入ったのせ汁がインパクト大！「大清庵のごはん」に注目

最初に紹介するのがランチタイム（11時〜15時）にいただく事ができる「大清庵のごはん（1,500円）」。

席に料理が届けられるとまず目を引くのが根菜ゴロゴロでっかい煮豚のせ汁。
大きなお椀の中に溢れそうになるほどの大きな具材がたっぷり。その中でも煮豚の存在は圧倒的で箸先でつまむというよりは箸全体でガシッと掴むといった感じの大きさ。

口に頬張った時の満足感に思わず笑みも浮かびます。

具材の煮豚の肉は「タケシタミート」の西尾おいんく豚、三角揚げは創業昭和十年の「にこや」、野菜は地元野菜を使用。お汁は西尾「鈴木商店」の無添加天然かつお節、かくし味に「七福醸造」の白だしと「九重味淋」の九重櫻を使用と地元の食材や調味料をふんだんに使った一杯。

ごはんは鮭・梅・おかかまぶしから「選べるおにぎり2個」または碧南の郷土料理「にんじんごはん」のどちらかを選べます。今回は「にんじんごはん」をいただきましたが碧南名産の人参の美味しさをたっぷりと噛みしめる事が出来るご飯でした。

ちなみにおにぎりは「一色丸駒産業」の青混ぜが入った海苔、塩も「足助直し」を使用しているとのこと。

他には「加藤周松商店」の新鮮玉子と「丸久水産」のしらす干しを使った「じゃこ入りだし巻き玉子」、その時々でメニューが変わる「小鉢」、玄米茶も西尾・杉浦盛香園と碧南市や西三河の周辺地域の食材を徹底して使用。

１つのメニューでここまで地元にこだわる事が可能なメニューも珍しい気もしますが、それだけ碧南や西三河には地元に愛される様々な食材や企業が溢れているという事ですね。

ちなみにこちらの「大清庵のごはん」は1日限定25食。早めに売り切れてしまう事もあるのでどうしても食べたい方は11時から提供可能ですのでお早めに。

スイーツは別腹！という方にはプリンもオススメ！

食事だけでもお腹いっぱい！となってしまいそうですが、スイーツは別腹という方にオススメしたいのがスイーツ。

ティータイムも楽しめるようにとドライブルーベリーが入った「大清庵のチーズケーキ」をはじめ各種ケーキがラインアップしていますが、今回は「加藤周松商店」の新鮮玉子を使った「大清庵のプリン（350円）」をいただきました。

やさしくなめらかな口当たり、コクと程よい苦味があるカラメルが特徴の甘すぎず重たくないプリンなので食後のスイーツとしては最適。プリンメニューは他に抹茶プリン、ほうじ茶プリンがありこちらは日替わりで登場するとのこと。

ちなみに、かわいい彩りのスイーツを楽しみたい！という方には「つめた〜い五色の白玉ぜんざい（750円）」がオススメ。

もっちりとした一粒一粒食べ応えのある白玉は定番の白の他に緑（抹茶）、紫（紫芋）、黄（マンゴー）、ピンク（いちご）と味わいも異なります。やさしい甘さの小豆は食べやすく食後のスイーツにもピッタリ。

ぜんざいのお口直しといえば塩昆布や漬物ですが、大清庵ではスッキリとする酸味のキャロットラペを提供。香りたつ西尾杉浦盛香園の玄米茶もついてきます。

スリーピングローズとレモングラスを使った程よい酸味がある「ハーブティー（500円）」や地元和菓子店で大清庵の隣にある「ときわ木」のお菓子が味わえる「ときわ木さんのお饅頭セット（500円／ときわ木 営業日のみ注文可）」などもあり周辺エリアをぐるっと回った後のティータイムにも十分活用出来ます。

モーニングからティータイムまで時間帯でメニューが変わる

『大清庵』は朝9時からオープン。時間帯によって食事メニューが以下のように変わります。

モーニング：9時〜10時30分
大清庵のごはん：11時〜15時／限定25食
和風キーマカレー：11時〜18時／限定10食
トーストメニュー：9時〜11時、14時〜18時
元気プレート：9時〜18時／限定10食

地元食材を使った美味しい料理を食べた時、どこの食材や調味料を使っているか気になるという料理好きの方は是非『大清庵』の帰りに近くのお店や直売所にも立ち寄ってみるという楽しみ方も出来ますよ。

営業時間は9時〜19時（ラストオーダーは18時）、定休日は木曜日。地元に人気のお店のため混雑が予想されます。お時間に余裕をみてお越しください。

もし混雑していた場合は『大清庵』のお隣、向かって左手の蔵の形をした建物の1階に新川大清商店が取り扱う古材の梁（はり）や建具が販売、

2階には食器や置物などを扱う『古道具HAKUTE』が営業していますので待ち時間や食後に是非訪れてみてください。古き良きものに触れられますよ。