今池の映画館が蘇る『ナゴヤキネマ・ノイ』3月16日に開館。

今池の新たなミニシアター『ナゴヤキネマ・ノイ』

『ナゴヤキネマ・ノイ』があるのは「地下鉄東山線・桜通線 今池駅」9・10番出口から西へ徒歩3分ほどの「今池スタービル」。

入口がいくつか分かれているため、今回はビル南方面・画像左側から館内に入ります。

ビル内に入ると、このようなエレベーターと階段があるので目印にしてください。

2階に上ると『ナゴヤキネマ・ノイ』に到着。
1982年から約41年愛された「名古屋シネマテーク」の元スタッフが立ち上がり、同じ場所に復活オープンさせた形です。

クラウドファンディングでは目標を大きく上回る約2,700万円が集まったため、その歴史を守りながらも作品をより快適に楽しめる造りにしています。

『ナゴヤキネマ・ノイ』の「ノイ」とはドイツ語で「新しい」を意味する言葉。

「はじめて観る映画や懐かしい作品と出会い、今後とも映画館に親しんでいただければ」という想いも込められているそう。

1スクリーンで座席数は計40席。

商業施設などの映画館とは異なる規模の暖かい空間。
ミニシアターに馴染みのない方々には新鮮に思えるのではないでしょうか。

改装にあたって全ての座席を取り外し、シート・壁紙は全て張り替えています。

スピーカーは新しいものを使用していますが、上映用デジタルプロジェクターに関しては数年使用した後に新たなものに取り替える予定です。

開館直後の上映スケジュール・料金

『名古屋掖済会病院』ER(救命救急センター)を取材したドキュメンタリー映画「その鼓動に耳をあてよ」を、こけら落としに3月16日(土)から上映。

初日の2部[10:50～／13:10～]に関しては上映後に舞台挨拶が予定されています。

国内のドキュメンタリーだけでなく、2024年4月5日(金)までは「カール・テオドア・ドライヤーセレクション Vol.2」として、ミカエル、あるじ、裁かるゝジャンヌ、吸血鬼、怒りの日、奇跡、ゲアトルーズなどを上映。

リピーター向けの「ナゴヤキネマ・ノイ会員(年会費:￥2,000)」に、オンライン予約システムも用意。
入場料金は「当日一般:￥1,800」など様々な価格設定が設けられているため、詳細は公式サイトをご確認ください。

支配人にお話を伺いました

『ナゴヤキネマ・ノイ』支配人、永吉直之さんにお話を伺いました。

映画文化を長年発信してきた「名古屋シネマテーク」を受け継ぐ『ナゴヤキネマ・ノイ』。
動画配信サービスなどによって作品に触れる機会は増えていますが、映画作品に集中して鑑賞できるミニシアター独自の空気感は非常に貴重。

以前からのファンの方はもちろん、新たな体験の場として若い世代の方々にも足を運んでみてほしいスポットです。