名古屋味噌おでんの名店!伏見『島正』の名物「どてオムライス」がウマウマなんだが…

グルメ

名古屋の味といえばなんといっても「味噌」!
「味噌煮込み」「味噌カツ」はもちろんのこと、「味噌おでん」も名物としては外せませんよね。

そんな味噌おでんの名店、中区・伏見にある『島正(しましょう)』をご紹介しましょう!!

創業70年以上にもなる超老舗店。
八丁味噌の味を楽しめる味噌おでんはもちろん、ちょっと変わり種な名物のご飯ものメニューも忘れてはいけません・・・

戦後の屋台発祥の老舗で味わう名物「味噌おでん」…もとい「どて焼き」

地下鉄「伏見」駅4番出口から南東へ。
伏見通の一本東の筋「桑名町通」沿いの角にお店はあります。

お店の営業は夜の時間帯のみ、また土日祝休みで平日のみの営業という点に注意です。

店内はコの字型のカウンター20席。
常に酒好きの呑兵衛たちが集まり待ちが出来ることも多いですが、回転は早めです。

元々は戦後の昭和24年、『きむらや』という屋台が発祥。
当時人気俳優の島田正吾氏が来名した際よく利用していたため、「”島正”の店」と呼ばれるようになり店名を改めたのだとか。

看板メニューは八丁味噌で煮込んだ名物「味噌おでん」…いやこの店では『どて焼き』という名前で呼ばれています。

酒類は日本酒、焼酎のほか、ビールやハイボール、ワインなども提供されており、あらゆる味噌とのマリアージュが楽しめるわけですね。

黒々とした名物・どて焼き&味噌串カツを味わう

どて焼きは豆腐・こんにゃく・大根・玉子・里芋・牛スジの6種類があり、『盛り合わせ』(1,200円)をオーダーするとそれぞれ1個ずつ味わうことが出来ます。

黒々とした色合いは味噌にしっかり浸かっている証。
味噌のコクと旨みを感じられながらも、意外とすっきりしているのが特徴的です。

具がとにかくデカめ!ですが、特に大根は超極厚。
なんと10日もかけて作るため芯までしっかり火が通っており、柔らかくジューシー。

牛スジは小鉢に入って登場。
とろみと歯ごたえのバランスが良いむにむにっとした食感が◎です!

こちらは『味噌串カツ』(1本 150円)。

味噌の鍋の中にドボンと浸けて提供する名古屋スタイル。

衣がとにかくふわっふわ。
まろやかな味噌の口当たりと非常にマッチしていますよ。

ふわとろ卵と味噌が一体化!名物「どてオムライス」

そして丼物料理として隠れた人気メニューがこちらの『どてオムライス』(800円)。

白ご飯の上に牛スジ、青ネギ、オムレツをのせ、八丁味噌をとろ〜りと一かけ。
変わり種であるはずなのに、見た目から思わず垂涎してしまうのは、名古屋人としての性なのか・・・

オムレツは洋食屋で食べるそれのようないわゆる「ふわとろ」な仕上がりで、思わず感服!

ふわとろ卵とまろやかな八丁味噌が想像以上にマッチしており、なんだか一体感すら感じる発明と呼ぶべき逸品!
ゴロゴロした牛スジのボリューム感もあり、シメにぴったり。

半熟卵がたまらん…「どてめし」もおすすめ

シメにぴったりといえばこちらの『どてめし』(写真は大サイズ:750円)もおすすめ。

牛すじと青ネギ、さらに半熟卵がのっかった丼で、「どてオムライス」のオムレツが半熟卵に差し替わったものともいえそう。

この黄金とも呼べなくもない色合いの半熟卵がとにかくニクい!
ぷにぷにとした弾力の白身をぶち割ると・・・

とろ〜りとした黄身があふれ出す!
元々まろやかな牛スジどて焼き&味噌にさらにまろやか成分が加わり、とんでもなくまろやかな代物として完成するのです。

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その他にも串焼きやポテトサラダなどの一品料理も提供。
一人呑みは当然のことながら、メシ系をガッツリ食らう一人飯スポットとして利用している人も少なくなさそう(?)。
この店の味噌料理を食べずして、ナゴヤの夜は終われないのだ_

 

※メニューや価格、店舗情報等は変更となる場合があります。

MAP

場所 名古屋市中区栄2-1-19
営業時間 17:00~22:00
定休日 土曜・日曜・祝日
公式サイト 島正