高架下に連なる酒場_
列車の走る音を聞きながら、ビールと旨いつまみに酔いしれる場所。
東京ではよくある風景ですが、名古屋ではごく限られた場所にしかありません。
そんな独特の雰囲気の高架下酒場が集まる場所が、鶴舞です。
鶴舞駅から最も近い赤提灯『居酒屋はなちゃん』は日が暮れれば夜毎サラリーマンや学生達が集まるお店。
表向きには少し見えにくい鶴舞高架下の魅力を、ほんの少しご紹介しましょう。
鶴舞ガード下に揺れる赤提灯
JR「鶴舞」駅の西口を出てガード下沿いに少し歩くと見えてくる「居酒屋はなちゃん」。
ザ・居酒屋な赤提灯と「おでん」の文字に、仕事帰りの呑兵衛の心は揺らぎます。
酒瓶が並ぶカウンターと、奥にはテーブル席。
若干ディープな印象もありますが、お店全体を包む昔ながらの温かみを感じられるでしょう。
二階には座敷席も。
サラリーマンの宴会や学生の飲み会にもよく利用されているのだとか。
安くて美味い自慢の「おでん」
カウンターに座りビールと共につまみを注文。
お店の一番の自慢の料理はやはり「おでん」。
鍋の中でぐつぐつと煮込まれたおでんをおまかせで器に盛ってくれます。
『おでん盛り』はおまかせ5種で500円(+税)。
味噌か辛子を選んでつけて食べられるが、こだわりの濃厚味噌がおすすめ。
大きな大根が特にジューシーでたまらない!
ここまでの分厚さにもかかわらずしっかり出汁を吸っています。
シンプルながらもクセになる家庭的な料理の数々
おでんの他に人気のメニューを大将に聞いてみると、出てきたのがこの『やみつきピーマン』。
細かく刻んだピーマンと塩昆布をごま油とからめた一品。
ごくシンプルながらまさしくやみつきになる味で、これを目的に来る常連客もいるというほど。
『鮭とば貝ひも』はビール片手に最初から最後までつまみたくなる一品。
そして老若男女問わず人気のあるメニューがこの『とり天ぽんず』。
鶏肉を唐揚げにせず天ぷらにして、なおかつゆずポン酢を全体にからめることでさっぱりと味わえる一品。
ガッツリ感がありながらも、揚げ物のアクの強さをそこまで感じないバランスの良さで、高齢の方にも人気なんだそうですよ。
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そしてこだわりおでんと家庭料理にはキリンラガービールがよく似合う。
クラシックラガーはコクと苦味そして余韻が深く、名古屋で飲むのに最適な一杯です。
あったかい家庭料理とビールでほろ酔いになってくると、カタコトと鳴る電車の音にも情緒を感じる…
通いつめて思わず第二の家にしたくなる、そんな心地良さがここにはあるのです。
◆取材協力/キリンビール株式会社
MAP
場所 | 名古屋市中区千代田5-23-40 |
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営業時間 | 月〜金:16:00〜24:00 土:15:00〜24:00 |
定休日 | 日曜日 |
公式サイト |