名古屋にカレーの人気店は数多くあれど、意外性という側面からチョイスするならば、東区・白壁にある『珈琲 門(もん)』は外せないでしょう。
表向きにはどこにでもありそうな喫茶店という風体でありながら、カレーに関しては喫茶店カレーの領域を超えたこだわりぶりを持ったお店。
今回は人気の高いフォトジェニックな「モーゼの十戒」的カレーと、他にはないやや変わり種のメニューをご紹介していきましょう。
カレーファンから一目置かれる喫茶店
国道41号線「東片端」の交差点を北に進むと、飲食店が一列にずらりと並んだ界隈が見えてきます。
その中の一軒が今回ご紹介する『珈琲 門』。
中に入ってみると、白を基調としたシンプルな内装。
カウンター席とテーブル席が並び、光が差し込みゆったりのんびり珈琲が飲める喫茶店といったかんじ。
実はこのお店、1957年に中区で創業した老舗の喫茶店。
この場所には2009年に移転したため、店舗自体は新しいんですね。
外から見ても中に入ってもごくごく普通の喫茶店としか思えないこのお店。実はカレーで一目置かれる店なんです!
一般的な”喫茶店カレー”の領域を超えたこだわりをもった一皿を提供しており、通年提供の『門特製カレーライス』や季節限定カレーなどの評判が高く、カレーを食べるためにここにやってくる人も数多く存在するんですよ。
モーゼ的カレー&ハヤシライスのハーフ&ハーフ
まずこちらは一番人気のメニュー『ハーフ&ハーフ』。
代表作『門特製カレーライス』と『チキンハヤシライス』のあいがけです。
一緒についてくるのはコールスローサラダとなぜか飲むヨーグルト。
濃いめの色の洋風カレー的な見た目をしているのが『門特製カレーライス』。
具がたくさん見えるやや赤っぽいのが『チキンハヤシライス』ですね。
なんといっても皿の中央で薄焼き卵で包んだ白米がカレーとハヤシを分けているのがポイント。
結構写真映えもするのでインスタなどにもちょくちょくアップされています。
カレーをごはんで堰き止める「ダムカレー」というものが存在しますが、こちらのカレーはいわば「モーゼの十戒カレー」とでもいいましょうか。
カレーは野菜や果物の旨味、そして甘味が凝縮されています。
そして甘口?と思わせておいて後からスパイスがひりひりと追ってくるのがポイントです。
ハヤシライスの方はなかなか珍しいチキンが入ったもので、さっぱりとしていながらもコクを感じます。
そしてどうしてもやってしまいたくなるのが『ごはんの決壊』。堰き止められていたカレーとハヤシが邂逅した時、また新たな深みのある味わいが生まれるんですねー!
カレー×チーズ×生パスタのハーモニー「カレーパスタ」
続いてこちらは隠れ人気メニューの『こんがりチーズのカレーパスタ』。
カレー+パスタの組み合わせというと名古屋近辺では「インディアンスパゲッティ」なるメニューもよく見かけますが、
こちらはそういったものとは大きく異なり、平打ちの生パスタの上にカレー、さらに結構な量のとろけるチーズがかかっているという独特なメニュー。
カレーは「門特製カレーライス」と同じものを使っているので結構スパイシー。パスタのモチモチ食感とこんがり焼かれたチーズの食感があわさってたまりません!
カレー好き、パスタ好き、チーズ好きと各方面のファンにぜひとも味わってほしいですね。
ちなみに皿の横にさら〜りとついてくるのが「マリーシャープス」の大辛ハバネロソースの瓶。
普通の喫茶店なら「タバスコ」が出てきそうですが、そうくるか!って感じです。辛いもの好きの人は適量かけてみるといいかもしれません。
実は超人気!限定カレーも見逃せない
ここでご紹介した以外にも、月に三日間しか提供されないという『牛すじ煮込みカレー』も非常に人気なのです。
和牛をじっくりと煮込んだ自家製牛すじを煮込んだカレーはマニアをも唸らせる絶品!
毎月の最終木・金・土に提供される場合がほとんどですが、詳しくは珈琲門のホームページやfacebookページを確認するといいです。
さらに季節ごとに限定のカレーも提供されるのでそちらも併せて要チェックです。
食事系メニューは11:00〜提供開始、パスタは11:00〜15:00までとなるので注意してください!
※メニューや価格等の情報は2018年10月時点のものであり、変更となる場合があります。
MAP
場所 | 名古屋市東区橦木町1-15 橦木ビル1F |
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営業時間 | <水~金> 8:00~18:30(L.O 18:00) <土・日・祝> 9:00~17:30(L.O 17:00) <月> 8:00〜17:30(L.O 17:00) |
定休日 | 火曜日/第1・第3水曜 |
公式サイト | 珈琲 門 |