喫茶店大国・名古屋。
近年は「コメダ珈琲店」のようなチェーン系喫茶の台頭がめざましいが、そうではない個性派喫茶店の存在にも事欠かない。
今回はご紹介するのは、名古屋市東区にある『カフェテラスダッカ』。
ここは『デカ盛りの聖地』として知られており、大盛はもちろん、普通盛りでもてんこもりなボリュームにしてしまう粋な計らい(?)を見せてくれるナゴヤらしさを感じる店だ。
テレビ出演多数!住宅街に佇む「デカ盛りの聖地」
「ダッカ」があるのは、東区の代官町。
公共交通機関で行った場合、地下鉄桜通線「高岳」駅もしくは「車道」駅が最寄りで、どちらからも徒歩10分程度かかる。
その外観からは、閑静な住宅街に佇む普通の昭和的喫茶店に見える・・・
・・・ことはなかった。
入口横に鎮座するマネキン人形のご婦人の存在があまりにも異様すぎるのだ。
彼女の存在が、現代のこの空間に一陣のモードな風を吹かしているとともに、
「このお店はほかのお店とはちょっと違うよ」ということを暗に仄めかしているようでもあるのだ。
こちらのお店は創業40年にもなる老舗店。
テレビなどのメディアにも頻繁に登場しているが、
そのほとんどが【デカ盛り】【メガ盛り】系の企画での出番となっている。
レポーターやお笑いタレントが運ばれてきた料理を見て目が点になるパターンが多いが、
ガチのフードファイター系の方々が登場するパターンもある。
よってこのお店で「大盛」「特盛」といったサイズのメニューをオーダーはよっぽど胃袋に自信のある人しかおすすめできない。
生半可な大食漢が軽い気持ちでオーダーするのはあまりにも危険すぎるのだ。
今回は、常人の腹に収まる範囲のメニューを紹介していきたいと思う。
カレーの滝が流れ落ちるてんこもりメニュー「ピラフバーグ」
こちらのお店を代表するエピックかつフォトジェニックなメニューといえばこちら。
『ピラフバーグ』(1,100円)。
運ばれてきて『あのー、普通盛りたのんだんですけどー。』などとお店の人を呼んだりしてはいけない。
これが普通盛りなのだ。
端っこで縦向きに立てかけられたハンバーグと、そこに流れ落ちるカレーというダム的な構図も見逃せない。
中央のとにかくてんこ盛りに盛られたピラフは、どちらかというとチャーハンに近い。
パラパラ系で食べやすく、ほんのりとバターの香りが効いている。
ハンバーグは、ふわっとしたすり身のような食感が独特。
ハンバーグカレーとピラフに気を取られていると、盲点的に山盛りになっているキャベツを食べるのをうっかり忘れてしまうため、節々で処理していくのを忘れないようにしたい。
うう・・・すげえ胃袋がはちきれそうだ・・・
普通盛りでも一般的なお店の2人前ぐらいの量はあるため、大盛がいかにヤバいかは想像がつく。
ボリュームもお味も満点!な「イタリアンスパゲッティー」
そしてさらにおすすめの名物メニューがこちらの『イタリアンスパゲッティー』(850円)。
鉄板の上に玉子が敷き詰められたナゴヤ的スタイル。
これも普通盛りだが、なかなかのボリューム感!
半分に切られたロングソーセージとグリンピースの構図が美しい。
粉チーズをふりかければ、この上ない美しさをたたえた至高の名古屋グルメの完成である!!
食べてみると、とにかくケチャップ感が濃厚で非常にまろやか。
玉子はしばらく時間が経ってもふわふわな質感を残している。
ソーセージもとってもジューシー!!
デカ盛りというと、”量が多いだけで味はそこそこ”というイメージがなんとなくあるかもしれないが、こちらはそんなことはなく最後まで美味しくいただけるのがうれしい。
お値段もそこまで高くないため、むしろ「コスパめし」ともいえるのではないだろうか?
店主とのガチンコバトル!「チャレンジメニュー」
通常オーダーできるのは普通盛りか大盛のみだが、その上をゆくボリュームの「チャレンジメニュー(特盛)」というものも存在する。
これらのメニューは大盛を完食した者しかチャレンジが許されない上に、一人でのチャレンジ、持ち帰り禁止の条件つき。
さらに「完食できなかった場合は店中に聞こえる大きな声で謝らなければならない」という罰ゲームまであるのだ・・・コワーーーーイ!!!!
われこそは、という方はチャレンジしてみては・・・???
*
ちなみに食事系メニューに関しては、デカ盛りはもちろんフツ盛りであっても11時からの提供となるため注意が必要だ。
※メニューや価格等の情報は2019年11月時点のものであり、変更となる場合があります。
MAP
場所 | 名古屋市東区代官町31-5 |
---|---|
営業時間 | 7:00〜16:00 ※食事メニューは11:00から ※モーニング:7:00〜10:30 |
定休日 | 日曜日・祝日・年末年始 |
公式サイト | カフェテラスダッカ(facebookページ) |