鎧を身にまとった人間を通じて表現する『野口哲哉展 THIS IS NOT A SAMURAI』が9月18日(土)より開催

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遊具にまたがる、ヴァージナルを演奏する、ハートを描くといった鎧姿の人々を通じて独自の世界観を表現する現代美術作家 野口哲哉さんの作品展『野口哲哉展 THIS IS NOT A SAMURAI』が2021年9月18日(土)〜11月7日(日)まで刈谷市美術館にて開催します。

鎧と人間を組み合わせた視点で表現する野口哲哉の世界

《WOODEN  HORSE》2020年 高松市美術館蔵

野口哲哉さんは鎧と人間をテーマに、現代性や人間性を問いかける現代美術作家。
人物、鎧兜ともに、化学樹脂などで精巧に作られた彫像が魅せる世界は、侍への先入観を取り払ったユニークな作品。

《17C ~音楽の寓意~フェルメールに基づく》2017年

しかし、兜の向こうに見えるのはどこか物悲しい表情や仕草。
そんな心吸い寄せられる興味深い作品の数々が今回紹介する『野口哲哉展 THIS IS NOT A SAMURAI』にて展示されます。

THIS IS NOT A SAMURAI」これは、侍ではない

《Clumsy  haert》2018年

展覧会のタイトルにも掲げられているように、この作品の人物は「侍」ではなく「人間」。
公園の遊具にまたがり、高級ブランドロゴ入りの甲冑を身にまとう人々は目まぐるしく移り変わる文明の中で、それらに柔軟に適合してきた人間の姿が表現されています。

感情の表現も喜怒哀楽とはまた違う、精細な表情と仕草。リアルに表現された鎧をまとった人々の姿が印象に残ります。

野口哲哉さんは「人間は柔軟な生き物。環境に適合する中で鎧兜や武具を発達させてきたし、必要なくなればそれを捨てる事が出来る。条件さえ整えば、驚くほど残酷にもなるし、逆に驚くほど優しくもなれる。良い部分も悪い部分も含めて、人間の柔軟性に希望を見出したいです」と語る。

表現された彫刻や絵画などの作品約180点の展示が予定されています。

思わず注目を浴びるグッズも販売

会場では野口哲哉展の図録やグッズも販売。
図録(3,000円)では作家自らがコラム、作品解説を執筆。新作やメイキングの図版、英訳も充実しているので作品をより深く理解させてくれる一冊です。

メタルフィギュア

グッズは作品のビジュアルを印刷したポストカード(各種150円)やポスター(3枚セット4,500円)、作品の原型を合金に置き換えたメタルフィギュア(各種1,650円)といった部屋に飾って思わず見入ってしまうアイテムがラインアップ。

チケットファイル

また、マスクケースにもなるチケットファイル(各種380円)やメモ帳(各480円)などのステーショナリーグッズ

トートバッグ

にこっと笑った侍のイラストがかわいいトートバッグ(3,300円)やTシャツ(2,600円)といったグッズも会場にて販売されます。

学校や職場、さらには街中で「えっ?侍?」と注目を浴びるグッズになりそうです。
グッズは展覧会公式サイトにて紹介されておりますので来場前に是非計画を立てておきましょう!

MAP

場所 刈谷市住吉町4丁目 5番地
期間 2021年9月18日(土)〜11月7日(日)
午前9時から午後5時
※入館は午後4時30分前まで
休館日 月曜日(9月20日は開館)、9月21日(火曜)
料金 一般1,000円、学生800円、中学生以下無料
※前売券、団体料金の設定はありません。
※身体障害者、精神障害者保険福祉、療育の各手帳所持者及び付き添いの方(1名)は入場無料。入館の際に手帳をご提示ください(ミライロID可)
公式サイト 野口哲哉展 公式サイト
野口哲哉展 公式Twitter
刈谷市美術館