名古屋を世界の観光都市にするべく、400年前から甦った武士集団、名古屋おもてなし武将隊®。
そんな武将が勧めたい、行きたいお店・事柄を不定期でご紹介していく“名古屋瓦版”。
此度お届けするは儂、陣笠隊「踊舞」でございます。
いやぁ~、皆寒そうにしておるのぉ~。
体が冷えてまってはいかんので、体の中から温まろうと、なごやめしの中でも癖になる味でヤミツキになる定番「台湾らーめん」を求めて、『味仙 矢場店』までやってまいりました。
やってきたのは、大津通りの矢場町の交差点を西に行った、若宮大通り沿いにある黄色地に赤色の文字の看板が存在感のある「味仙 矢場店」。
早速店に入ってまいると、其処はまるで台湾の食堂に迷い込んだようじゃな。・・・あぁ~、台湾遠征を思い出すのぉ~。
とっても広い店内は、なんと1階・2階・3階の全てあわせると300席以上が用意されておるとの事。
店主の早矢仕殿によると、
「それでも、年末年始やゴールデンウィーク、お盆など休日は満席になって列が出来てしまって、すぐにお入りいただくことが出来ないことも多いんです。」
とのこと。
台湾らーめん発祥の店として有名な同店は、名古屋市内とその近郊各所にござりますが、各店舗ごとにそれぞれの特徴がござり、それぞれ食べ比べて味の違いを見つけ出すのも楽しそうでござりますが、ここの店では、ここだけで様々な辛さの台湾らーめんを楽しめる様ですな。
「そうなんです。お客様のご要望にお答えするうちに、味のバリエーションがどんどん増えていってしまったんです」
と店主の早矢仕殿。
まさに食の「おもてなし」ですな。
席に案内していただき、メニューを見ながら待つことしばし。。。
物の数分でやってまいったのは、定番の「青菜炒め」(650円 税込)。
野菜ではあるものの、ニンニクがドーンと強力に効いており、また出てくる早さが素晴らしい。
席について注文してからさほど待たずに食せるのは嬉しいですな。
続いて出てきたのは「肉とキクラゲ炒め」(770円 税込)。
此方は、先ずキクラゲの存在感!とにかくキクラゲが大きい!こんな大きなキクラゲ、儂初めて見申した。
食感ももちろん、肉の味付けも絶妙。どちらも麦酒が進みそうな品でござるな。
こちらの品は、矢場店のみでの提供だそうじゃ。
さらに出てきたのは、お待ちかねの台湾らーめん。。。あれ、なんだか器が小さく見えるが気のせいかのう。
なんとこれは、こちらの店だけのハーフサイズの「ミニ台湾らーめん」(380円 税込)!
やはり、見た目と味のギャップがすごいのう。
台湾らーめんといえば、どんぶり一面に広がるニンニクと唐辛子で味付けした台湾ミンチ。
この上にのっている台湾ミンチのガツンと来る辛さ。
辛さが口の中に残るが嫌な後味を感じず、これがまたコクのあるシンプルな鶏ガラスープ自体ががさほど辛くないので、台湾ミンチと混ざることで、辛さの中に濃厚なうま味と深いコクが生まれる程好いうまさでございますな。
また、こちらはただ醤油らーめんに台湾ミンチをのせているだけではなく、スープにも台湾ミンチを一緒に煮込んでいるため、より濃厚な味わいになるそうじゃ。
台湾らーめんも注文してから待っている時間がないくらい早く出てくるで、腹が減ってすぐに食べたい時にも便利じゃな。
今回のハーフサイズは、あまり量を食べられない女子にも良いが、いろいろな品をたくさん食べたい時にもお勧めじゃ!
さらに台湾らーめんを食べる時のわしからのお勧めは、あらかた麺をたいらげた後に、残った台湾ミンチの入ったスープにご飯を入れた、台湾らーめんならぬ台湾おじやもお勧めじゃよ!
汁に残ったミンチも最後まで綺麗にいただけますぞ!
「こちらも矢場店にしかないですが、今人気が出てきているんです。」と店主の早矢仕殿が持ってきてくれたのが、「ホルモンらーめん」(780円 税込)。
麺の上にぷりぷりのホルモンがたっぷり。いやぁ、とにかくコクがすごい。ホルモンの脂身と麺がよう合うこと。腸だけでなくスジ肉も入っていてビックリ。こちらも絶品!
台湾らーめんとは違った、香辛料の効いたスープも絶妙なうまさ。辛さもさほど強くないこともあり、コラーゲンもたっぷりなので女子にもぴったりじゃな!お肌もつるつるぷりんぷりんになること請け合いじゃ。
台湾らーめんというととにかく辛いというイメージの中、いい意味で味仙殿らしくはないが、これだけでも成立しそうな品であるな。
店主の早矢仕殿が
「先日中国に行って、現地の食堂で食べてとても美味しかったので店でも作ったまだメニューにも載っていないのですがどうぞ。」
と出てきたのが「トマトと玉子炒め」(930円 税込)。
温められたトマトの和らいだ酸味と玉子と出汁の味のまじわり具合が絶妙。
玉子は、玉子焼きのように固まるわけでもなく、そぼろの様でもなくとてもふわふわ。
メニューにもない逸品は、まさに隠れ名物な裏メニューですな!
此度はすでに腹も一杯になってしまったが、なにか良き甘味はないもんかのぉ、とメニューを見ておる時に見つけてしまいましたぞ。
「カエルの唐揚げ」!
何ですかのぅ!?
すごく気になりますな!
いやぁ~、なかなか他にはない品が多く揃うようなので、
これはまた足を運ばんといかんですのう。ぶゎっはっはっはっ!
MAP
場所 | 名古屋市中区大須3-6-3 |
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営業時間 | <昼>11:30~14:00(土日は15:00まで) <夜>17:00~翌1:00(全日) |
定休日 | 年中無休 |
公式サイト |