大須が音に包まれる!アコースティクサーキットイベント『CLAP! CLAP!』2021年10月23日開催!

イベント

「今の時代に音楽やエンタメはミスマッチと思う方々もいるかもしれない~」そう語る主催者の一人、デザイナーでシンガーソングライターの竹ちなみが、大阪から名古屋に移住してからずっと夢に見てきた音楽イベントがいよいよ開催される。
大須の商店街にあるCafeなどの店舗を使った音楽のアコースティックサーキットフェス「CLAP! CLAP!」だ。

「エンタメは不要になった」コロナ禍が吹き荒れる中、音楽や映画、エンターテイメントと呼ばれるいわゆる娯楽が不要不急とされてしまい久しく時間が流れた。
巣ごもり需要という新たな言葉が生まれ、働いている誰もが何かどこかへ出かけるのにも控えめな目的地になってしまった。
エンタメは不要なのだろうか?筆者自身、文筆業を生業にしているためこの論理には非常に憤りを感じる。エンタメは不要ではなく、絶対に必要な文化だ。

アコースティックライブサーキット、名古屋を代表する観光街大須商店街の4つの店がこの企画に呼応した。
若くエンターテイメントを生業にするアーティストたちが自ら作り上げようとする新しい音文化をぜひ刮目してもらいたい。
そして名古屋にはインディースアーティストを育む土台がある。横浜や大阪とはまた違った音楽の文化がCLAP! CLAP!を通じて感じ取ってもらえたら幸いだ。

アコースティックライブサーキットCLAP! CLAP! 21とはなにか?主催者に聞いてみた!

某日開催された配信より(左から竹ちなみ、今日よか、TOLAND、我君山本、(敬称略))

アコースティックライブと聞くと、どこかの静かなライブハウスか「ICメイツ」のような老舗喫茶店のイベントのように思われるかもしれない。が、筆者の知る限り名古屋の特に熱田、金山あたりはアコースティック一本で弾き語りをされたり、路上ライブでお客さんを楽しませているインディースのアーティストが多くいる。
最近話題になっている名古屋ギター女子部も5人編成のうち4人がアコースティックギターをかき鳴らしているし、それこそ「ICメイツ」にはこの手のジャンルのインディースアーティストが集まり、どことなく文化的な気配を感じる。

インディースアーティストと呼ばれる彼らは独特の世界観を持っていて、独自のファン層も作り上げている。名古屋で活動する彼らの多くはメジャー級の歌唱力と演奏力、詰まるところ魅力とパワーに溢れている。一度でも彼らに触れるとわかるのだが、その世界観に魅了され全国を回るファンもいるほど熱狂的だ。

さて、前置きが随分長くなってしまったが、アコースティックライブサーキットCLAP!CLAP!(以下、クラクラ21)の主催者である竹ちなみ(文中、竹)と我君に咲き誇るのボーカル山本悠介(文中、我君)にクラクラ21の開催趣旨などの話を聞いた。少し長くなるがお付き合いいただければ幸いだ。(以下、敬称略)

CLAPとは?をまず説明しなければならない。英単語で「拍手」を意味する。
それだけを紐解いてしまえば、なんだそれだけかとなってしまいそうだが、2度繰り返すことで違った意味を持つ。
また、この困難な時期にアーティストを応援できる唯一のオーディエンス表現が拍手だ。だからCLAP!CLAP!というイベント名はとてつもなく重要な意味を持つ。

このイベント名は我君山本の発想だ。「オーディエンスと作り上げるフェスにしたい」とこのイベント名が浮かんだのだとか。それにしても少しダサい、が意味がわかるとなんと熱量の高い発想なのだろうか。
コロナ禍で歓声を上げての合いの手を入れることができなくなってしまった昨今、聞き手からアーティストへの唯一の方法は拍手、つまりCLAPなのだ。
アーティストからオーディエンスへのメッセージにも聞こえる。一緒にこのイベントを作り上げよう!という熱量に他ならない。

CLAP!CLAP!における竹の役割は重要だ。
旗振り役になって大須にあるカフェなど4店舗が会場になったのも、竹のこのイベントにかける情熱があってこそ。竹の紹介は後ほど詳しく述べるが、大阪の祭り好きな血が騒ぐというか、この状況でうずくまっていても仕方がない、ならいっちょやったりますか!という気概を実際にあって、話をして感じた。
恐らくだが、会場として提供したカフェなどのオーナーさんも、竹の情熱に呼応したのではないだろうか?

雑居ビル6FにあるTOLANDから見える大須界隈、夜だともっと素敵だ

インタビュー当日(8月上旬)に筆者は大須の街を歩いた。
冒頭の写真の招き猫を撮影したかったのと実際に会場を訪れて見たくなったからだ。
どの会場も大須商店街周辺にあり、人気のカフェだったり、その店目当てで訪れている方も少なくない。会場の一つである「TOLAND」さんにお邪魔したのだが、ビルの6Fという立地にはこの店を目当てで訪れたという人が絶えなかった。

実はここまでの原稿は「TOLAND」さんで書かせてもらっている。ビルの1フロアを借り切った広い室内と仕切りのない客席がとても居心地の良い空間であった。

大須という観光の街に音があふれる、それを目標にCLAP!CLAP!は始動した。拍手という意味はアーティストに向けるだけでなく、こうした場を提供する人たちにも送ってもらいたいと切に願う。

出演アーティストとタイムライン

10/23(土)に開催されるCLAP!CLAP!に出演するアーティストは総勢26ユニット、主催者は4名だ。
当日出演するアーティストとタイムテーブルもこの項でまとめておく。
会場が4箇所に渡るため、お目当てのアーティスト以外のライブも体感して欲しい。
会場の4店舗はそれぞれに特徴がありカフェメニューも充実している。関連の記事も当サイトで紹介されているので参考にしていただきたい。

主催者は竹ちなみと我、君に咲き誇るを筆頭に24組が出演!

今回のライブサーキットは主催者の2組を含めて総勢25組が出演。この項では出演アーティストのプロフィールを紹介していくぞ(※写真をクリックすると各アーティストのHPやTwitterアカウントに飛びます)。
また発表されているタイムラインは冒頭の写真の通り。タップして拡大して気になるアーティストの出演時間をチェックしてくれ。

上記の各アーティストの写真をクリックするとTwitterの一言コメントへ飛べ、キャプションをクリックすると各アーティストのHPやYouTubeチャンネル、Twitterアカウントにアクセスできます。

(敬称略、順不同)

気になる会場はどこ?情報通内の記事で紹介するぞ!

今回のイベント会場は名古屋情報通でもおなじみの場所ばかり。過去に記事として紹介されているので事前にチェックして実際に訪れてみるとお気に入りのアーティストのライブ時間などをシュミレーションできますね。

『だから、今日がよかったと思える。』

記事リンク「大須に新たなカフェ『だから、今日がよかったと思える。』がオープン。」

愛知県名古屋市中区大須3-22-13
TEL  052-265-6230
営業時間  11:00〜22:00
定休日  木曜日

『TOLAND』

記事リンク『大須のビルの中の森『TOLAND(トゥーランド)』で味わうサクモチいちごパッフル♡』

愛知県名古屋市中区大須4-11-5 6F
TEL  050-5457-2517
営業時間  11:00〜23:00(22:30 L.O)
定休日  水曜日

『KANNON COFFEE』

記事リンク『大須『KANNON COFFEE(カンノンコーヒー)』が移転リニューアル!ラテとケーキを味わってきました〜♡♡』

愛知県名古屋市中区大須2-17-25
TEL 052-201-2588
営業時間 11:00〜19:00
定休日 なし

『好日茶楼 GOOD DAY CHARO』

記事リンク『話題の台湾グルメ「豆花」「ジーパイ」を味わう!『好日茶楼 GOOD DAY CHARO』大須にオープン。』

愛知県名古屋市中区大須3-28-24-2
TEL 052-262-3776
営業時間 11:00〜19:00
定休日 不定休

会場になる4店舗は大須商店街で営業中だ。カフェメニューも豊富でどこも人気のカフェなのでCLAP CLAPへ参加する前に寄りたい所ばかり。大須商店街は名古屋で最も人気の商店街なのでここ以外でも散策しても面白いぞ!

クラウドファンディングも挑戦中!

写真をクリックするとクラウドファンディングサイトへ飛びます

CLAP! CLAP!では今回のイベントに向けてクラウドファンディングにも挑戦中です。イベント当日の参加費用は無料ですが、様々な特典付きのクラファンに参加すると参加アーティストと一緒に色々な企画に参加できます。
記念すべき初回イベントを一緒に作り上げる事ができるので、非常に貴重な体験ではないでしょうか?
開催中のクラウドファンディングの内容は下記リンクからご確認ください。このイベントを支援して100%楽しみましょう!

公認サポーターや公認サポートパスを購入すると当日出演者さんから拝まれるかも……。単に応援することや企画に乗っかるだけでなく、こうしたクラファンに乗るのもアーティストやアコースティック音楽の文化を支えることにもなる。また、違うアーティストのファンと交流できるのも醍醐味の一つだ。これを機会にクラウドファンディングがどのような仕組みになっているかも体感してもらえたらと思う。

カフェ巡りと音楽♪人も街も応援する“手拍子参加型フェス”開催!プロジェクト

感染対策は十分過ぎるほど行って開催!

コロナ禍でこうしたイベントが自粛に追いやられ、集まることが避けられてしまう事態になってしまった。しかし筆者が考えるに、音楽を含むエンターテイメントは絶対に日常に必要で、こうしたイベントは日常から非日常を体感するまたとない機会なのだ。だからではないが、音楽、映画、アニメに文学、美術といった様々なエンターテイメントが隅に置かれてしまってはあまりにも寂しい。

もちろん十分すぎるほどの感染対策を行い開催されるCLAP! CLAP! 21、今回が初回でとても大変な時期の開催だ。しかしこのイベントが成功し、次回につながると大須に新しく音楽文化が花を咲かせることになる。アーティストと共に作り上げる瞬間をみなさんもぜひ体感して欲しい。

MAP

場所 大須商店街4店舗
期間 2021年10月23日(土)
料金 観覧無料
公式サイト CLAP CLAP Official