名店出身のパティシエによる洋菓子とコーヒーの店『patisserie KH cafe』大須にオープン。

サダハル・アオキ・パリ出身のパティシエによる新たな洋菓子店

やってきたのは大須商店街・赤門通り沿いのビル「O’s Core」。

『古着屋JAM』が目印。
2階に店舗を構えているので階段を上っていきましょう。

扉を開くと白を基調とした洗練された空間が広がります。
木製の暖かみあるテーブルや棚の商品配置など細部もおしゃれ。

イートインスペースはカウンターとテーブル合わせて計16席用意されています。

ちなみに店名『pâtisserie KH cafè』の［KH(ケーエイチ)］は、パティシエのケンジさんとオーナーのヒデタカさんの頭文字から決めたそうですよ。

ショーケースには約15種類の美しいケーキが陳列されていて迷ってしまうラインナップ。

王道のショートケーキ、シュークリーム、ロールケーキなども提供していますが、全体的にムース系が多い印象です。

青木定治さんはお茶スイーツを得意としているので、抹茶あずき、玄米茶あずきは特に気になります。

ドリンクメニューは『root coffee(ルートコーヒー)』のスペシャリティコーヒーを中心に取り扱い、豆の選定から焙煎、ハンドドリップ、エスプレッソ抽出にこだわり提供。

バリスタはバルミューダなど数々のコーヒーメーカーの開発にも携わる凄腕。

もちろん紅茶、日本茶、ジュースなども揃っているので、珈琲がお苦手な方もご安心ください。

4種類のケーキを実食！

今回はオススメを教えていただきながら特に気になったケーキを味わってきました！

まずは王道の「ショートケーキ(￥540)※イートイン時:￥550」。
厚めにカットされたスポンジですが、スッと溶けるようなフワフワ食感。

乳の香り・味わいも良い生クリームで苺の甘酸っぱさとも抜群のコラボレーション。

「玄米茶あずき(￥650)※イートイン時:￥660」は玄米茶のムースで粒あんを包み込んだ逸品。

玄米茶独特の香ばしさが凄まじく、粒あんの優しい甘みと良いバランス。
中にはサクサク生地のフィアンティーヌが隠れていて、その食感も滑らかなムースとのギャップになっています。

続いては「ムースショコラ(￥650)※イートイン時:￥660」。
カカオ分68%のチョコレートムースに、フランボワーズゼリー、クレームブリュレを組み合わせたスイーツ。

チョコレートが非常に濃厚で口溶けは良いのに口の中に残る美味しさの余韻も印象的。
フランボワーズの酸味、クレームブリュレの奥深い甘みがビターなカカオと三位一体となっています。

こちらは「タタン(￥650)※イートイン時:￥660」。
煮詰めたリンゴを盛りつけたタルトタタンで香りにもこだわった逸品。

芳醇なリンゴに加えてダージリンを仕込んだクリーム、バニラクリームが絶妙な組み合わせ。

もちろんタルト生地のザクザク食感もたまりません。

手土産に向いた焼菓子も充実

「カヌレ(￥350)」も気になってオーダーしました！

大きめでしっかりした食べ応え。
カリッとした香ばしい表面ととろけるように柔らかい内側の食感が絶妙。

さらにマドレーヌ、フィナンシェ、ガレットブルトンヌ、フロランタンなど焼き菓子も魅力的なラインナップ。

専用の箱に詰めてもらうこともできるので手土産にも◎
ケーキ類もテイクアウト可能ですが、持ち歩きが心配な方でも気軽に立ち寄ることができますね。

『パティスリー・サダハル・アオキ・パリ』で15年修業されたパティシエのお店ということで全体的にハイレベル。
スペシャリティコーヒーとともにゆっくり寛げる『pâtisserie KH cafè(パティスリー ケーエイチ カフェ)』は、大須散策の憩いの場となりそうです。