缶ビールを美味しく注ぐコツまで教えてくれる『キリンビール名古屋工場』で工場見学 -後編-

観光

前・後編2回に渡り紹介させていただいている大人の工場見学『キリンビール名古屋工場』の後編
ビールの製造方法、『キリン一番搾り』の美味しさの秘密、キリンビール名古屋工場の内部見学と盛り沢山の工場見学は終盤に差し掛かり、ビールに対する知識とキリンビール愛がぐっとレベルアップしたところで試飲へ。

キリンビールの工場見学に行った方から「試飲の時間が良かったんだよー」という声もあり期待度アップで体験してきましたが…。
果たしてその話題の試飲で何が待っていたのか?

それでは気になる試飲タイムを早速ご紹介いたします!

共に学んだキリンビール・ラバーズと最後は一緒に「かんぱーい!」

『キリン一番搾り』をはじめとするキリンビール愛が最高潮に達した所でついにやってきました!試飲タイム!
ツアーのガイドをしてくださった浅野さんから試飲メニューのご紹介。

2018年4月11日(水)~6月14日(木)までは全国キリンビール9工場が味と個性を出し合って話題の名古屋工場限定醸造ビール『一番搾り なごやづくり』が試飲のラインアップに加わっていました。この『一番搾り なごやづくり』が工場見学限定の樽生ビールでの提供とあってますます期待度アップです!

またメニューにはソフトドリンクやノンアルコールビールも入っていますので子供との参加や車での来場の方も安心ですね。

エスカレーターをあがり試飲スペースに移動すると立派なバーカウンターでスタッフさんが待機。注文をすると手際よくそして美しく、ビールと泡の比率を熟知した匠の技術でビールが注がれてゆきます。

こちらのビールの試飲はおひとり様3杯までとなっており飲み比べも可能という事で『キリン一番搾り 生ビール(写真左)』『キリン一番搾り〈黒生〉(写真中)』『一番搾り なごやづくり 生ビール(写真右)』のビール3種類勢揃いでお願いしました。

ビールを手にしたところでテーブルへ移動。
すると『キリン一番搾り おいしさの秘密発見ブック』と書かれたリーフレットとキリンビール×亀田製菓がコラボで制作したキリンビール酵母使用の『キリンビール工場限定 柿の種 -チーズ味-』が各参加者に配られます。

さぁ、準備万端です!
共に工場見学をまわって共に学んだキリンビール・ラバーズとガイドさんの掛け声で「かんぱーい!」

ここで先ほどいただいた『キリン一番搾り おいしさの秘密発見ブック』の裏面にあるビアテイスティングに従って『香り』『色』『味わい』を順に楽しみます。

「うぅまぁぁーーーーいっ!!!!!」
「五臓六腑に染み渡る!この一杯のために生きてきたぁー!」という昭和のサラリーマン名セリフが久し振りに飛び出してしまいます。

ガイドさん実演!缶ビールを美味しく注ぐ秘技『三度注ぎ』

ビールを堪能しているとガイドさんがおもむろにグラスと缶ビール『キリン一番搾り』をセッティング。ここで缶ビールを美味しく注ぐ秘技『三度注ぎ』を披露してくださいました。

「まずは高いところからビールを注ぎまーす」と缶を高く掲げ注ぐとグラスの中は泡だらけに…。「社会人一年生の時にこれやって笑われたな…」なんて思いながら2分ほど待ちます。

その後2度目、3度目も泡との比率を見ながら注ぐタイミングや注ぎ方を変えていくと最後にはグラスから真上に1cmくらい泡が溢れる事無く迫り上がってきました!

実際にこちらも試飲させてもらいましたが、驚くほど泡が繊細で飲み始めがとてもまろやか!「えっ!?これ缶ビール?」ってきっと誰もが思ってしまうはず。この注ぎ方は『キリン一番搾り おいしさの秘密発見ブック』の中面で紹介されているのでこちらの秘伝の書は大切にお持ち帰り下さい。是非家族にも披露しましょう。私は親戚一同から一躍ヒーローになりました。

またこちらでもフォトスポットがあり山積みになった一番搾りやポスター、さらにはこんなキリンスタグラムパネルもありますよ!

ここでしか買えない限定グッズやフードがいっぱいのキリンファクトリーショップ

試飲を堪能し、最後はお土産を買うためにキリンファクトリーショップへ。ここでしか買えない限定グッズやフードが所狭しと並べられています。
キリンファクトリーショップの公式サイトではグッズ&フード人気ランキングが出ていましたのでご紹介いたします。


外国人旅行者さんが訪れる事が増えてきたこの工場見学。ショップスタッフさんに外国人旅行者人気商品を聞いたところ『ラベルコースターセット』が人気だそうです。

やはり日本のレトロデザインは人気ですね。

ちなみにこのキリンファクトリーショップは工場見学に来ていない方も利用出来るとの事なので「また購入したい!」という方はお気軽にどうぞ!

昼前と夕方の見学が人気なのはビールをさらに堪能出来る食事が出来るからかも?

キリンビール名古屋工場の工場見学としてはここで終了。
ちなみに予約をするとわかるのですが、多くの日が昼前と夕方最終の見学が特に人気。それは2年前にリニューアルオープンし、名古屋情報通でも当時ご紹介させていただいていた『BREWER’S HOUSE(ブルワーズハウス)』があるからかもしれません。

当時の記事はこちら。

キリンビール名古屋工場併設レストラン『ブルワーズハウス』NYスタイルにリニューアル。


ランチタイム、ディナータイムの時間限定メニューに加え飲み放題コースメニュー団体様メニューも用意され工場直送のビールにピッタリな料理が一緒に堪能出来ます。

またお子様メニューはオールタイム注文出来ますのでお子様連れの方も安心です。

 

今回はディナータイム人気メニュー3品をお店にご用意していただきました!

ニューヨークカットステーキ

19世紀の半ば、ニューヨークのレストラン『Delmonico』で出された分厚い霜降り肉のステーキが名前の由来。肉厚で歯応えのあるステーキにスタッフの方がテーブルに持ってきてくれてから熱々の鉄板の上でソースをかけてくれるパフォーマンスつき。こちらの量は1/2ポンド(225g/2人前)。

 

ラクレットチーズ 彩り温野菜

ラクレットとは“削る”という意味を持つスイス原産のハードタイプチーズ。独特の濃厚な香りで断面をラクレットオーブンで温めとろとろになった状態でテーブルに運ばれその場で最後の仕上げとして温野菜にチーズをとろーりとたっぷりかけてくれます。とろーりの瞬間はシャッターチャンス!

 

ベイビーバックリブ

スペアリブとは違うロースの部分の骨付き豚肉を丸かじりして食べます。脂が少なく柔らかな食感でアメリカではスペアリブよりも主流のカット方法だそうです。甘辛いBBQソースが濃厚なので添えられたポテトのトッピングにも最適。こちらの量はハーフサイズ(350g)。特にリピーターさんから大人気だそうです。

そして飲食店なのに意外!となるのが雑貨やオリジナルグッズも販売しています。ニューヨーカーの休日をテーマにしたこのお店の雰囲気が気に入った方にはきっとこの雑貨やグッズも気に入ると思いますのでお帰りの前に一度見てみてくださいね。

営業時間は月曜日~土曜日が11時~23時(L.O.22時)、日曜日・祝日(連休の場合最終日のみ)11時~22時(L.O.21時)、レストランの定休日は季節によって異なりますのでキリンビール名古屋工場のホームページ内にあるブルワーズハウスの営業日カレンダーをご確認下さい。

よりビールに詳しくなりたい人は日本一ビールに詳しくなれる図書館へ!

写真素材:名古屋芸術大学

ここからは工場から外の話になりますが、キリンビール名古屋工場のある清須市の市立図書館『清須市立図書館』には昨年“日本一ビールに詳しくなるための図書コーナー”と称された日本一ビールに詳しくなるための本や資料のコーナーがキリンビール名古屋工場との提携企画として設置されています。

またこちらのコーナーのために清須市のすぐ東隣にある北名古屋市の名古屋芸術大学デザイン学部スペースデザインコースの学生デザインによるビールジョッキを模した書棚が新設されておりビールジョッキの中でビールの本や資料を読む最高のひとときを体験する事が出来ます。

ビールの虜になってしまった方は是非こちらも訪れてみてくださいね!

 


〒452-0961
愛知県清須市春日夢の森1番地
TEL/052-400-1044
開館時間/10:00~19:00
休館日は清須市立図書館のホームページ内開館日カレンダーをご確認下さい

キリンビール名古屋工場の魅力とは?

2回に渡りご紹介させていただいた大人の遠足『キリンビール名古屋工場』

なかなか味わえないビールの試飲も魅力ではありますがそれだけではなくARやVRといった最新技術を取り込んだわかりやすい解説と原材料の試食や麦汁の試飲など製造工程の途中の材料でありながら見学者へ提供出来る事への安心感、そして広い工場でありながらも見学者へ必要以上に移動を要求しない配慮がこのキリンビール名古屋工場の魅力でした。

お話によるとリニューアルされて7年ほど経っているとの事でしたが、日々新たな手法が取り込まれていくツアーになっているので一度訪れた事がある方も再び訪れ、より深い知見を得ていただく事が出来るようになっています。

また見学ルートのリニューアルだけに留まらず限定ツアーの計画、よりビールへの愛情や知識が高い方へのツアーなども予定しているこの段階的なツアー内容の発展も飽きさせない魅力だと感じました。

さらに工場限定のグッズやフードの開発にも力を入れており、私もいくつかお土産を購入させていただきましたが全国でも9ヶ所でしか販売されていないレアなものという付加価値がさらに喜ばれる要因となっておりました。そしてフードはビールにとにかくマッチする事に徹底して開発されているため再び買いに行くために訪れたくなる味である事も魅力です。

現在は海外旅行者の見学が多くなっているとの事で今後の発展も注目の工場です。やはり訪れた方たちの感想は本当でした。再びどころか機会があれば何度でも行きたくなる場所です。

さいごに

お忙しい中、当編集部のためだけに特別ツアーを組んでいただいたキリンビール名古屋工場の皆様本当にありがとうございました。
また長い記事にも関わらずここまで読んでいただいた読者の皆様、本当にありがとうございます。

これからも『大人の遠足』と称して他の工場見学等もご紹介出来たらと考えておりますのでオススメの情報がありましたら自薦他薦問いませんので当編集部までご提供下さい。

MAP

場所  〒452-8562 愛知県清須市寺野花笠100
電話番号 052-408-2000
【受付時間】9時30分〜16時
休館日 月曜日休館(祝日の場合は営業、次の平日が休館)
年末年始休館
料金  見学無料
※併設レストラン、ファクトリーショップを除く
公式サイト キリンビール名古屋工場 公式サイト