今池で創業50年以上の歴史を誇る老舗中華料理店『ピカイチ』。
名古屋では”ドラゴンズファンの聖地”として知られその部分のみが取り上げられがちであるが、この店の真価はなんといっても、大衆的でありながらも「創作中華」と呼ぶべきジャンルに入る独自の中華料理メニューにある。
特に各界の著名人にも認められた、絶品と呼ぶべき「3大名物メニュー」に今回はフォーカスしてご紹介しよう。
有名人も絶賛する今池の老舗中華店
名古屋のディープな夜の繁華街・今池。その街を象徴するような店の一つがこの「ピカイチ」。
1965年に創業し50年以上もの間、地元民を中心に愛され続けている。
ドラゴンズファンの聖地としても知られ、店内にはユニフォームをはじめとしたレアなグッズがずらり。
元々は90年代に故・星野仙一監督と交流を深めていたことがきっかけで、様々なものを譲り受けるようになったという。
1階から2階にかけて4つのコンセプトに分かれた店内スペースの中でも、とりわけ1階奥の円卓の並ぶ座敷席はまさにお宝の宝庫。
飾られている有名人のサインの中には、日本人なら誰でも知っているレベルのビッグネームのものも数多く見受けられる。
プロモーター達は著名人たちが名古屋に来た際、こぞってこの店での宴席をセッティングするそうだ。
店自体が名古屋らしさを体現しているのはもちろん、一度食べたら忘れられなくなるピカイチの『3大名物メニュー』が、大物達の心を掴んで離さないからだという。
ピカイチの「3大名物メニュー」
ごぼうと細切り肉の炒め
ピカイチの3大メニュー、一つ目は『ごぼうと細切り肉の炒め』。
揚げたごぼうと細切りの豚肉を和えた料理で、ビールのあて物のような位置付けに思えるが、もはやその域を超える逸品だ。
揚げごぼうの食感が非常にサクサクとしているのと同時に、ジューシーな豚肉は味付けが濃厚な上とろみがあり、口の中で奏でられるハーモニーがたまらない。
いつまでも食べ続けられそうなほどやみつきになる。もちろんビールとの相性も抜群。
イカ口の辛し炒め
2つめは『イカ口の辛し炒め』。
イカの口の部分(通称「とんび」)と旬の野菜を炒め甘辛の中華ソースをかけた一品。
イカ口のコリコリとした食感に加え、キノコや野菜類なども特徴的な食感のもので揃えられており、ここまで一皿で食感のバラエティの豊かさを感じられるのかと驚きすら感じる。
見た目の彩りも良く、食べていて楽しくなるメニューである。
大根と白肉の煮込み
そして最後は『大根と白肉の煮込み』。
あまり見慣れない薄くスライスされた大根と豚肉のスライスにとろみのある餡をかけた料理。
まるできしめんを連想させるような薄く細長い大根のスライスは、餡とあいまって今まで出会ったことのない食感に出会わせてくれる。
やわらかい豚肉、やさしいガラベースの風味とともに、もはや幸せすら感じられるほどのまさしく絶品メニュー。
ユニークで他では絶対に食べられない味であろう。
辛さの選べる『ピカイチラーメン』も外せない!
また3大メニューと並んで定番なのがこの『ピカイチラーメン』。
1辛〜10辛まで辛さを選ぶことが可能。(写真は標準の「5辛」)
そこそこ透明度があるため薄口かと思いきや、後からじーんとくる辛味。
ラー油と唐辛子の辛さの中に醤油風の旨味がにじみ出ている。食べ続けていると汗が噴き出てくるが、それでも食べ続けたい!クセになる味わいと言えそう。宴席の締めにもちょうどよさそうだ。
名古屋の味・キリンラガーと共に
そしてピカイチでの宴のお供には、キリンラガーが外せない。
甘辛い中華料理の味わいにマッチするのはもちろん、どんな名古屋めしよりもある意味名古屋らしい地元の人間が愛する味だからだ。
それはまるで、【名古屋に来たらココ】として選ばれるピカイチと同じように。
【名古屋に来たらキリンラガー】なのだ。
※メニューや価格等の情報は2018年4月時点のものであり、変更となる場合がありますのでご了承ください。
◆取材協力/キリンビール株式会社
MAP
場所 | 名古屋市千種区今池1-14-5 |
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営業時間 | 平日:18:00〜0:00 土曜・祝日:17:30〜0:00 |
定休日 | 日曜日 ※年末年始休業あり |
公式サイト | ピカイチ |