レトロかつ個性的なお店が集まる西区の円頓寺商店街。
今回はこの街で人気の、日本酒とそれに合う料理を提供する居酒屋『ぽろ ホームメイドキッチン 円頓寺店』をご紹介します。
日本酒と米にこだわりを持ち、常連客も多いというこちらのお店。
早速足を運んで、その魅力を探ってきました。
円頓寺の隠れたオアシス。アットホームな日本酒酒場
商店街の名前の由来でもある「長久山円頓寺」の脇の道を入り、少し行ったところに、
軒先に日本酒の樽が置かれた、ぽっかりと灯をともす居酒屋があります。
ここが「ぽろ ホームメイドキッチン 円頓寺店」。
新栄に本店を置き、この円頓寺店は2014年にオープンしました。
カウンターを中心とした小さめの店内は、じつにアットホームな雰囲気。
あまりに居心地が良すぎて、ついつい長居してしまうお客さんも多いのだとか・・・
場所柄、丸の内で働くサラリーマンの方が仕事帰りに利用することが多く、週末にはわざわざ遠方から来られる方もいるそう。
壁面には大量の日本酒のラベルが貼られていました。
そう、ここに来る多くのお客さんが求めるものは日本酒。
常時40種類近くの全国の日本酒を提供。そのうち半分は東海地区の地場の銘柄を取り揃えているんです。
地場の日本酒を一杯
というわけで、私も一杯いただきます。
地場の日本酒でおすすめのものを、といただいたのは、
名古屋市北区・金虎酒造の『本醸造 金虎』。
甘口でスッキリした味わい。
すべての日本酒はグラスで650円〜味わえます。
日本酒以外のお酒も提供していますが、乾杯だけはビール!という人も多いそう。
キリン一番搾りが、他ではなかなか見かけない『魔法のジョッキ』で提供されてきました。
真空構造を採用しており、最後まで冷たさを保持してくれるんだそうです。
日本酒に合うおばんざいを釜飯を
カウンターに並ぶ手づくりおばんざいからはいい匂いがたちこめます。
季節の素材を使ったものが時期によって入れ替わるそう。
人気の4種は、
『菜の花のからし和え』
『わかさぎの南蛮漬』
『牛すじ大根煮』
『豚ホルモンのどて煮』
どれも日本酒に合う定番。
やさしい味付けで、料理とお酒が相互に美味さを引き立ててくれるんです。
そしてこのお店がもっともこだわっているという「米」を堪能できるメニューが、こちらの釜飯。
愛知県豊田市で生産されている『ミネアサヒ』という品種を使用。
農家さんから直接仕入れているこのお米は、大規模に栽培することが出来ないため、なかなかレアな品種なのです。
今回いただいたのは『桜えびと空豆の釜飯』。
桜えびが香ばしさ、食感ともに謙虚に主張するちょうど良い塩梅の一品。
釜で炊いたお米はつやつやで、心の芯から温かみを感じるような味わい。
家庭的であたたかみを感じるこの店の空間で味わうからこそ、より美味しくなっているような…そんな風に感じるのです。
日本酒や米へのこだわりを感じられるだけでなく、
地場の味わいを知ることができ、また帰ってきたくなるような雰囲気が、この店の大きな魅力なのではないでしょうか。
※メニューや価格等の情報は変更となる場合があります。
MAP
場所 | 名古屋市西区那古野1-6-8 |
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営業時間 | <平日> 11:00〜14:00 17:00〜23:00 <土日> 15:00〜23:00 |
定休日 | 不定休 |
公式サイト | ぽろ ホームメイドキッチン |