創業99年。大須の超老舗『うなぎのやっこ』で伝統のひつまぶしをラガーと共に【ラガー大びんの似合う店32】

グルメ

古きと新しきが混在する街・大須で、昔ながらの下町情緒を今に伝える老舗の名店『うなぎのやっこ』。
数多くの有名人も訪れたこの店で味わうべきは、なんといっても伝統のたれを使った名古屋名物・ひつまぶし
さらにここでしか食べられない通な味わいの逸品があるというのだが・・・早速訪れてみた。

昭和の面影を今に伝える老舗うなぎ店

大須観音の南東・仁王門通沿いに店を構える「うなぎのやっこ」。
いかにも老舗といった佇まいを見せるが、その創業はなんと大正9年(1920年)、今年でちょうど99年目となる
建物は昭和25年(1950年)に建てられたもので、その時代の大須の街の面影を今に伝える歴史的資産ともなっている。

地元民だけでなく大須を訪れる観光客も頻繁に訪れ、テレビ番組の取材などを通じて有名人も数え切れないほど来店。
店内には多数のサインや記念写真も見ることができる。

二階には個室タイプの座敷席も用意。
昭和の古式ゆかしい雰囲気を堪能しながら食事や宴席を楽しむことが可能となっている。

パリッと食感が冴える名物「ひつまぶし」を味わう

多くの来店者がオーダーする一番人気のメニューはやはり『ひつまぶし』。

この店のうなぎは外側がパリッと焼かれていて、中側が非常にふんわりとしているのが特徴。
さらに創業以降継ぎ足しで使われている伝統のたれは非常に濃厚な味わいだ。

ひつまぶしの食べ方としては、はじめはそのまま器によそって味わい・・・

その後薬味をのせ、さらに一緒についてくるお出汁をかけて茶漬けにしていただくのが乙。
うなぎ、ごはん共に量が多めであるためボリューム的にも満足できること間違いなし。

希少な味わいの「うなぎのさしみ」をいただく

そしてこの店でしか食べられないレアな料理がこちらの『うなぎのさしみ』。
竹の器に盛られ格式高さを感じるこの料理は、お値段もなかなかにハイクラス。

さしみとはいっても生ではなく、湯引きしたうなぎを水で冷やし締めたものとなっている。
うなぎの身は冷やしたときに収縮するためくねったような形になっているのが特徴だ。

たまり醤油もしくは辛子酢味噌をつけていただく。
特に辛子酢味噌はうなぎが本来持つささやかな脂からくるなめらかな食感が活きるため特におすすめ。
さらに皮の部分も違った味わいを見せるためまさしく通好みの料理といえるだろう。

伝統の味わいとラガーと共に

レトロな空間で味わううなぎ料理にはやはり「キリンクラシックラガー」がよく似合う。

この店と同じように長い歴史を語る味わい。
喉元を通った後も尾を引くコク・旨み・苦みは、古き良き情緒の中で飲むとひときわ際立つ。
大須の街を訪れる多くの人々に、この感動を味わってほしい。

 

※メニューや価格等の情報は2019年1月時点のものであり、変更となる場合があります。

◆取材協力/キリンビール株式会社

MAP

場所 名古屋市中区大須2-30-1
営業時間 (火〜土)
11:30〜14:00/17:00〜20:30
(日・祝)
11:30〜15:00/17:00〜20:30
定休日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日休業)
年末年始休業
公式サイト やっこ(Instagram)