名古屋の喫茶店めしの代表格である、鉄板にのったスパゲッティに卵を敷いたメニュー「鉄板スパ」。
その発祥と言われているお店が、東区・車道にある『喫茶ユキ』です。
その60年以上営業してきた旧店舗は残念ながら閉店してしまいましたが、この度新たに移転リニューアルした新店舗が2018年4月28日(土)にオープンしました。
お店が新しくなって変わったところ、そして変わらないところとは?早速伺って調査してきました!
鉄板スパ発祥の喫茶店 ノスタルジックな旧店舗にお別れ
「喫茶ユキ」は車道の商店街に店舗を置く老舗喫茶店。
創業は1957年で、およそ60年もの間営業を続けていることになります。
店内は古き良き昭和の時代の雰囲気を今に伝えるノスタルジックな空間。
名古屋の喫茶店の定番メニューである「鉄板スパゲッティ」の発祥の店として知られており、その味を求めて今もなお多くのお客さんが訪れます。
そんな歴史ある店舗も、名古屋市の区画整理事業の為残念ながら取り壊されることになってしまいました。
旧店舗での営業は2018年4月8日(日)をもって終了しています。
懐かしさを引き継いだレトロモダンな新店舗
そしてこの度、同じ車道商店街内の以前の場所から3軒ほど隣の場所に新しい店舗がオープンしました。
外観こそ新しいカフェのような雰囲気ですが・・・
入口脇の看板には昭和チックな旧店舗のロゴが・・・!
そして店内も、なんとなく昔ながらの喫茶店のテイストを引き継いだ雰囲気。
居心地重視の革張りのソファも、ヴィンテージっぽい色合いのものがチョイスされていますね。
4人がけのテーブル席×6席=24席です。
そして最も目を引くのが旧店舗で使用されていた独特のデザインのオレンジ色のシェードランプ。
古き良き時代の華やかさを演出しています。
旧店舗で飾られていた古い備品も少しずつ新店舗に移動させていくとのことですよ。
名物「鉄板スパゲッティ」を食す!
ユキに来たら食べないわけにはいかない!元祖『鉄板スパゲッティ』をいただきます。
実はこの鉄板自体も30年以上もの間使用されているヴィンテージものなのです!
具材はピーマン、玉ねぎ、もやし、グリンピース、赤ウインナー。さらに豚肉が入っているのが特徴的。
濃厚なケチャップ味のスパゲッティを、固まりきらない半熟の卵と絡めて食べるととてもまろやかな食感が生まれるのです。
これぞ名古屋のソウルフード!という味ですね。
ハンバーグトッピングがお得でオススメ!
スパゲッティばかりに注目がいきがちですが、さらにおすすめなのがこの店のハンバーグなんです!
こちらは『鉄板スパゲッティ+ハンバーグトッピング』。
今どきのハンバーグやステーキの専門店ではまずお目にかかることのない、昔ながらの家庭的な味!
ミンチ肉の密度の高さと玉ねぎの風味、そして濃厚なソースの味がたまらないんです!!
これ以外にもスパゲッティが少なめでごはんと味噌汁がついてくる「ハンバーグ定食」も、常連さんを中心に人気のメニューなんですよ。
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ノスタルジックな雰囲気の旧店舗がなくなってしまったのは残念ですが、新しい店舗の内装も昔ながらのテイストに寄せてくれたのがなんとも嬉しいところ。
何より名物・鉄板スパの味は何も変わっていないのですから、お店が続いてくれることが一番嬉しいことだと心から実感しました!
営業時間や定休日なども以前と変わらないのですが、1つだけ変わった点として、
全席喫煙可→全席禁煙になったという点がありますので、喫煙者の方は注意してくださいね。
お店が新しくなったことで入りやすくなるお客さんもいると思いますし、これからもお店が永く続いていくことを願うばかりです!
※メニューや価格等の情報は2018年5月時点のものであり、変更となる場合がありますのでご了承ください。
MAP
場所 | 名古屋市東区葵3-2-30 |
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オープン日 | 2018年4月28日(土)移転リニューアルオープン |
営業時間 | 10:00〜15:00 |
定休日 | 金曜日・土曜日 |
公式サイト | なし |