2022.6.26/価格、順番待ちのルールを一部再編集いたしました。
2022.10.14/こちらのお店は現在休業しています。2022年11月下旬に大須へ移転オープンする予定です。
名古屋駅南エリアにスパイスカレーの専門店『あかつ亭』が11月15日(水)にプレオープンいたしました。
タイトルにもあるように正確にはあかつ亭の実店舗がこの度オープンです。
実はこのあかつ亭、約3年間飲食店にて間借りで一日限りのランチイベントをやったり、音楽イベントに出店したりと知るひとぞ知る既にオープン前からファンの多いお店。
そんなお店が満を持して実店舗をオープンしたとなれば話題にならない筈がない!
名古屋情報通としても注目しておりましたのでプレオープン初日にお伺いしてまいりました。
お店の場所は名駅ですが…意外な場所に
このあかつ亭がオープンしたのは名古屋駅の南、太閤通沿い。
太閤通沿いと言えば名鉄レジャックから西方向にダイコクドラッグ、カラオケ店のJOYJOYと続き、高架下をくぐって多くのオフィスワーカーに人気の中華料理店 千龍別館、世界の山ちゃん 名駅太閤店の並びがイメージとして定着しているエリア。
今回あかつ亭がオープンしたのは世界の山ちゃんの目の前にある歩道橋と開通が期待される椿町線アンダーパスへ通じる太閤通一丁目交差点との間。中村警察署の太閤通を挟んだ南向かい側となります。以前はレトロな喫茶店と思われるお店があったのですが大修繕と大改装の末オープンに至ったようです。
事前に場所を把握した上で行ったのですが、あまりの意外な場所に一度通り過ぎてしまいました。そのくらいノーマークだった場所にオープンしております。
でもご安心下さい!これからはくるくるカレーのロゴが入ったテントを目印に行ってくださいね!
それでは店内へご案内します!
店内に入った瞬間にスパイスの良い香り
お店に訪れたのは営業が始まった11時から30分後。
既に店内にはプレオープン初日を待ちわびた方たちでいっぱいでした。その注目ぶりに驚きつつも鼻に猛アピールしてくるのが店内に広がるスパイスカレーのステキな香り。
席につき店内に目をやるとカウンターの上に大きな黒板があり、3種類のカレーが書いてありました。
週替りとなるカレーですが、プレオープン初日のメニューは以下の3品。
オーダーはこの中から好きなものを選びますが、1種類ではなくいろいろ味わいたい欲張りさんは2種類、3種類と選べます。
お値段は1種盛で¥990、2種盛で¥1,320、3種盛で¥1,540。お好みで豆腐クリームチーズ風クリームや砂肝マサラなど個性的なトッピングもあります。
さて、話はカレーの話に戻します。
これら3種類のカレー、名前だけではどんなものかも想像が出来ないので看板メニューをお店の方にお伺いしたところ大根とサバのカレーとの事でしたのでこちらは決定。
その他の2種類については以下のとおり。
<ココナッツチャナマサラ(ひよこ豆のドライカレー)>
ヒヨコマメと数多くの野菜や香辛料を使って作られた汁気が少なく辛味と酸味を持つカレー。これも気になるメニューです。
<白いチキンカレー(チキンコルマ)>
ヨーグルトや生クリーム、ナッツなどのペーストをベースに作られるマイルドでクリーミーなカレー。最近よく『白い〇〇』というメニューが話題になる事も多いので今回2種類にして一緒にオーダー。
ちなみにカレーメニューは週替わりの予定とのことですが、大根とサバのカレーは看板メニューなので暫くの間は提供していくそうです。過去の出店で提供してきたカレーの写真がお店のSNSで紹介されているので見てみるとエビやマトンを使ったカレーや冷製カレーなどがありました。ジャンルにこだわらず日本人だから作れる”スパイス料理”がテーマのお店なのでこれからのメニューもとても楽しみです。
本格的な見た目に驚愕!そして食べて納得!
そしてついに料理が完成!スパイスの香りがどんどん近付いて来てついに私のテーブルに!
いざ、ご対面!
お皿の隅にはパクチーが乗ったライス。ライスを中心に左右に分かれた2種類のカレー。
このカレーの表面には写真ではお伝え出来ないくらい数々の香辛料がルーに溶け込んでいたり表面にふりかかっていたりしているのがわかります。
テーブルの上に置かれた瞬間、「おぉーーっ!」と思わず声が出るほど本格的な見た目。まるで南アジアへトリップしたかのような光景です。
インドカレーやネパールカレーなどのお店は今となっては数多くありますが、ここまで見た目にも楽しませていただけるカレーは久しぶり。
カレースプーンを手に取りまずは看板メニューの大根とサバのカレーから。
一口入れた瞬間に数多くの香辛料が時間差で広がってきます。もちろん魚臭さなどなく香辛料によって新たな味わいへと変わったサバも非常に食べやすい。サバカレー考えた人、スゴイ。大根もスプーンでさくっと切ることが出来てしっかり煮込まれているのがわかります。
もう美味し過ぎてひねった言葉など出てきません。
「わーっ!ぅんっまぃ!」
でもこれで満足してはいけませんね。もう一種類ありました。
次はスパイシーな大根とサバのカレーに対峙するようにマイルド感漂う存在感を示す白いチキンカレー。
それではスプーンにすくい一口。
先程の味覚に連打パンチしてきた大根とサバのカレーの後に食べたこの白いカレーはマイルドな風味がスローモーションでノドに広がる癒やしカレー。
攻撃的なカレーの後に癒し系カレーの緩急つけたツンデレ作戦。この組み合わせハマります。
カレーの付け合せにもこだわりが
お皿に広がるカレーの大海とライスの山。気がつけばどんどん口の中に吸い込まれておりました。
ふとライスの裏側に目をやると初めてみる2種類の付け合せが…。こんなところに隠し玉が。
カレーの付け合せのド定番といえば福神漬。しかしあかつ亭の付け合せは違います。
1つ目の茶色いサクサクとした粉末の付け合せはココナッツサンボル(ポルサンボル)という和え物。
グラノーラやスイーツなどに使われるココナッツファインという粉末と見た目や味がかつお節に似たモルジブフィッシュを中心に作ったスリランカのふりかけ。しかしモルジブフィッシュの良い物がなかなか手に入らないとのことで出汁用の厚切り鰹節を使って店主さん自らこだわりの手作り。
そしてもう1つの付け合せがムラコアチャール。
日陰干しした大根をスパイスや胡麻、オイルなどで漬けたネパールのお漬物。発酵させて作っており、まるでたくあんのような味わい。大根だと言われなければわからないくらい非常に手間がかかった付け合せでここにも手を抜かない実直なスパイスカレーをいただく事ができました。
なぜここまで実直なのか?その謎を探るためお店のInstagramを探っていたところ発見!この本格的なカレーを作るために昨年はスリランカ、今年はネパールのカトマンズに行くなどして南アジアの味をしっかりと研究。相当な研究家の店長さんでした。ファンが多いのもうなずけます。
食事の後にチャイを一杯
実はミニサイズのチャイを一緒に頼んでおりました。カレーの注文に100円プラスするだけでいただくことが出来ます。
チャイ好きな私、お店によってこだわりのある個性様々なチャイを味わう事が出来ますがあかつ亭のチャイはマイルドな味わい。このカレーを食べた後のチャイとしてはぴったりマッチ!
スパイスが代謝を助けてくれますので、これからの寒い季節には是非とも一緒に味わっていただきたい一杯です。
また土日のランチは生ビールやラムチャイのアルコールメニューも出していただけるとの事。私としてはラムチャイと一緒に味わいたい!またヨーグルトケーキや甘いミルク粥のキールとホーリーバジルティーのトゥルシのセットなどデザートメニューもあるのでこちらも気になってしまいます。
行列にはマナーを ※2022.6.26更新
お店では来店順の案内をしており予約などは一切行っておりません。
そのため営業時間のお店の前には行列が出来ます。行列を作る際には行列マナーは守りましょう。
・通行する人の妨げにならないように歩道の端によって行列を作りましょう
・車道や路側帯に出て行列を作らないようにしましょう
・代表待ちは禁止。全員が揃ってから列の最後尾に並ぶルールとなりますので代表者が先に並んでいても割り込みは出来ず全員が揃った時点で改めて最後尾に回ります
・行列が周辺店舗や企業の妨げになる場合はお店に並ぶ場所を確認しましょう
・吸い殻や飲み物などのゴミは一切捨てず、携帯灰皿を利用したり、購入したお店までゴミは捨てに行きましょう
MAP
場所 | 〒453-0801 愛知県名古屋市中村区太閤1丁目22−12 |
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営業時間 | 11:00〜14:30 (L.O.14:00) 18:00〜21:30 (L.O.21:00) ※ディナーは金・土曜日のみ営業 ※来店順に案内、予約受付なし |
定休日 | 月曜日、火曜日 |
電話番号 | 052-755-7373 ※営業時間中の電話対応なし |
公式サイト | http://www.biobee2012.com/ |
https://twitter.com/akatsutei429 | |
https://www.instagram.com/akatsutei429/ |