名古屋を世界の観光都市にするべく、400年前から甦った武士集団「名古屋おもてなし武将隊®」。
そんな武将が勧めたい、行きたいお店・事柄を不定期でご紹介していく“名古屋瓦版”。
此度お届けするのは、武将隊の紅一点!腹が減っては戦は出来ぬ。
武将隊の胃袋を支える女子足軽のなつでございます。
今回は大須にある天むすの老舗『めいふつ天むす千寿』に、出来たての天むすを味わいに参りました!!
お店の中で天むすが食べられる!大須の「天むす千寿」
400年前よりみなの腹を満たすため、おむすびを握って参戦していたわたくし。
なにやら現世でも、みなの胃袋を満たしているおむすびがあると聞いて名古屋は大須にやって参りました。
大須を歩いていますと、見つけました!!
場所は大津通沿いにある、昭和55年創業の老舗。名古屋名物『めいふつ天むす千寿』でござります。
歴史を感じさせる店構えの暖簾を潜り、いざ店内へ入りますと、
海老を揚げる香ばしい香りがするではありませぬか!!
また、店内に入るとテーブルが・・・・
ここ大須本店ではお持ち帰りだけでなく、お店の中でも食すことができるのでございます。
店内で食せるのは、大須本店と松坂屋店のみでございますので、ご注意くださりませ。
早速、席に着くとまずお茶を頂きました。
なんと!美味しいお茶でしょうか!もはや、お茶だけでも満足しそうでございます。
おむすびが出来上がるまでじっと待てなかったわたくしは調理場の方へ行き、実際に天むすを握っているところを今回は特別に見せてもらいました。
職人の技でスピーディに握られる天むすたち
揚げたての海老を熱々のお米で優しく包み…
海苔を巻いて…
素早い流れ作業で…
揚げ・握り・海苔巻きの職人さんたちが織り成す職人技によって仕上がっていく天むすたちに、わたくしは目が離せず釘付けでござりまする。
小山店長曰く
「ふわっとしているのに崩れない、そしてまずはお米だけを握って自分の手加減のみで塩の味をつけるというのはとても難しいことなのです」とのこと。
素晴らしいの一言でございます。
出来たてほやほやの天むすをいただく!
調理場に夢中になっておる間に
机に、出来たての『天むす』(756円(税込))が運ばれて来ました。
待ちに待った握りたての天むすの登場です!
大きさはゴルフボールくらいで、ツヤツヤと輝く米粒、しっかりとした海苔の香り、そこから綺麗に揚がった海老が顔を見せておりまする。
そしてお皿を持つ手のひらには出来たての温かさがじんわりと伝わって参ります!!
もう我慢できませぬ。早く食したいっ!!
という事で、冷めぬうちに、
手を合わせてくださりませ。せーの。
いただきます!!!!!!
手に持つと持ち帰りでは感じることが出来ない温かさと、ふわっと握られておることがよくわかりまする。
口にいれると、ぷりぷり海老の触感とピリっと効いた胡椒、そして衣には三つ葉が入っており、さっぱりとした上品な味でござりまする。
ほっぺたが落ちるとはこのようなことを言うのでござりまするな。
そして『千寿』さんといえば、天むすと一緒に皆さまに愛されておる
「きゃらぶき」でございます。
無添加のこの「きゃらぶき」は天むすと食べると相性抜群なのでござります。
あっという間に、全部食してしまいました。
小山店長に詳しくお話を聞きますると
「こだわりは『創業当時からのモノを守っていく』という事です。
『品質・材料・業者すべて何も変えない』。お米はコシヒカリ、海老は天然海老、海苔は厳選された上級の三重県産のものを使用しています。油屋さんも創業当時から変えていません。
油は毎日取り替えており、握るつど綿実油100%のサラダ油でカラっとあげているため、さっぱりとした胸焼けのしない天むすになっております。
材料だけでなく天むすを包む皆敷も三重県の業者さんであり創業当時から同じです。
どの時代でも同じ天むすを作り続けています。
次の代になってもそのままで繋いで行きたいと思っております。」と小山店長。
世代を超えても、みなが「守り続ける」という同じ気持ちで歩んできているから千寿の天むすは皆に愛されていることがわかりました。
此度は、小山店長の暖かいお話と温かい天むすをいただき我らの活動にも準ずるものを感じましてござりまする。
そして本日は、女将の藤森殿も顔を見せてくださりました。
我らも同じく名古屋の歴史を繋ぐ者とし、共に名古屋の食文化、歴史を繋いでいきたいですな。
MAP
場所 | 名古屋市中区大須4-10-82 |
---|---|
営業時間 | 【テイクアウト】 8:30〜18:00 ※売り切れ次第閉店 【イートイン】 12:00〜14:00(L.O.) |
定休日 | 火曜日・水曜日 |
公式サイト |