韓国のり巻の専門店『Kのキンパ』が、2016年4月にオープンした岩塚店に続いて、2018年2月1日に本陣店をオープンさせます。
1号店となる岩塚店では連日のように閉店時間を待たず売り切れになってしまうため、「買えなかった!」という声に応えるための2店舗目のオープンです。
地元に愛される人気店が多い中村区西部において人気沸騰中のこのお店を、名古屋情報通の読者の皆様にもご紹介いたします。
『キンパ』って何?
「キンパ」は韓国料理の一つ。日本食に例えると太巻き寿司と似ています。
太巻き寿司と異なるのは酢飯ではなく塩とごま油でお米の味を整えている点や、生魚を使わずにんじん・ほうれん草・たくあん・カニかまぼこ・卵焼きといった材料を使っている点が挙げられます。
おかずとご飯を一緒に手軽に食べられる事から韓国ではキンパ専門店がチェーン店展開されており、ファーストフード的な感覚で食べられているそうです。
ちなみにKのキンパの“K”はKOREA?と思いましたがお店の方に聞いたところ、オーナーの名前の頭文字から取ったそうです。何かオーナーこだわりのエッセンスが入ったメニューも期待出来ますね。
ではまずはお店から紹介していきましょう。
まずは1号店「岩塚店」をご紹介
2016年4月にオープンした1号店『Kのキンパ 岩塚店』。
中村区の中村公園駅と岩塚駅の間、ローソンやブックオフがある「豊国通4丁目」の交差点から西方向へすぐの場所にあり、店舗南に駐車場も完備されております。
黄色のカラーリングがとってもかわいい店舗は最近店内改装もされ、テイクアウトだけでなくテーブル席にてゆっくり食べていく事も出来ます。
イートインの場合は、カウンターでメニューを注文すると、温め直してテーブルまで運んできてくれます。
まず最初に紹介するのは看板メニューにもなっている『野菜増量!Kのオリジナルキンパ』です。
ソーセージ・人参・ごぼう・ほうれん草・無添加たくあん・卵焼き・カニかまぼこ・韓国おでんの8種の具材を使ったメニューで、断面を見ても彩り鮮やか、野菜も多く女性に喜ばれるメニューです。
おでんは日本では様々な具材を用いた料理ですが、韓国おでんは一般的にはさつま揚げのような練り物。
大きさは食パンの断面よりもさらに大きなサイズで韓国おでんはこれを短冊状に切ってジャバラ状で串に刺し、だし汁で炊くのが基本。お店によって韓国唐辛子やコチュジャンで味をつけるところもあるそうです。
Kのキンパではこれを細長く切ってキンパの具材として使っていました。
アルミ箔に包まれたキンパを広げると8つに切り分けられており、すぐに食べられるようになっています。
ご飯の量も少なめなので女性でも1本まるまる食べられそうです。
全てのキンパで使われる海苔は韓国直輸入。米は岐阜県揖斐産の「はつしも」にこだわっています。
このはつしも、収穫時期がお米の中でも1番遅く、初霜の下りる頃に収穫される事から命名された品種。
収穫量も少ないため『幻の米』とも呼ばれています。こういった材料を使用している点からもお店のこだわりが見えてきました。
海苔およびご飯にごま油を使っていると聞いていたので、もっと強いごま油の香りがするかと思っていたのですが、思っていたよりもごま油が主張せず食べやすくなっていました。
また口に入れるとしっかりと野菜を噛み締めている感触を得られるので、野菜がたっぷり巻かれている事がわかります。
食べ終わりがとてもあっさりとしているので、すぐに2切れ目に手を出したくなりました。
「オリジナルキンパ」のようなあっさりしたお味のものだけではなく、濃い味や食材がしっかり主張するものを望む方に向けてキンパの種類も豊富。
プルコギがメインの「牛コギキンパ」、韓国でも定番の「ツナキンパ」や「チーズキンパ」、さらには韓国唐辛子を鶏そぼろと絡めた「真っ赤な鶏そぼろキンパ」などのメニューもあります。
そしてこの後詳しくご紹介する2号店となる本陣店では岩塚店のメニューに加え、『激辛キーマカレーキンパ』が限定メニューとして追加。
本陣店で早速いただいてきましたがカレーの香りと風味がキンパの食材と見事マッチ!また噛めば噛むほどひき肉からカレーの味わいが広がり、基本テイストのキンパとはまた違った新風キンパ!お見事です。
キンパのお供に最適なサイドメニューもご紹介!
今回はキンパと一緒に是非食べて欲しいサイドメニューもご紹介いたします。
『ヤンニャムチキンフライ』
ヤンニャムはコチュジャンやテンジャン(韓国味噌)などを使った韓国料理における合わせ調味料。
しっかりとヤンニャムの味がついたチキンフライは後味に甘さが出るピリ辛風味。
1個食べるとキンパを食べるのを忘れ2個、3個と箸が進んでしまいます。
『ケランチム』
韓国風の茶碗蒸し。一人前用の土鍋(トゥッペギ)で調理されて出て来るのですが、テーブルに届けられた時にはグツグツと煮立っています。スプーンで混ぜてから食べるのですが熱々のだしの味が効いたケランチムをハフハフしながら食べると体の中から温まります。
『牛すじスープ』
大きめに切った牛すじやごぼう、えのきやたまごがケランチム同様グツグツと音を立ててテーブルに届けられます。少し甘めの味付けがされたスープはスプーンを運ぶ手が止まらなくなるほどクセになる一杯!牛すじもしっかり煮込まれ柔らかくなっていて名古屋情報通オススメ!太鼓判!
他にも甘辛チキン、チャプチェ、韓国ラーメン、ワカメスープといったサイドメニューも充実。ドリンクもアルコールやソフトドリンクが多種に渡って揃っていますので店内飲食もオススメです。
2号店となる本陣店をご紹介
最後に2号店として2018年2月1日にオープンした本陣店について紹介。
岩塚店では平日でも夕方頃、週末になると早いと昼の1時頃には完売していたため、2号店が同じ中村区西部に出来た事で多くのキンパを提供出来るようになり、完売時間は少し延びるかもしれませんね。
お店の場所は本陣駅すぐ北のローソンの北側に位置します。
こちらは残念ながら駐車場が無いので近くのコインパーキングをご利用下さい。
店内は岩塚店よりも広く天井も高め。
イートインスペースにも余裕があり、お友達といろんなキンパやサイドメニューをワイワイと屋台感覚で食べたりするのも出来る空間になっています。
本陣駅周辺はマクドナルド(跡地は鳥貴族へ)、ミスタードーナッツ(跡地は不動産屋へ)とファーストフードのお店が閉店していき昼間に人が気軽に集まる場所が無くなってしまいましたので周辺の学校に通う学生や若者にはとても貴重な店舗になります。
本陣店限定のオープニングキャンペーン開催中
そして2号店となる本陣店では2018年2月15日まで税込1,000円以上のご利用でミックスコーヒーがプレゼントされています(店内飲食の場合は1杯サービスへ変更も可)。
ミックスコーヒーというのは韓国で飲まれている定番コーヒー。砂糖と脱脂粉乳がたっぷり入ったこのコーヒーは辛い韓国料理を食べた後にはピッタリだそうです。ブラックコーヒー派の私も半信半疑でいただきましたが口の中に残っていた韓国風味がこのコーヒーに見事に中和されていきました。
営業時間や定休日が異なりますので要注意!
今回ご紹介した2店舗、営業時間や定休日が異なりますので記事最後の情報をお間違えのないようによく確認してください。
また定休日は連休になる事もありますのでお店の公式ページやFacebookページをご確認の上お店に行く事をオススメします。
MAP
Kのキンパ 岩塚店(1号店)
Kのキンパ 本陣店(2号店)
店名 | Kのキンパ 岩塚店 |
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住所 | 〒453-0835 名古屋市中村区上石川町3-35 |
電話番号 | 052-433-1363 |
営業時間 | 9:30〜18:00/店内飲食はL.O.17:00 |
定休日 | 月曜日(月曜日前後の連休あり) |
店名 | Kのキンパ 本陣店 |
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住所 | 〒453-0035 名古屋市中村区十王町21−5 |
電話番号 | 052-756-2992 |
営業時間 | 10:30〜18:30/店内飲食はL.O.17:30 |
定休日 | 日曜日 |
公式サイト/SNS | ホームページ |