『木梨憲武展 Timing -瞬間の光り-』松坂屋美術館で2019年9月13日〜10月20日まで開催。

《感謝》2013年 ©NORITAKE KINASHI

お笑いコンビ「とんねるず」としての活動の傍らアーティストとしても活動する木梨憲武さんによる、およそ2年間にも渡る大規模全国巡回展。

今から25年以上前に自身のレギュラーバラエティ番組内で”画伯キャラ”「木梨憲太郎」として絵を描き始めたのをきっかけに、アトリエを持ち画家として活動を開始した木梨さん。
日本国内で過去8回開催された個展はいずれも高い評価を受け、2015年にはニューヨークで、2018年には氏の最も得意とするストリートカルチャーの発信地・ロンドンでの個展の開催を実現。ますます活躍の場を広げています。

本展ではロンドンで披露した新作を中心に、150展以上の作品が展示されます。

《とりのうた3》2014年 ©NORITAKE KINASHI

作品は明るく豊かな色彩を非常に大胆に用い、自由な作風が特徴。
「手」をモチーフとした『REACH OUT』シリーズからはポジティブさ、そして人と人とのつながりが感じられるでしょう。

また絵画やドローイングだけでなく、映像やオブジェに至るまで枠にとらわれない表現手段の多彩さも魅力。
段ボールを切り貼りした小さな妖精『フェアリーズ』シリーズの斬新すぎる独創性は圧巻です。

《REACH OUT》2018年 ©NORITAKE KINASHI

有料の音声ガイドでは、映画コメンテーターのLiLiCoさんと木梨さんによる楽しいトークで、笑いたっぷりに展覧会を案内。
さらにグッズコーナーでは公式作品集をはじめ、展覧会のオリジナルグッズも種類豊富に販売されます。

これまでお笑いタレントのイメージしか持っていなかった人も、木梨さんの新たな魅力を発見できるに違いありません。是非足をお運びください。