夏季限定で営業するかき氷が人気の老舗、中村区の『内山冷菓』が今シーズンから開始した紅茶と甘味の専門店『喫茶うちやま』を取材させていただきましたのでご紹介します。
紅茶ソムリエがいるかき氷店が冬季限定で喫茶へ
中村区の日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院(中村日赤)から南へ徒歩8分のところにある『内山冷菓』。
2019年に「期間限定!昔懐かしいかき氷店が進化を始めた『内山冷菓』」として名古屋情報通で紹介させていただきました。
この時の進化と銘打った正体が紅茶ソムリエの資格を取得し、その知識とノウハウから生まれた紅茶(アールグレー)を使用したかき氷。
実はこの時から紅茶をさらに楽しんでもらえる場として冬季限定営業『喫茶うちやま』の構想があり、コロナ禍での調整と準備期間を経て、ついに2022年11月に常連さんから徐々に予約を受け付けを開始しながら営業。『内山冷菓』同様メディアの取材はなかなか出来ないのですが、今回予約が落ち着いてきた頃を見計らって特別に名古屋情報通単独取材をさせていただくことができました。
『喫茶うちやま』は材料準備などの理由から営業日を限定。さらに夏季に向けた準備もあるため11月〜3月までの冬季限定となります。
予約やお問い合わせは電話( 052-471-5338 )での受付のみとなります。事前に営業日が決定している場合はInstagramにてお知らせしていくとの事でした。
和の甘味に合う紅茶がある?意外な組み合わせ
『喫茶うちやま』では紅茶だけでなく、ぜんざいやあんみつなどの甘味も一緒にお楽しみいただけます。
この和の甘味にペアリングするお茶となれば、抹茶やほうじ茶などをイメージしますが『喫茶うちやま』では“紅茶”。紅茶専門店Lakshimi(ラクシュミー)の茶葉を多数仕入れ、それらの中からオススメの紅茶を提供してくださいます。
材料から一つ一つ自家製で仕込んだ甘味にもこだわり
夏季営業の『内山冷菓』でかき氷と一緒に提供している甘味を冬用に材料の仕込み方法などを調整し『喫茶うちやま』では提供。豆、白玉、寒天、あんこといった甘味の材料は全て自家製というこだわり。
ぜんざい以外の甘味には自家製のあっさりとした甘さの白蜜と、コクを感じる黒蜜を選ぶ事が出来ます。
それでは甘味を順にご紹介します。
みつ豆(700円)
果物をたっぷり使った甘味。取材時はりんご、キウイ、パイナップル、黄桃、バナナ、あんずが入っていましたがその時によってフルーツは異なるそうです。この他に自家製の豆、寒天、白玉が入っており、フルーツと豆、寒天、白玉それぞれ異なる食材のコンビネーションは懐かしさを感じます。
あんみつ(800円)
みつ豆のメニューにさらにあんこを加えた豪華版で、あんこは甘すぎずフルーツや蜜の味わいを崩さない“あんこの存在感”を絶大に感じることが出来ます。またフルーツと豆、寒天、白玉をつなぐ役割を担うことで全ての魅力が引き立つ総合力も生み出してくれます。
豆かん(800円)
豆、寒天、あんず、白玉が入ったシンプルな甘味。シンプルだからこそ豆や寒天や白玉一つ一つに向き合えるため、丁寧に仕込みされている食材から得られる食べ終わった後の満足感は心いっぱい。また合間や最後に口にするあんずが絶妙な甘みの引き際と余韻を生み出してくれていました。
白玉寒天金時(800円)
白玉好きにオススメなのがこちら。通常は白玉1個ですが、このメニューはなんと5個!もっちもちの白玉の食感を長い時間楽しむことが出来るメニューです。この白玉は夏季営業時のかき氷の上に乗せる白玉とは柔らかさにも微妙に変化をつけて仕込んでいるそうです。
餅入り ぜんざい(700円)
あっさり系とどろっと系で好みが二分するぜんざい。ここ『喫茶うちやま』ではあっさり系が味わえます。ぜんざい用に炊いたあずきは粒感はしっかりと感じつつ程よい甘さを楽しむ事が出来ます。そしてこのメニューのこだわりとも言えるのが餅の焼き具合。表面にあえて少しだけ焦げを作る事で香ばしさが生まれ、あんこの甘さとの対比を生み出します。
甘味×紅茶のペアリングを紅茶セットで楽しみましょう
甘味単品の注文には和甘味の組み合わせとして定番のほうじ茶がついてきますが、プラス300円で神戸にある紅茶専門店Lakshimi(ラクシュミー)の茶葉から甘味に合う紅茶を日替わりでセレクトした『紅茶セット』にする事が出来ます。甘味と共にいただく紅茶はほうじ茶と比べて香ばしさが少ない分、甘味の余韻がゆっくりとした時間で消えていく変化を楽しむことが出来ます。
また日替わりの紅茶以外にも多くの種類の紅茶が用意されており、単品で注文する事も出来ますので紅茶好きの方は是非こちらもお楽しみください。
『喫茶うちやま』では紅茶とハンドメイドをコラボしたワークショップも開催。取材時にはお花のアレンジメントの人気の講師を招いてワークショップを開催しておりました。ワークショップの開催予定とお申し込みについてはお店に直接お問い合わせください。
最後に…。
『喫茶うちやま』は冒頭でもお伝えしたとおり、営業時を限定。営業期間は11月〜3月までの冬季限定営業を予定しています。予約や営業日のお問い合わせは電話にて。
ますます人気が高まる紅茶、奥深い味わいを求め『喫茶うちやま』に行ってみてくださいね。
また冬季営業が終了した後はメンテナンス期間を経て、昭和時代から稼働している6月から夏季限定営業の『内山冷菓』となりますので是非そちらもお楽しみに。
MAP
場所 | 〒453-0811 愛知県名古屋市中村区太閤通7丁目23 |
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営業期間 | 11月〜3月の火曜日と日曜日 |
営業時間 | 13時〜17時30分 |
予約電話番号 | 052-471-5338 ※営業日のみの受け付けとなります |
SNS | 内山冷菓&喫茶うちやま 公式Instagram |