『メイカーズピア』開業2ヶ月にして早くも閉店店舗が…その店舗とは?

閉店

2017年3月30日(木)に港区・金城ふ頭にオープンした『メイカーズピア』。
50店舗以上の飲食店・体験施設・アミューズメント施設などを集積した、『レゴランド・ジャパン』の門前町的位置付けの施設ですが、開業してまだ2ヶ月経過しないうちに早くも店舗の閉店のニュースが。。。

閉店したのはどの店舗なのか?を調査がてら、開業後約2ヶ月のメイカーズピアとその付近の実態を見に行ってみることにしました。

閉店したのは1店舗…

久々「メイカーズピア」。
筆者はここに来たのはオープン前のレゴランド内覧会以来なのです。

本日は快晴。平日の昼間。人の入りはというと。。。

んーっと、
思ったよりはいるかな。。。

子連れの若奥様のグループ、さまざまな年代のご夫婦、ご年配の方や、一人でひなたぼっこを楽しんでいる人など、実にさまざま。

正直、平日の金城ふ頭という場所柄を考えると、本当に閑散とした様相しか想像していなかったので意外にいるなという感想を抱いてしまいましたが、
それでも直近にオープンした観光エリアということを考えると寂しいっちゃあ寂しいですねえ。

総合案内の看板を見てみましょ。

むむっ、一個だけ白のラベルで店名が隠されている店舗があります。
その場所に行ってみると…

閉店していたのはこちら。
シーグリルバンケット』様。

画像引用元:http://www.makerspier.com/

ロブスターをはじめとした魚介料理や、パスタ、スイーツなどを提供。
内装にもこだわりラグジュアリーな空間でどちらかというと女子会向け的なお店だったようですが…

読売新聞の記事によると、

6年間の契約で出店したが、オープンから約2か月で閉店する。運営会社は「売上高は想定の10分の1。レゴランドが思ったように集客できておらず、テナント側には手の打ちようがない」と話した。契約途中の退店による違約金の支払いについて、メイカーズ側と協議しているという。

(読売新聞5月23日付け記事より引用)

想定していた売上の10分の1…ということで早々に撤退されたようです。

ちなみに窓ガラスには
『名古屋都心部で近日オープン!!』
の貼り紙が。

調べてみると、7月上旬に都心部(金山?)に移転されるようですね。
本当は行きたかったけどタイミングが合わなくて行けなかった人もいるかもしれませんし、こちらも期待したいところ。

 

メイカーズピアの今後は

なんだかんだでちょっと寂しげな様相を呈してきたメイカーズピアですが、今後メイカーズピアの集客が増えて、少しでも盛り上がっていくにはどうしたら良いのか?課題となるポイントをちょっと考えてみました。

メイカーズピア自体の認知度が低いのでは?
レゴランドの方はオープン時に大々的に宣伝がなされていたものの、メイカーズピアの宣伝やPRはほとんど無かったように思います。レゴランドの付属施設程度の認識、あるいは”レゴランド内の飲食店”のような誤認もされているかもしれません。
地元名古屋でも浸透度が浅いように思いますが、それなら他地域の人も知らなくて当然です。

メイカーズピアは、レゴランドの入場料を払わなくても入れる単独施設であり、飲食だけでなくハンコ作りやガラスアクセサリーづくりなどの体験も出来る魅力的な施設ですから、メイカーズピア目的で来てもらう人が増えるように、もっと発信していくことが重要なのではないでしょうか。

◆レゴランドのターゲット層と合っていないのでは?
今回の店舗撤退の大きな理由の一つとして、レゴランドの客層と極端に合っていなかったのではないかということが考えられます。
レゴランドに行ったことがある方はわかると思いますが、対象年齢がだいたい小学校低学年ぐらいまでの子供向けテーマパークで、何もかもが子供目線の施設なのです。
なので子供とその家族がみんなで楽しめないお店は需要が低いと考えられ、撤退せざるを得ないかもしれません。
話題性やおしゃれさだけを求めて『イクスピアリ』や『ユニバーサルシティウォーク』の右へ倣えではダメで、独自の方向性を模索していく必要があるかもしれませんね。

◆レゴランドの1DAYパスでも出入り自由にすべきでは??
現状、レゴランドへ一旦入場した後パークを出て再入場することは『年間パスポート』でのみ可能であり、一日のみ有効の『1DAYパスポート』では不可能となっています。
レゴランド側は年間パスポートを購入させたい思惑なのかもしれませんが、レゴランドに行く人はある程度メイカーズピアにも行きたい、または気になっている人が多いはずですし、双方の連携が取れていないと結局両方ともの魅力を失う形で終わってしまうと思います。

MAP

場所 名古屋市港区金城ふ頭2-7-1
公式サイト メイカーズピア