ご縁（猿）が産んだ奇跡のコラボ！日本モンキーセンター×澤田酒造のコラボ日本酒販売中！

ご縁を結んだその奇跡はなんと…

「ハクロウ秋の酒蔵まつり」より写真は右から澤田酒造副社長、社長とモンキーセンターのスタッフ。写真提供：日本モンキーセンター

動物園であるモンキーセンターと酒蔵である澤田酒造には業種も違い縁遠い存在である。なぜこの二社が一緒に日本酒を作ることになったのか？二社を結んだ奇跡は今から一年前にさかのぼる。

麹室の火災のニュースは東海地区のニュースで流れた。写真提供：澤田酒造

2021年1月、東海地方の夕方の情報番組で、ある酒蔵のニュースが流れた。愛知県常滑市にある酒蔵の麹室（お酒の原料を作る大切な施設）から出火し、消失してしまい、その再建のために尽力しているというドキュメンタリータッチのニュースだったと覚えている。

実は筆者と澤田酒造の社長、副社長とは面識があり、2018年に犬山で開催した「発酵サミット」で挨拶させてもらってからのご縁だ。辛口のキリッとした呑み口が印象的な日本酒で、筆者お気に入りの日本酒の中でも1、２を争う銘柄だ。

麹室再建の打ち合わせをしている澤田酒造社長。写真提供：澤田酒造

2020年の11月だったか、Facebookのタイムラインに衝撃的な写真とともに澤田夫妻のコメントが流れてきた。「麹室が焼けてしまった」と…。

Facebookのタイムラインに火災の様子が流れてきた。写真提供：澤田酒造

麹室は酒蔵にとって生命線で、ここで作った麹が日本酒の原材料になる。麹室が焼けてしまっては材料が作れないためその年の日本酒が作れないと悲観的な投稿で相当落ち込んでいることが心配になった。

様々な方の協力で再建された麹室。この時に副社長（写真中央）が被っていた手ぬぐいが縁。写真提供：澤田酒造

その後、夫婦でずいぶんとご苦労されたのだろう、麹室の再建、酒蔵の従業員の雇用の確保、コロナ禍真っ只中に見舞われて様々な困難が襲いかかった。が、澤田酒造はそれらをすべて乗り越えて、酒蔵を続けている。

モンキーセンターと澤田酒造の縁は、麹室再建の最中、TV番組の一コマから始まる。副社長の澤田英敏さんがモンキーセンターで販売されている「霊長類骨格手ぬぐい」を頭に巻いて仕事をされていた姿が映されていた。これをきっかけに、お互い苦境な立場を支えられたらと交流がはじまったのだそうだ。

ご猿（縁）をラベルに！大切な人へ届けよう！

写真提供：日本モンキーセンター

モンキーセンターと澤田酒造のコラボ日本酒は今回が第三弾になる。2021年の年始に生まれたご縁がこれまで二作のコラボラベルの日本酒を発売してきた。

二作は数量限定品ではあったが、モンキーセンターにちなんだラベルだったことで多くのモンキーセンターファンが手に入れていたと思う。筆者も第二弾のニシゴリラ「タロウ」をモチーフにした「萌猿」を手に入れた。ラベルデザインが可愛くて、飲みきってからラベルだけ保存させてもらっている。

今回のラベルデザインはご縁を結ぶデザインに仕上がっていて、コロナ禍の混乱で久しく会えなくなったあの人へ贈りたいデザインになっている。ラベル背景のイラストは澤田酒造の職人さんとモンキーセンターの職員さんの手によるもの。日本酒の美味しさは澤田酒造の地元である常滑市の契約農家さんで減農薬栽培された酒造好適米「若水」を全量用いて作られた白老 若水純米冷やおろし。この日本酒は春夏貯蔵をして旨味が乗ったお冷の日本酒で、海産物のつまみと相性がいい秋限定の銘柄。

販売開始は2022年9月3日（土）から、澤田酒造で行われた「ハクロウ秋の蔵まつり」で封切りされた。現在は澤田酒造のWeb通販サイトで購入できる他、モンキーセンターでも720mlボトルが販売されている。

写真提供：日本モンキーセンター

コラボにちなんで縁を結んだ「手ぬぐい」も販売中で、ラベルデザインから銘柄名をぬいたイラストだけの手ぬぐいが販売されている。こちらの手ぬぐいは秋らしい柿色とネイビーの2色刷りで印刷されていて、お酒作りの道具とお猿さんが散りばめられている（一枚1,000円）。

写真提供：日本モンキーセンター

店頭（澤田酒造、モンキーセンター）で日本酒「猿結び」とセットで購入するとこの手ぬぐいで包んでくれるのは嬉しい。お酒好きのあの人へのお土産にぴったりだ。

秋、といえば月見酒。秋の夜長に良縁の日本酒と秋の味覚を楽しんでみてはいかがだろうか？

コラボラベルの日本酒はどこで買える？

今回紹介したコラボラベルの日本酒は店頭販売で日本モンキーセンターのビジターセンターと澤田酒造で購入できる。なお澤田酒造ではWebショップからも同様の日本酒が購入できるので利用してみてはいかがだろうか？

澤田酒造さんのパーソナルデータは下記の通り。WEBリンクは今回紹介した猿結びの販売ページへ飛べる。また、澤田酒造さんは酒蔵見学（要予約）も行っている。酒蔵に興味のある方は行ってみてはいかがだろうか？