博物館明治村

【大人の社会科見学】博物館明治村を1日かけてのんびり歩いてみた

その他

2017/03/26

大人にも子供にも人気の愛知県犬山市にある「博物館明治村」。明治時代の歴史的建造物を移築して展示しています。明治時代の建築物は現代の建築物に対して全く違うアート的な要素も満載で、海外から多くの見学者もこの明治村へ訪れています。歴史的建造物が多い中、なぜ今この博物館が人気なのか?その秘密を1日かけて取材に行ってきました!

博物館明治村とは?

博物館明治村

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博物館明治村は愛知県犬山市にある野外博物館です。その敷地面積は広大で、日本で3番目の広さを持つ野外テーマパークです。広い敷地内には明治時代の建築物や市電、SLなど歴史的に重要で価値の高い構造物が数多くあり、明治時代の文豪が実際に住んでいた家屋や細菌研究に使われていた研究所など、単に明治時代の当時の趣を楽しむだけではなく、社会的に高い価値観を持ったテーマパークなのです。

最近では建築物を見学するだけではなく、野外イベントとして様々なイベントが開催されています。そのイベントも独特な催しが多く、この明治村でしか体験できないゲームやイベントもあり、人気を博しています。

村内の移動手段は電車やSLが便利

明治村の敷地は非常に広大で、歩くと1日では足りないくらい見所が沢山あります。明治時代の建築物を足で歩いて見て歩くのも面白いのですが、村内には京都市電、SLとここでしか乗れない乗り物に乗れるのです。どちらの乗り物も5分少々で、短い時間なのですが、ゆったりと明治時代の乗り物に乗れることから大変な人気です。

博物館明治村

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京都市電は村内の品川灯台からなごや駅までのおよそ800mを走っています。途中1箇所停留駅があり、見学ルートを横切って電車が進むことから、市電であったことまで再現されています。ちなみに京都市電の前についている網ですが、人が歩く道の上を市電も走っていたことから、人をはねてしまっても身の安全を確保するための網なのだそうです。それでも結構なスピードで往来していたのだから無事では済まないですよね。

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京都市電に乗り込むと、車掌さんから村内の案内と明治村の歴史を解説してくれます。車内は結構揺れるのですが、どこか懐かしい雰囲気に溢れていて、5分ほどの乗車ですが景色もよく楽しませてくれました。

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明治村村内には蒸気機関車が2両、明治時代の姿のまま保存されています。明治時代から新たな移動手段としてこのような蒸気機関車が輸入され「陸蒸気」と呼ばれ親しまれていました。当時最初に開通した新橋から横浜間はイギリスから輸入された蒸気機関車走っていました。その後昭和32年まで蒸気機関車は現役で走り続け、日本国内に鉄道の敷設と移動手段として発展しました。

明治村村内にある2台の蒸気機関車のうち「12」とプレートの貼られている蒸気機関車は毎日村内を走っていて、実際に乗って楽しむことができます。この蒸気機関車は明治7年にイギリスから輸入されたもので、当時のまま元気に走り回っているんです。他のどこの国を見ても100年以上前のSLが走っているのはここ明治村だけ、凄いことですよね!

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あいにくの雨で来村者もまばらな中、SLに乗り込むと貸し切りでした。当時の客車をそのまま利用していて、中は非常に綺麗なままです。貸し切状態のため写真を撮らせて頂いたのですが、古さを感じさせないベンチシートはいつも乗る電車のシートとは違い、腰を下ろすと少し沈むような座り心地です。明治時代当初を思い浮かべて「この座り心地で往来していたんだなぁ」なんて思いながら乗っていました。長時間乗ると思うとベンチシートで背もたれもなく結構揺れるので、当時の大移動は大変だったんだと思いを浮かべていました。

映画やドラマのロケにも使われた建物に触れる

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実は明治村はドラマロケによく使われる有名なロケ地だったってご存知でしたか?

写真の建物は「北里研究所本館・医学館」で、ここではNHKの朝の連続ドラマ「花子とアン」の私立修和女学校として撮影に使われました。花子とアンは他にも京都市電や帝国ホテル玄関、天童眼鏡橋もロケの現場だったのです。

また、嵐の二宮和也が出演した「オリエント急行殺人事件」というドラマでも明治村内の建物が使用されました。

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こちらの建物で「芝川又左衛門邸」です。ここは建屋の中が非常に重要な家具も移築しているため、ガイドさん付きでないと中に入って見学ができない建物になっています。ガイドさんがいる時間は決まっていますので、気になる方は時間をチェックして見学してみるのも面白いですよ。家具に座ったり触ったりはできませんが、二宮和也が座って雑誌のページに載った階段では撮影自由なのでなりきった気分で撮影してみてはいかがでしょう?

他にも「ごちそうさん」や「仮面ライダー電王」など、大人から子供まで楽しめるドラマ、映画の撮影があったのです。明治時代をモチーフに村内が作られているので、近代時代劇の作品が多いのですが、「あの有名人が触った〇〇」なんて思いながら巡るのも楽しみのひとつです。

明治村に行ったらコレを食べろ!明治村特選グルメ

明治村村内には多数の飲食店があります。その中でも人気なのは「浪漫亭」です。

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このお店の人気メニューは「オムライス」。

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絶妙なふわとろ卵がチキンライスに絡み、空腹のお腹を満たしてくれました。筆者がお願いしたのは当店自慢のデミグラスソースがけのオムライス、付け合せのハッシュドポテトもちょうどいい塩加減でした。

村内にはあちこちで宣伝されているのですが、明治村にはオリジナルのビールがあるのをご存知ですか?

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明治時代に醸造されていたレシピのまま醸造されたオリジナルのビールです。当日は車だったので、お土産で購入して飲ませていただきました。今のビールに比べてちょっと味が濃いのですが、筆者は好きな味です。濃い目のビールが好きな方、おすすめです。

他にも明治時代に食べられていて、その味を再現した「ハヤシライス」や「カレーライス」もあり、ランチタイムは混雑しています。

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京都市電の市電名古屋からほど近い食道楽カフェには「謎解きアトラクション 明治探偵GAME」にちなんだケーキセットがあります。こちらはごまのシフォンケーキと黒いバニラアイスのセットで、コーヒーと一緒に頂いたのですが、甘すぎないアイスとフワフワのシフォンケーキと相性が抜群でした。GAMEとコラボメニューなので2017年の6月25日までの限定販売、イベントで遊んで、コラボメニューを味わってみてください!

明治村村内には帝国ホテル2Fに喫茶店があり、帝国ホテルのロビーの雰囲気を味わいながら美味しい珈琲が頂けます。

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ブレンドコーヒなのですが、帝国ホテルロビーでいただけるので雰囲気抜群!帝国ホテルは少し小高い所に建っていて、窓から見る景色は一望できるわけではありませんが、なんだかいい雰囲気です。正門から帝国ホテルまで結構距離があり、あるきまわってやっと辿り着く建物なので、ここでコーヒーを呑んでホッとできました。

明治村のおみやげはどれもハイカラだ!

明治村のおみやげを求めるのであれば、オリジナルで販売されているおみやげがおすすめです。

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筆者が購入したおみやげのひとつなのですが、アレルギーの心配なく購入できる「レトロな恋人」

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こちらも購入した「小泉八雲」の愛したラフカディオコーヒーです。こちらのコーヒーは文豪小泉八雲が愛したコーヒーの味をお孫さんとひ孫さんが実際に味を監修し、当時の味を思い出してブレンドされたコーヒーです。明治時代らしくネルドリップでいただくと濃く入れても酸味が少なく、深い苦味が楽しめます。

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どこのテーマパークにもありますがバームクーヘンは鉄板おみやげのひとつです。

食べ物系のおみやげは正面ゲート横のお土産屋さんと

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帝国ホテル内など、各所にあります。帝国ホテル内のおみやげコーナーには東京の帝国ホテルで扱われているチョコレートや焼き菓子があり、明治村にいながら帝国ホテルのおみやげが買えるなんて粋ですね。

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京都市電なごや駅からほど近い「和小物雑貨 楽」では明治村由来の手ぬぐいやブックカバーなど、和小物が沢山置いてあります。何か記憶に残るものをとお求めであればこちらがおすすめです。

また、この和小物雑貨 楽が入っている4丁目の歩兵第六聯隊兵舎には

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明治村にしかないプリクラがあります。SLと一緒に写真をとるなら、こうしたプリクラで写真をシールにして楽しむのも面白いですね。ちなみにこの建物の2Fは、

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射的や的当てなど懐かしいアトラクションや、建屋の広さを活かした暗闇迷路もあり、お子さんと一緒に楽しめるようになっています。

リアルコスプレはいかが?ハイカラ衣装を着て明治村を満喫する

博物館明治村で最も楽しいアトラクションと言えばこのハイカラ衣装ではないでしょうか?

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村長の阿川佐和子さんの立て看板が目印で、レンガ通りに位置しています。こちらのハイカラ衣装館では、貸衣装に着替えて写真撮影が出来るばかりか、毎日10組限定ですが衣装をレンタルして明治村を散策できるサービスが人気です。

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身長100cmからレンタル衣装が用意されていて、季節ごとにその衣装のラインナップも変更されます。写真撮影だけでしたら5分800円、1日レンタルして歩くなら3000円(1日先着10組限定、悪天候の場合は中止)で、レンタル衣装で明治村を散策できるサービスは始まって以来好評です。取材当日も女性が2人貸衣装を着て写真撮影を楽しんでおられました。残念ながら雨で散策はできなかったのですが、

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このようなセットで撮影できます。手前の台にスマホやデジカメを置いてセルフで撮影できるようになっています。デートの途中や女性同士で明治の衣装を着て写真に残せるなんてすてきなことですね!

村内イベントはどれも楽しい!散策もいいけどイベントに参加しよう!

●謎解きアトラクション明治探偵GAME

明治村では現在進行系のイベントがあります。子供でも大人でも人気の「謎解きアトラクション明治探偵GAME」は2017年7月23日までです。

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「明治探偵GAME」は受付で購入した挑戦状にかかれている手がかりを元に明治村内に証言やヒントを集め、怪盗ジダイの謎を解いていく体験型アトラクションです。

開始以来大変人気のアトラクションで正門と北口の受付で9:30から16:30まで受け付けています。難易度別で6コース用意されていて、一度ならず何度でも挑戦できる仕組みになっています。難易度別の各参加費は以下の通りです。

■挑戦状W(参加費300円):難易度0.5小学生向けのコースで低学年のお子さんはお父さん、お母さんと一緒に挑戦しましょう

■挑戦状壱(参加費600円):明治村の謎解きは初めて挑戦する方向けの謎解きゲームです。村内をくまなく回って挑戦しましょう!

■挑戦状弐(参加費600円):明治村の謎解きに何度か挑戦したことのある方向けで、壱より難易度が上がっています。

■挑戦状参(参加費600円):「謎解きが大好き」という根っからのミステリー好きの方向け、自慢の推理力で挑戦してください!

■挑戦状四(参加費1100円):挑戦状参をクリアした方のみ挑戦できるコースです。村内をくまなく回って怪盗ジダイの行方を追え!

■挑戦状五(参加費1100円):挑戦状四をクリアした方のみ挑戦できるコースです。最難関のコースで解くのに1日じゃ足りないかも知れません。

※挑戦状四と五は2017年5月20日からスタートで、挑戦するにはそれぞれの前のレベルのコースをクリアすることが条件です。

●夏目漱石生誕150年記念「漱石さんのお宅訪問!」

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2017年3月25日から森鴎外・夏目漱石住宅にて夏目漱石生誕150年記念のイベントが開催されます。このイベントは夏目漱石の代表作「吾輩は猫である」を執筆した森鴎外・夏目漱石住宅野中を文献などとともに当時の様子を再現する展示会で、普段はガイド付きでないと入れない森鴎外・夏目漱石住宅に自由に出入りできる上、夏目漱石になりきって写真を撮ったり、持参した本を読むことができます。色々な楽しみ方で漱石が住んだ家を満喫してください。

また、2017年4月16日から5月28日までの日曜日に夏目漱石など明治時代に活躍した偉人が村内を歩いています。見つけたら名刺がもらえるので、声をかけてみてはいかがでしょうか?

他にも明治村村内ではイベント盛りだくさん!見て、聴いて、学んで、食べてと一日中明治を体感してみてください!

明治村は重要文化財の宝庫だった!

いかがだったでしょうか?明治村村内を1日かけてゆっくりと歩いてみたのですが、村内が思ったよりも広く、途中バスやSL、京都市電を駆使して移動しました。

明治村は建物だけでなく四季折々の花を楽しむこともできます。春はカタクリにはじまり、梅、桜、5月になればヒトツバタコや花ショウブなど、自然の中にあるテーマーパークならではの楽しみ方もありますよ。

昨年、西園寺公望別邸「坐漁荘」が国の重要文化財に指定された事を受け、2017年3月25日から6月25日までの期間中、明治村の重要文化財展が開催されています。普段見ることができない明治村所蔵のお宝を展示、紹介しています。企画展会場はレンガ通りの「千早赤阪小学校講堂」で入場料は高校生以上100円、時間な10:00から17:00(入場は16:30まで)です。

 

MAP

場所  〒484-0000 愛知県犬山市字内山1番地
開村時間  3月~7月、9月、10月:9:30~17:00

8月:10:00~17:00

11月:9:30~16:00

12月~2月:10:00~16:00

料金  大人:1,700円 のりもの1日券付き2,700円

大学生・65歳以上:1,300円 のりもの1日券付き2,300円

高校生:1,000円 のりもの1日券付き2,000円

中学生:600円 のりもの1日券付き1,700円

小学生:600円 のりもの1日券付き1,300円

公式サイト 博物館明治村

駐車料金:3~11月 :1日800円 12月~2月:1日500円(収容台数900台)

【交通アクセス】

名古屋駅から乗り換えなしで行ける名鉄バスの直行便があります。期間限定ですが名鉄バスセンターから明治村までの往復チケット+明治村の入村券がついて大人おひとり3420円とお得なパックがあります。期間は2017年3月4日から7月23日までですが、遠方からお越しになるならお得な料金です。

・お車でお越しの方…中央高速道路「小牧東IC」下車、犬山方面へ車で5分

・公共交通機関利用…名鉄「犬山駅」下車、明治村行きのバスで約20分
※名古屋駅名鉄バスターミナルから直行バスもあります。

【料金について注意事項】

  1. 幼児(未就学児)及び明治生まれの方無料。
  2. 高校生・大学生は学生証を、65歳以上の方は、年齢を証明できるものを提示してください。
  3. 学校団体は引率教員無料。
  4. 障がい者の方は、障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)を提示してください。
    各手帳の1種・A判定・・・ご本人と付添いの方1名を半額。
    各手帳の2種・B判定・・・ご本人のみ半額。

【村内注意事項】

大切な文化財を後世に残すために、下記事項についてご協力願います。

  • 村内は指定場所を除いてすべて禁煙です。
  • 盲導犬、聴導犬、介助犬を除くペット同伴での入村はご遠慮ください。
  • 飲食店舗以外の建物内での飲食はご遠慮ください。
  • 建造物破損のおそれがある危険物、ボール等遊具の持込はご遠慮ください。
  • 他のお客様が不快に感じる恐れのある服装を着用されている場合、入村をお断りさせていただく場合があります。
  • 自然の地形と歴史的建造物の特徴を活かした展示をおこなっているため、急な勾配の坂道、段差などが各所にあり、必ずしもバリアフリーが行き届いておりません。ご見学に不安な点がありましたら、事前にお問い合わせください。
  • 事故防止のため、立ち入りを制限している建物や箇所があります。
  • 修理等のため建造物・資料がご覧いただけない場合があります。
  • 荒天等により予告なく途中閉村や休村することがあります。