アニメーションの舞台裏を体験「ピクサーのひみつ展」が名古屋市科学館にて開催中

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3Dアニメーション映画『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』といった作品のキャラクターや世界が生まれるアニメーション制作の舞台裏を体験できる展覧会『PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス』が現在名古屋市科学館にて2021年2月23日(火・祝)まで開催中。

世界初長編3Dアニメーションを手掛けたピクサー・アニメーション・スタジオ(以下 ピクサー)、アニメーションが生まれるまでにクリエイターが吹き込む8つの魔法を体験出来るこの展覧会の魅力をリアルなウッディと一緒にご紹介させていただきます!

ピクサーがいのちを吹き込む8つの魔法

ピクサーがキャラクターや背景などにいのちを吹き込むためには8つの工程があると言われています。

その8つは制作の順にモデリング、リギング、サーフェイス、セット&カメラ、アニメーション、シミュレーション、ライティング、レンダリング。

ちょっと難しそうに聞こえるこの8つの工程を実際に触れる展示で変化を楽しみながら体験ができるのがこの展覧会。

小さな子どもでもピクサーのクリエイターになった気持ちになってアニメーション制作とその仕組みを学べます。

いざ中へ!その前に感染症予防対策にご協力を!

会場入口では感染症予防対策としてマスク着用の徹底、アルコール消毒の実施、検温の実施、ビニール手袋の配布などの来場者の健康状態の確認を行っています。

それに加え会場内の換気、スタッフによる触れる展示物の定期的な拭き上げ消毒、入場数の制限、全スタッフの体調管理など来場者を迎える環境づくりにも徹底。

詳しくは名古屋展サイト内に記載しております。

・チケットについて

・ご来場にあたってのお願い

準備万端!バズ・ライトイヤーがお出迎え

準備万端の上、会場に入ると『トイ・ストーリー』の人気キャラクター バズ・ライトイヤーがお迎え。入場受付すぐの紹介ムービー以外はすべての写真動画撮影が可能なのでこのバズ・ライトイヤーとの撮影ももちろんOKです!

『トイ・ストーリー』といえばバズ・ライトイヤーと人気を二分するキャラクターがいますよね!そう!カウボーイ人形の『ウッディ』

バズの足元にウッディがちょこんと座っていて…

「あれ!?」

「…リアルなウッディさんじゃないですか!」

なんとウッディの格好をした名古屋のパフォーマー『リアルなウッディ』さんがこの展覧会に遊びに来ていました!

リアルなウッディさんはピクサーが大好きなパフォーマー。名古屋駅や栄などの街中に出没するので見かけたことがある!という方もいるのでは?

そんなリアルなウッディさんに会場内の展示を体験してもらいながら一緒に会場内を回る事にしました!

8つのゾーンをいざ体験!

先にお伝えしたようにピクサーのアニメーション制作でキャラクターや背景にいのちを吹き込む8つの工程をピクサーのキャラクターと共に体験・学習できる各エリアで構成されています。

モデリング(Modeling)

ー キャラクターの形をつくるモデリング。

個性あるキャラクターを生み出すためにピクサーではスタッフの間でイメージの統一を図るためイラスト、演技、模型製作などを行います。この展覧会では3Dモデルの原型となる模型(マケット)が多数展示!

リギング(Rigging)

ー キャラクターを動かす筋肉や関節をつくるリギング。

関節の位置や数、筋肉の太さや柔らかさによって様々な動きに変化が出るためキャラクターの特性をもとに細かな設定を決めていきます。関節の数が多くなればタコのようにクニャクニャとした動きに、筋肉が柔らかければゴムのように伸びるように。

サーフェイス(Surfaces)

ー キャラクターの外見をつくるサーフェイス

3Dオブジェクトに色や絵柄を貼り付けたり、表面の手触り、透明性などの設定を行うことで同じ形でも全く異なる質感のモデルに仕上げることができます。一つの球体が一瞬でゴツゴツとした岩のようになったり、透明感のあるガラス玉になったりと魔法のような体験が出来ます。

セット&カメラ(Sets & Cameras)

ー 物語の世界を撮影するセット&カメラ

キャラクターが実在するかのように物語に登場する世界もリアルに描かれています。その世界にカメラを配置し画角や焦点(ピント)の位置を決めることによって見せたい場所や伝えたい意図をコントロールしていきます。カメラワークは奥深い!

アニメーション(Animation)

ー キャラクターに演技をつけるアニメーション

キャラクターの動きの開始位置と終了位置だけでなく、動きにかける時間や、速度の変化などを設定する事で情景の時間の進み方、キャラクターの演技やスピード感などをつけることが出来ます。アニメーションの基礎となるストップモーションも体験可能!

シミュレーション(Simulation)

ー キャラクターの髪や服を動かすシミュレーション

毛の一本一本、魚の群れの一匹一匹に動きをつけるのは容易ではありません。そこでピクサーでは予め行動パターンのプログラミングをしておきランダムに動きを与えていくことで沢山のいのちを効率よく与えていきます。

ライティング(Lighting)

ー 昼や夜など明かりを調節するライティング

太陽の光の色や角度、それによって発生する影の長さで四季の変化や時間帯がわかります。アナログの素材にライティングしたものをバーチャル照明で忠実に再現できる技術に驚き!

レンダリング(Rendering)

ー 映画館などで楽しめる状態にするレンダリング

出来上がった3Dアニメーションデータを巨大スクリーンに投影出来る画質に書き出すためにかかる時間を実際のアニメーション映像をもとに計算することが出来ます。

ピクサーの仲間との記念写真もお忘れなく!

8つのゾーンを回りながら工程を学習するだけでなく、ピクサーの様々なキャラクターと写真を撮る事が出来るのもこの展覧会のポイント。

リアルなウッディさんもバズ・ライトイヤーだけでなくマイク・ワゾウスキ、ウォーリー、エドナ・モード、ドリー達との記念写真もパチリ。

展覧会でしか購入出来ないオリジナルグッズにも注目!

会場でしか買うことが出来ないグッズがいっぱいある事も展覧会の魅力。

お友達のお土産にも最適なピクサーのキャラクターが入ったステーショナリーアイテムの他に純金5g記念カードやキャラクターの絵柄が浮かび上がる醤油皿などファンなら買ってしまいたくなるコアなアイテムまで様々なグッズが販売されています。

展覧会の記念にもなる3Dアートフィギュアのガチャやプリクラの機械もグッズ売り場にあります。

ご来場は計画的に。

この『PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス』は名古屋市伏見の名古屋市科学館にて2021年2月23日(火・祝)まで。長期開催の展覧会は終盤になると混雑しやすいのが特徴です。行くなら会期中盤のこの時期がオススメ。

年明けは本日1月5日(火)より再開、開館時間は9:30~17:00(最終入場16:30)。

期間終了までの休館日は1月12日(火)、1月15日(金)、1月18日(月)、1月25日(月)、2月1日(月)、2月8日(月)、2月15日(月)、2月19日(金)となりますのでお間違えなく。

チケットは平日券と土日祝日券で販売。
購入場所はローソン、ミニストップ店頭、ローソンチケットウェブサイト(Lコード:平日47700 / 土日祝日47701)及び名古屋市科学館の屋外臨時券売所(テント)にて販売されています。

価格は以下のとおり
<平日>
一般:1,700円 / 高大生:1,100円 / 小中生:600円
<土日 / 祝日>
一般:1,800 高大生:1,200 小中生:700

MAP

場所 〒460-0008
名古屋市中区栄2丁目17−1 芸術と科学の杜・白川公園内
期間 2020年11月28日(土)~2021年2月23日(火・祝)
開館時間 9:30~17:00(最終入場16:30)
休館日 毎週月曜日[ 1月11日(月・祝)・2月22日(月)は開館 ]、1月12日(火)、毎月第三金曜日、12月29日~1月3日
料金 <平日>
一般:1,700円 / 高大生:1,100円 / 小中生:600円

<土日 / 祝日>
一般:1,800 高大生:1,200 小中生:700

名古屋展サイト PIXARのひみつ展