海産物を食べた時に「やっぱり天然モノは違うね~!」と表現することが多いですが、昔ながらの和菓子『たい焼き』にも【天然・養殖】と違いがあるのをご存知ですか?
実はこの「天然たい焼き」を提供するお店が年々少なくなっているんです…。
今では貴重な存在になった「天然たい焼き」を名古屋市内で食べることができるお店の捜索をしてきたのでご覧くださいませ!
たい焼きの【天然モノ・養殖モノ】
皆様が思い浮かべる「たい焼き器」は、このように5~6匹分をまとめて焼くことができるものではないでしょうか?
現在は効率化を図ってこのような鉄板の「器械焼き(養殖モノ)」が多くのお店で使用されていますが、昔のたい焼き器は全く違った形をしていたのです。
それがこちらの一匹ずつ焼き上げる「一丁焼き(天然モノ)」
重さは約2kg。ひっくり返すのに力がいる上に、時間と手間もかかります。
時代の流れとともに鉄板の器械焼きへ切り替わっていく中で、一丁焼きのたい焼きならではの魅力にこだわり続ける職人さんもいらっしゃいます。
大須商店街の名物『鯛福茶庵』が閉店→復活。
「名古屋の天然たい焼きと言えばココ!」と支持を集めたお店が大須商店街の『鯛福茶庵』
今は懐かしの一丁焼き
男性は頭から
女性は尻尾から
食すべし
と一丁焼きで作り続けた大須名物の一つ。
私自身も大好きで何度も購入させて頂いたのですが、この秋10年の営業に幕を下ろしてしまいました。(※2018年5月1日に復活を遂げました!詳細は以下から)
そして「名古屋市内で他にも天然たい焼きを味わえるお店は…」と捜索したところ、今なお天然モノを提供するお店を見つけました…!
名古屋で「天然たい焼き」を味わえるお店はここにもある!!
情報を頼りにやってきたのは昭和区・白金の商業施設『シャンピアポート』。
【エディオン/しまむら/ジーユー】等がテナントで入っています。
こちらは1階にある『澤屋・高辻店』。
『鯛福茶庵』の系列店です。
一見、多くのショッピングモールで見かけるお店と変わらないのですが…
ありました!
【天然たい焼き】
しかも養殖も販売しています!
分かりやすいイラスト付きの説明も用意してあります。
天然モノは1種類。
養殖モノは【小倉/カスタード/季節限定】の3種から選択可能です。
天然と養殖を食べ比べてみた!
まずは養殖モノの小倉(¥90+税)から。
よく味わうものと変わらない、美味しいたい焼きです。
ふっくらした生地で、中には小倉あんがたっぷり!
それでは本題。
こちらが絶滅の危機にある、一丁焼きで作られた「天然たい焼き(¥120+税)」
生地が薄すぎて餡子が浮き出ています!
天然モノは皮が極薄でパリッとした食感が特徴。
餡子がぎっしり詰まっていますが、甘すぎず上品な味なのでしつこくありません。
北海道産の小豆を使用した自家製のあんを作っているそうです。
もちろん尻尾まで餡子がたっぷり!お値段以上の満足度です。
とっても美味しく頂いたのですが、残念なことに天然・養殖ともに一定数作り置きをしているので「出来立てだったらもっと美味しいだろうなー」と感じました。賞味期限は当日迄ですが、お持ち帰りしてご自宅で少し焼いて食べるのもお薦めです。
情報提供求ム!
その他に豊明市の『むらさきや』の天然たい焼きが美味しいと聞きつけて調べてきました。
(※緑区の『きらり』というお店は読者様から閉店の情報を頂いています。)
現代では希少価値の高い「天然たい焼き」を作り続ける名古屋市のお店をご存知の読者様がいらっしゃいましたら、下記のページからご連絡を頂けると幸いです。
MAP
場所 | 名古屋市昭和区白金3丁目6-24
シャンピアポート1階 TEL:052-882-6706 |
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期間 | 10:00~21:00
※日曜日は9:30開店 ※休業日はシャンピアポートに準ずる |
料金 | ¥90~¥120(税別) |
公式サイト | 澤屋 |