以下の記事はオープン当初に掲載したものとなっているため参考程度にご覧ください。
大阪発祥の”禁酒・禁煙・完全会員制“という斬新すぎるコンセプトの焼肉店『三代目 脇彦商店 名古屋 別邸』が、名古屋駅西口に2019年8月6日(火)にオープンした。
大阪では頻繁にメディアに取り上げられ大きな話題となり、2号店となるここ名古屋の店もオープン前からすでに1,400人以上の予約が入っているという。
アルコールなしの焼肉というのは果たしてアリなのだろうか…?と一抹の不安を抱きつつも、今回特別な機会をいただき入店。
名古屋店のみで提供されるオリジナルコース料理のクオリティとエンターテイメント性に圧倒されたのち、晴れて会員となるまでのレポートをここにお届けしたいと思う。
肉にじっくり向き合うための禁酒・禁煙・会員制焼肉店が名古屋上陸
大阪・福島ですでに1万人以上の会員がおり、有名人も御用達だという人気焼肉店の2号店が、大阪を飛び出しここ名古屋に上陸した。
場所は名古屋駅太閤通口(西口)から徒歩およそ4分。
青と白色の大きなのれんが目印だ。
“焼肉の肉そのものにじっくりと向き合ってもらう“ため、酒類を一切提供せず、店内は完全禁煙という唯一無二なコンセプトが大きな特徴。
また廃棄肉を減らすなどの理由から完全会員制となっており、予約して一度来店すると会員証を手に入れることができるという仕組みだ。
ちなみに非会員のままでも予約することは可能だが、限られた時間帯しか予約が取れないという制限があるので注意。
入口には和風な外観に似合わぬサイバーなセキュリティ装置が・・・。
実はここで会員証の裏側に記載された専用の解錠番号を入力し、それによって中に入ることができる仕組みとなっている。
半個室の贅沢な空間
店内は1Fと2Fの2フロア構成。
すべての席が半個室となっており、1Fに6室、2Fに7室が並ぶ。
隣の席との仕切りを閉じるとかなりプライベート感の高い空間に。
イスには厚みのある座布団が敷かれ、会員制の店ならではの贅沢な時間を過ごすことができる。
3つのコースメニュー
オーダーできるのは3つのコースからのみとなっており、アラカルトのみの注文は出来ない(詳細後述)。
コースの内容・価格は以下のとおり。
和牛の赤身・霜降り肉・ホルモンの七厘焼き
◆『饗(おもてなし)』・・・8,500円+税
和牛・松阪牛の七厘焼きと創作肉料理
◆『脇彦』・・・10,000円+税
希少部位を含めた肉盛り合わせ、松阪牛・特選和牛を使った創作肉料理
このうち最上位の「脇彦」はなんと大阪の本店にはない名古屋オリジナルコースで、名古屋人の嗜好も考慮した最高のもてなしを楽しめる内容となっている。
参考として肉量はすべて1人前250〜300g。
実は細かい料理内容などはメニューには何も書かれていないのだが、今回は名古屋オリジナルコース「脇彦」で味わえる全10品を詳しく紹介していこう!
脇彦コース 全10品の内容
1. 自家製キムチ
まずは焼肉店の定番ともいえるキムチが登場。
自家製の甘辛な味付け。パクチーが別皿で登場するが、キムチと一緒に食べるとなかなか斬新な味わい。
2. 前菜三種
つづいて前菜は、
「牛ハムと和野菜の湯葉春巻き」
「ローストビーフと煮玉子のジュレ」
「牛すじ入りだし巻き」
の3種。
いずれも肉と他の素材とのハーモニーを楽しめる。
3. 黒毛和牛のユッケ風
つづいて2時間かけてじっくり低温調理させた生肉風黒毛和牛。
和風ジュレ、かつおだし、サマートリュフ、そして大分県産卵「蘭王」をトッピングした、まさしく究極のユッケだ。
4. お肉各種
そしてコースの主役である肉が桐の箱に入って登場。
開けるともわ〜んとドライアイスがたちこめる・・・
肉は『粕漬け小腸』『トロタン』『コウネ』『ササミ』『ハネシタ』『熟成ハラミ』の6種。
希少部位を含むが、内容は時期によって変動するという。
そして注目すべきはこの肉を味わうための『黒』『白』『吟醸』の3種類のタレ。
通常の焼肉のタレとはまったく違う、甘辛い味噌ダレが用意される。
元々醸造酢の卸であった脇彦商店ならではの伝統の味わいが楽しめるのだ。
肉の部位名が書かれた札の地の色が、白の場合は白ダレ、黒の場合は黒ダレがおすすめであることを示している。
吟醸ダレはどの肉につけてもOK。
それぞれの肉の深い味わい、肉汁、脂、そしてとろけるやわらかさを噛みしめつつ、
重く濃厚な味わいの「黒」、フルーティーで酸味の効いた「白」、マイルドで玉ねぎの風味の効いた「吟醸」の3種のタレを味比べすることができるまさに至福の瞬間である。
5. 牛たんのやわらか煮
ここからは創作肉料理が続けて登場。
3時間じっくり煮込んだ牛たんは箸でもふんわりと切ることが出来る驚愕のやわらかさ。
6. イチボのすき焼き風とレタス巻き
旨みたっぷりでやわらかいイチボのスライス肉はさっと炙りすき焼き風で食し、梅大根タルタルソースがかかったレタス巻きはそのまま食べてもOK。
7. ヘレ肉のビフカツ
やわらかく脂肪が少ない赤身肉を用いたビフカツ。
分厚い肉からこぼれ出るような旨みの深さを感じられる。
8. 牛しゃぶ煮冷麺
弾力のある冷麺の上に牛しゃぶ、湯葉、淡路島産のウニを贅沢にトッピング。
9. 日本一贅沢な赤だし
そして〆間際に登場するのが、「脇彦」コースのみでしか提供されない=名古屋店でしか味わえないプレミアムなメニュー。
その名も『日本一贅沢な赤だし』だ。
松坂牛のサーロインをさっと炙ったのち、一旦味噌汁にくぐらせ、サマートリュフと金粉をその場で添えてくれる。
出来上がった一杯は、味噌汁というよりも最早”牛汁“と呼ぶにふさわしい圧倒的な旨さ。
三つ葉、ゆず、山椒の隠し味も濃厚な汁の中に清涼感を加えている。
10. デザート
最後はほうじ茶のアイスクリームで〆。
味やボリューム感はもちろん、エンターテイメント性にあふれた演出も圧倒的すぎる!胃袋も心も満足すること間違いなしだ。
ご飯とお茶はおかわり自由!
そしてお肉だけではなく、このお店ではお米も主役。
その時々により最も美味しい国産米を厳選、3日〜5日程度で入れ替わるそう。
この日提供されたのは「伊賀産のコシヒカリ」。
特製の釜戸で炊き上げ、粘り・つや・甘みなどとにかく極上。
おひつに入ってたくさん食べられる上に、なんとおかわり自由!
肉と相性がいいのはもちろん、味噌ダレとの相性も抜群なため思わず何杯も食べてしまいそうだ。
そしてアルコールが飲めないため、飲み物はサービスのお茶のみ。
ポットで提供され、こちらもおかわり自由。
今回はルイボスティーか緑茶の2種から選択可能であったが、3日〜7日程度でお茶の種類の入れ替わりがあるとのこと。
また飲み物はこれ以外に有料の炭酸水も提供されている。
食べ足りなければ「追い肉」も
コース全体だと肉の量もかなり多く、それに加えてご飯もあるため至極満腹になりやすいが、
それでもまだやっぱり肉が食べたい!という人のために、「追い肉」として各種部位をコースの後に追加注文することが可能。
希少部位などはコースの中では少量しか提供されないため、気に入った肉を存分に味わいたい場合は後からオーダーしよう。
そしてついに…会員証をゲット!
そしてついに…このお店の会員証をゲット!
こちらは大阪の本店とも共通で利用可能。
さらに本来入会金として3,000円を支払わなければならないが、2020年3月5日までは無料で入会することが可能。
また注意すべきは、会員であっても遅くても前日までには予約が必須という点。
現時点(2019年8月7日)においても1,400人を超える予約が入っているが、時間帯によっては近い日にちでも予約できる可能性があるため一度問い合わせてみる価値はありそう。
予約する際は日にちと時間、人数とコースを予め決める必要あり。
詳細な予約方法については公式facebookページもしくは公式インスタグラムを参照してほしい。
酒の飲めない焼肉屋なんて・・・と思っているアナタも、童心に戻ったような気持ちで、肉と米にまっしぐらになる体験をぜひ一度味わってみてはいかがだろうか??
※メニューや価格等の情報は2019年8月時点のものであり、変更となる場合があります。
MAP
場所 | 名古屋市中村区椿町1-34 |
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オープン日 | 2019年8月6日(火) |
営業時間 | 17:00〜23:00 |
公式サイト | 三代目 脇彦商店 名古屋 別邸(facebookページ) 三代目 脇彦商店 名古屋 別邸(Instagram) |