やっとかめ文化祭ヘッダー

初めての人でも楽しめる「やっとかめ文化祭」であなたの知らないDeepな名古屋の真髄を知れ!

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やっとかめ文化祭ヘッダー

今年で7年目になる『やっとかめ文化祭』。
当初から名古屋市内の芸能や文化を体験してもらう参加型文化祭として毎年多くの方に楽しまれています。
2019年の開催期間は10月26日(土)~11月17日(日)まで。
期間中名古屋市内のあちこちで体験参加できる街を上げての文化祭、芸どころ名古屋の真髄がこの文化祭に詰まってます。

今回はこのやっとかめ文化祭をちょっとだけご紹介。名古屋には見どころがないとか、通り過ぎる都市とかよく言われますが、実は名古屋は質素倹約を強いられた江戸時代の江戸や大阪から「名古屋の繁栄には京(興)がさめた」と言われるほどの芸どころ。マチをまるごと体験できるプログラムと普段は観ることが出来ないDeepな名古屋を楽しんでみませんか?

やっとかめ文化祭ってなに?

さかのぼること江戸時代、尾張徳川藩が今の名古屋を収めていた時代は、西に京、東に江戸と2大都市に挟まれて東西の文化の交流点として栄えていました。その中で特に芸事が名古屋独自の発展を遂げて、現在にも名古屋の街中で受け継がれています。

「行きたくないマチ2年連続No.1」という不名誉な評価を受けている日本3大都市の一つ名古屋市。実のところは独自の住、食、芸の文化が発展していて、独特すぎてあまりお目にかからない事が原因の一つではないかと筆者は感じています。

やっとかめ文化祭はそんな独特な名古屋文化の代表「芸」に焦点を当てた大人のための文化祭。もちろん子供も楽しめる名古屋のマチをすべて会場にしてしまった芸事エンターテイメント。新しい訳じゃないけどどこか新しくって楽しい!体験型の大人の文化祭です。

オープニングは名古屋城から!一日楽しめるぞ!

 

2019年のやっとかめ文化祭のスタートは名古屋城から。日頃は学生たちで溢れる愛知学院大学のキャンパスからスタートします。オープニングの主なイベントは舞妓さんが一斉に芸を披露する「しゃちほこチャレンジ」に、名古屋発症の芸能「能」の披露。伝統芸能をなんと観覧無料で楽しむことができます。

オープニングイベントはこれを観なきゃ始まらない!

10/26は13:00からスタートしていつもの学園の雰囲気に芸能という古典がミックスされた空間に変化。誰でも楽しめるエンターテイメント文化祭のオープニングにふさわしい場になります。特に注目したいイベントは辻狂言。600年を超える歴史を持つ狂言は古典芸能の中でも古い歴史を持ち、その発症の地が名古屋であることも注目。狂言は今も昔も変わらない人間模様が描かれていてあたたかな笑いを届けてくれます。現代に紡がれる街角の物語は10/26愛知学園大学名城公園キャンパスを始め、全4回講演。詳しい公演日程はリンク先を参考にしてください。

能を観たら次は…歌舞伎のパフォーマンスに驚け!

日本神話の中で最も名古屋にゆかりのある逸話として語り継がれる「ヤマトタケル伝説」。草薙の剣が熱田神宮に祀られているのは皆さんご存知ですよね?こちらでも熱田神宮をご紹介させていただいて毎日多くの人に閲覧頂いています。

日本で最も古い書物、古事記の天皇記にあるヤマトタケル伝説を今年は歌舞伎で再現します。ただしヤマトタケルの物語ではなく大高にある氷上姉子神社のミヤズヒメの伝承を題材に名古屋に残る伝承をオリジナルな解釈で歌舞伎に仕立てた作品。今回やっとかめ文化祭のために歌舞伎スーパー一座の花形「間野礼章」が送る今までにないストリート歌舞伎を体験してください。10/26から4回公演で、各回会場が違います。詳しくは下記リンクを参考にしてください。

ちなか披露は一見さんウェルカム!

オープニングデイでは能、歌舞伎の公演が行われ(それぞれ全4回公演)、熱く盛り上がること間違い無しのやっとかめ文化祭。このベントは一日で終わり!ではなく、むしろここからが本番です。特に、「まちなか披露」と名付けられた名古屋市内を舞台にした体験型イベントは必見。よく言われる「名古屋には観光するところはない」という一説をDeepななごやを体験できるところで覆してくれます。

名古屋のエンターテイメントを支えたローカルTV伝説に触れる

名古屋発信の全国区人気バラエティー番組をご存知でしょうか?「オジャマンないと!(メ~テレ)」「5時SATAマガジン(中京テレビ)」「お笑いマンガ道場(中京テレビ)」など、80年代から90年代までお茶の間の話題をさらった人気番組は名古屋で作られたのです。また、「機動戦士ガンダム」など宇宙世紀シリーズのガンダムは名古屋テレビの番組だったのです。

名古屋発祥のTVエンターテイメントを支えた当時のディレクター、プロデューサーが名古屋テレビ塔に一同に介してTVスピリット論を展開します。名古屋ローカルが…ではなくなぜローカルTV局が必要なのか?この論議は今後のTV史に残る歴史的な一幕になるでしょう。

・開催日時:11/3(日・祝) 13:00~14:30
・場所:中京テレビ本社プラザC(名古屋市中村区平池4-60-11)あおなみ線「ささしまライブ駅」徒歩1分
・参加費:500円
・定員:200名

※詳細及びチケット購入は下記リンクから

一見さんお断りをお断り!やっとかめだから体験できるお座敷遊び

料亭といえば、京都の老舗料亭や東京・赤坂にある料亭を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。江戸時代の名残ともいえる「一見さんお断りの料亭」があることも知られていますよね。京都や東京だけでなく、名古屋にも一見さんお断りの料亭があるのです。これは歴史と格式を重んじ、誰でも手軽に入れない日本の敷居を意味していると筆者は思います。これもまた残していきたい文化。

やっとかめ文化祭だからできた特別なお座敷ライブを開催します。普段紹介がないと入ることを許されない料亭のお料理と紡がれてきた香道と能楽、艷やかなお座敷芸に酔いしれる特別企画だ。

・日時:10/26(土) 18:30〜お座敷遊び
・場所:か茂免(名古屋市東区白壁4-85)など
・出演:名妓連組合
・料金:14,000円

※詳細及びチケット購入は下記リンクから

名古屋の落語家さんって何人いるか知ってますか?答えは…聞いてきて。

東の江戸前落語、西の上方落語、今、落語が空前のブームとなり、東京や大阪にある寄せ(落語が観覧できる所)では老若男女、津々浦々からお客さんが押し寄せて、オシの2つ目は誰だ!なんてSNSでも時々話題になっていたりします。

では、名古屋はどうか?

いますよ、大須演芸場には東西から来る落語家さんの中に名古屋中心で活動される「雷門獅篭(かみなりもんしかご)」がいます。もともとは立川流で、2002年に破門、2003年から名古屋を中心に活動していた雷門小福の門下になり改名、2005年に二つ目に昇進して以来名古屋を中心に活動する落語家さんとして活躍されています。

あ、名古屋で活動する落語家さん、何人かって?それは獅篭師匠の落語を聞いて、答え教えて下さいよ…。

・日時:11/4(月・休) 13:45〜
・場所:イオン八事 4F
・出演:雷門獅篭

※詳細及びチケット購入は下記リンクから

名古屋には観光するところが…ある!まちあるきツアー開催!

名古屋には観光するところがない!とよく雑誌のアンケートで書かれてしまいます。しかし、観光とはなんでしょうか?お気に入りのカフェや史跡をただ歩くだけが観光でしょうか?少し違いますよね?

やっとかめ文化祭では開催期間中によりディープに名古屋を知ってもらうために様々なまちあるきツアーを開催します。

例えば名古屋城の石垣を細部まで観たり、例えば銭湯を体験してそのマチを巡ったり、例えば…と上げればキリがないのですが、全40コースで各回の定員を20名までにして、ナゴヤ好きのガイドと巡るぶらりまち歩きツアーが今年も開催されます。

ナゴヤをよく知る人にナゴヤを解説してもらう。これこそ観光の真骨頂で、お気に入りのツアーを探してその人に会いに行ってみてください、きっと名古屋にもう一度来たくなりますよ。

※各ツアーの詳細、申込みリンクは下記URLからご確認ください。

名古屋で日本の文化に触れませんか?ちょっと大人な料亭で

ちょっと大人な料亭で、普段は出来ない体験をするなら、老舗料亭の河文さんが通常企画として開催している「Cultural Night Visit Nagoya カルチャルナイト」が超絶おすすめです。まだまだ敷居の高いお座敷遊び、400年の歴史を誇る料亭の河文が「芸どころ名古屋ならではの文化を気軽に体験してもらう」としたこの企画。なんと4500円という低料金(2020年1月から5000円)で日本舞踊、古典楽器、剣舞などが楽しめてしまう濃縮企画なのです。

開催日時: 平日、月曜~金曜日
下記のリンクより日程をご確認ください。

21:30~ 受付
22:00~ 鑑賞
22:20~23:00 写真を撮ったり、話をしたり、お座敷遊び・古典芸能の体験もお楽しみいただけます。

お代:お1人様 4,500円(1ドリンク込み)※2020年1月以降は5,000円に変わります。

※対象年齢は20歳以上です。
※10名様より催行致します。
お申し込み人数が4日前に最少催行人員に満たない場合は、実施を中止することがございます。
この場合は3日前までにその旨をご連絡致します。
会の実施を中止する場合には、弊社よりHPまたは、お電話にてご連絡の上、他の日程等をご案内させていただきます。
※当日の参加者の人数に合わせて、出演者の人数も変動することをご了承ください。
※お飲物の追加は、代金引換にて承ります。

秋の夜長の大団円!終いの宴に参加しよう!

やっとかめ文化祭のフィナーレは「やっとかめ大団円~終いの演と宴」と称して11/17(日)に若宮広場で開催されます。当日は多彩な演目だけではなく、屋台村の出店もあり、お客さんだけでなくこれまでやっとかめ文化祭を盛り上げてくれたキャストの皆さんも出演し、秋の夜長の宴を楽しめます。

ユニークなのはその開催時間で、13時~開始、秋の宵の訪れに終了となっていて、どんな方でも楽しめちゃう名古屋の秋のお祭りになっています。観覧は無料、地元名古屋を中心に活躍するキッチンカーも来たり、名古屋めしの屋台も並ぶそうなので、足をハオンで見てはいかがでしょうか?

約1ヶ月に渡る2019年のやっとかめ文化祭、心ゆくまで名古屋を楽しめるまちの祭典にあなたも参加してみませんか?

場所 名古屋市内全域
期間 2019年10月26日~11月17日
料金 各イベントによる
公式サイト https://yattokame.jp/2019/