名古屋を世界一の観光都市にするべく、400年前から甦った武士集団、名古屋おもてなし武将隊®。
そんな武将が勧めたい、行きたいお店・事柄を不定期でご紹介していく“名古屋瓦版”。
皆の衆待たせたの。此度お届けするは儂、久方ぶりの出陣、天下御免ノ傾奇者・前田慶次じゃ!
今回は歴史風情漂う「四間道」にあるフレンチレストラン『四間道レストランMATSUURA』にいざ参る!!
四間道の歴史ある土蔵の中にある和洋折衷の空間
此度儂が訪れた地は、名古屋城近くは「四間道(しけみち)」である。
主等、「四間道」を知っておるか?
名古屋城とも関わりが深く、城下を流れる堀川の西側にあり、名古屋城築城とともに始まった「清須越し」にともなって作られた商人町である!
四間道は、元禄13年(1700年)の大火の後、防火の目的と商人の商業活動の為、道路幅を四間(約7メートル)に広げた故に、此の名が付いたと言われる。
そんな江戸の景観に心和む四間道の通りに此度勧めの店があるのだ。
蔵が立ち並ぶ中の一件の土蔵にあるのが、「四間道レストランMATSUURA」。
なんと388年前、寛永8年に建てられた土蔵だそうじゃ。
儂らの歳とさほど変わらんのう!
では入ってまいろうか。
細い路地を抜けるとそこには中庭が。
ここでも食事が取れるようじゃ。
も少し進めば、なんとこんなところに入口が。
中に入れば、なんとも奇妙な空間が。
和のものなのか洋のものなのか、いま儂がどこにいるのか一瞬わからなくなり申した。
「この土蔵は、寛永8年、388年前に建てられた油屋の蔵で、9つあったうちの2つになります」
と店主の松浦殿。
「内装は和の雰囲気はそのままに、ヨーロッパの雰囲気を融合させました」
なるほど、店主のこだわりが垣間見えるのぅ。
2階は個室のような使い勝手も出来そうじゃ!
和とフレンチを融合させたスペシャリテ、テリーヌを堪能。
早速店主が持って来てくれたのがこちら。
まずは店の自慢の一品、『農園野菜のテリーヌ』!
此方見た目が美しく色鮮やかな仕立てなれど、新鮮で歯ごたえも良い野菜が個々それそれの味が立っており、自然の甘みも堪能でき申す。
「フランス料理でありながら和風出汁を使い和のおひたしをヒントにした一品です。
約18種の野菜を季節ごとに厳選して使用しています。
ソースもビーツ・サフラン・ハーブ・ニンジンと4種のソースで味の変化も楽しめます。
またテリーヌには特にこだわっており、野菜や肉など常時数種類のテリーヌを堪能していただけます。」
と店主の松浦殿。
ほんに美味しゅうて、あっという間に平らげてしまい申した。
メイン料理・子羊のローストを堪能!
続いてやってまいったは、メイン料理。
なにやら「ナプキン」なるものを身につけたほうが良いのか?
…あっておるのか?
さて此度のメイン料理は『フランス産子羊のロースト』。
肉は柔らかく、口に入れた瞬間“大名”になった気分が味わえたのぅ。
バターなるものの香りが口の中に広がっておる。
脂身が少ないのでしつこくなく味わえる。
こんがりと焼き目の入った野菜たちは、さくさくしっとりとしており、自然の甘みが口の中に広がってくる。
「特にフランス産の子羊にはこだわり、今の時期にしか取れないそうぼくを食べていない肉は柔らかくミルキーな肉質です」
と店主の松浦殿。
子羊の肉は滋養にもよく、塩味もあり、塩分とって戦に勝つ!というぐらい戦前に食すとよいやもしれんな!
なお今回のメニューは、季節のディナー全9品(8,000円/税・サービス料別)の中から2品をいただき申した。
芸術的な一皿に惚れ、立ち尽くす_
また店には葡萄酒など様々な酒もあるようで、食事に合わせて一杯、何てことも良いやもしれんな。
文化人・慶次としては、特に器が気に入り申した。
器と食材が合わさって芸術品のようじゃ!店主のこだわりがみえるのぅ!
さて松浦殿、何でも6月にここ四間道界隈では興味深い催し物があると聞いたが…
「はい、6月23日(日)に、ここ四間道と円頓寺商店街で”第2回TOMATOMA「とまと祭り」“が開催されます。
愛知県は野菜の生産件としては全国でも上位なのですが、野菜消費量ワースト1なんです。
そこでトマトを切り口として野菜農家さんと飲食店が協力し野菜の魅力を都会の子供たちに知ってもらいたいと思います。
実際に食べたり学んだり体験したり遊ぶことによって、食の力で将来の日本を元気にしたいと思っています。」
なんともそれは気になり申す。
主らも足を運んでみるとええ!!
MAP
場所 | 名古屋市西区那古野1-36-36 |
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営業時間 | 11:30〜14:00/18:00〜20:30 |
定休日 | 毎週月曜日・第三日曜日 |
公式サイト | 四間道レストランMATSUURA |