ホテルや飲食店など急速に再開発が進む名古屋駅西エリア。
この名古屋駅西に一日中モーニングが楽しめるお店『喫茶モーニング』が、令和元年初日となる2019年5月1日(水)にオープンしました。
ランチやティータイムでも十分に楽しめるモーニングの領域を飛び越えた多彩なメニューと、人が集まる場所としての魅力が沢山詰まったお店。
早速行ってまいりましたので詳しくご紹介していきます!
人気ホステルが名古屋駅西銀座通商店街の空き店舗を改装しオープン
「喫茶モーニング」は、名古屋駅の人気ホステル『グローカルカフェ(glocal cafe)』がオープンさせたお店。
名古屋市が開催した商店街の活性化を目的としたワークショップ『商店街OPEN2018』に参加し、多くの方々のアイデアと力を集め名古屋駅西銀座通商店街内にあった木造の空き店舗を利用しています。
古い木造家屋をなるべくそのままの形で残しつつも、喫茶店という形へ改装。
店内の家具は愛知に本社を置く人気メーカー『カリモク』をセレクト。
天井や柱などなるべくそのままの形で残しているのでカリモクとの相性はとても良く、写真に収めたくなる光景です。
1階の注文カウンターでオーダーした後、料理を受け取り席につくセルフサービス形式。
1階の注文カウンター横の通路を入っていくとカウンター席があり、2階にはカウンター席とテーブル席を配置。
ひとりでもグループでも、訪れる人数によって柔軟に対応出来る座席構成です。
当編集部でカウントしたところ座席の内訳は以下のとおり。
1階 | 1人席(カウンター)×5席 2人席(テーブル)×1組 2人席(ソファーのみ)×1組 |
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2階 | 1人席(カウンター)×6席 2人席(テーブル)×4組 4人席(テーブル)×3組 5人席(テーブル)×1組 |
多くの座席には電源コンセントが設備。
オープン日には間に合いませんでしたがWi-Fiの設備も進めているそうで旅行客の方には嬉しい配慮です。
一日中オーダー出来る充実したモーニングのラインアップ
東海エリアのモーニングといえば、朝の時間帯にドリンクを注文すると、トーストやゆで卵など軽食が追加料金なしでついてくるのが定番。
このスタイルは全国に知れ渡り、名古屋に旅行で訪れた人もモーニングが食べられるお店を探すほどとなりました。
「喫茶モーニング」では、そのモーニングが一日中食べられるというのが大きな特徴なのです。
ドリンク代のみで楽しめる基本のモーニングは、トースト+サラダ+ゆで卵+ヨーグルトという構成です。
しかし朝はともかく、ランチタイムにはそれだけでは量が物足りないなあ…とか、ティータイムにはパンはいらないからデザートだけ食べたいなあ…という風に思ってしまいませんか?
そこで、喫茶モーニングではドリンク代金に追加料金100〜200円で、空腹を満たしてくれるボリューミーな「サンドイッチセット」や「チキンカレーセット」、食後のデザートとして楽しめる「ケーキセット」などニーズに合ったメニューを提供してくれます。
またトーストも追加料金100円で名古屋名物の「小倉トースト」、もしくは「ジャムトースト」への変更も可能です。
さらにレギュラーメニュー以外にも、「もう少し食べたい!」なんて方にぴったりのカスタムメニューもあります。
たっぷり食べたい場合はトーストのモーニングにトーストをさらにもう一枚追加したり、チキンカレーを追加したり、デザートも食べたい場合はコーヒーゼリーも追加したり…などなど、お好みのカスタムオーダーを作っていくのもオススメです。
またお得なキッズセットとして小学生以下の方は店内飲食メニューが全て50円引き。ロゴ型クッキーもついてきますので家族での利用も嬉しいですね。
コーヒーは「ブレンドコーヒー」(500円)の他にデカフェやスペシャリティコーヒーなど10種類程の豆がラインアップ。
今回は本日のスペシャリティコーヒーとして「東ティモール レテフォホ」(600円)と「小倉トースト」(+100円)をオーダーしました。
トーストやサラダなどの料理はトレイに載せられ、別でコーヒーがサーバーに入って提供。
カップに2杯強くらいの量が入っておりました。
ちなみに「ブレンドコーヒー」(500円)を注文した場合はサーバーではなくカップに直接注がれ、おかわり1杯無料となります。
さらにはテイクアウト限定で「ソフトクリーム」を400円で販売。
今人気のふんわりフォルムで甘すぎないソフトクリームです。
お店のロゴマークになっているニワトリのクッキーがアクセントになっていて、レトロなお店をバックに写真を撮りたくなりますね。
このソフトクリームを使ったサンデーも店内提供メニューとして準備しているそうなので気になる方はお店のInstagramに注目です。
煎りたてのコーヒー豆も購入可能!
こちらのお店ではスペシャリティコーヒーの豆を購入することが可能。
店頭では生豆の状態で並び、注文が入り次第全自動コーヒー焙煎機で焙煎してくれます。
ちなみに焙煎してから期間が経ちすぎると香りが抜け始め、焙煎直後ではコーヒー豆の味わいを十分楽しめるほどの抽出が出来ない事もあるため、焙煎から3日後くらいから2週間がおいしくいただく目安だそう。
ちなみにご自身で焙煎をしたいというこだわりがある方は生豆のまま購入も可能とのこと。
今回は「エチオピア イルガチェフ G1 コチャレ(ウォッシュド)」というエチオピアを代表する高品質コーヒーを中浅煎りで焙煎していただきました。
焙煎機は最初に設定を操作すればあとは自動的に焙煎から冷却まで行ってくれます。
出来上がりまで10分くらいかかるので、店内で食事をしている間に焙煎をお願いしてもいいのですが、是非生豆から焙煎し出来上がっていく様子を見ていただきたいところ。
待っている間は店頭でコーヒー豆を入れる袋を先にもらってスタンプを使いカスタムしていく事も出来ます。
冷却して出来上がったコーヒー豆の封入はそのままでもお好みの細かさに挽いてからでも可能です。
こちらのお店は人気コーヒーショップやロースターの豆も購入出来るアンテナショップとしての役割も担っており、当編集部でも紹介させていただいたMITTS COFFEE STANDさん、喫茶ニューポピーさん、Q.O.L. COFFEEさん、R ART OF COFFEEさん、OVER COFFEEさんの豆も店頭にて販売されております。
数に限りがありますので在庫状況はお店の方に確認してみてくださいね。
人の集まるスペースとして商店街を活性化させたいからこその工夫
名古屋市商店街商業機能再生モデル事業としてスタートしているこのお店は、名古屋駅から駅西銀座通商店街を通りながら商店街の魅力を再認識してもらうためお店に訪れた人がさらに人を呼ぶ仕組みも準備しております。
人が集まる流れをコーヒーで生み出す『広告付コーヒーの無料配布』
商店街へ人の流れを生み出す工夫として『広告付コーヒーの無料配布』を行っていくとの事。
これは企業から広告料を提供してもらい、その企業のロゴや宣伝内容などを紙製のカップに印刷、そこにコーヒーを注ぎ商店街を通る人たちへ無料で配布というもの。
広告料は10万円で紙カップ1,000杯分のコーヒー提供となります。
配布時間は特に決まっておらず、スタッフさんの手が空いていたらどんどん配布していきたいとのこと。
店舗をギャラリーやイベントのスペースとして展開、人の流れを名駅西へ誘導
今後は店内を1週間の期間で、プロ・アマ・学生問わず作品を展示するギャラリースペースとして貸出したり、閉店後の19時~22時の間にオープンイベントを開催する会場としても展開していくそうです。
人が商店街に集まるスペースとしての役割を持ちながら経営出来る事が大切との事で展示は1週間1万円、イベントスペースは1日1万円と非常にお値打ち価格で貸出し。
ギャラリーレンタルはクラウドファンディングのリターンとして提供していたため既に16週分は埋まっているとのこと。レンタルの詳細・手続きについてはお店までお問い合わせください。
モーニングを通して人が集まるコミュニティスペースとなるお店。商店街活性化を企てている駅西銀座通商店街にこれからも注目です!
※メニューや価格等の情報は2019年5月時点のものであり、変更となる場合があります。
MAP
場所 | 〒453-0014 愛知県名古屋市中村区則武2丁目32−4 |
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営業時間 | 8:00〜15:30(L.O. 15:00) ※コロナ感染拡大対策による営業時間短縮のため最新の営業時間は公式のInstagramをご確認ください |
定休日 | 火曜日 |
開店日 | 2019年5月1日オープン |
電話番号 | 052-451-2800 |
公式サイト | 喫茶モーニング 公式ホームページ |