国宝や数々の歴史的文化財があり、写真映えするスポットも多いことから近年若い世代からも人気が集まる「犬山」。
名古屋からの小旅行にもぴったりの場所です。
今回はそんな犬山の定番観光スポット「犬山城下町」「三光稲荷神社」「犬山城」の3ヶ所を巡るモデルコースをご紹介!
今まで犬山に行ったことがないという方も必見ですよ。
江戸情緒あふれる町並み・犬山城下町「本町通り」を歩く
旅の始まりは、名鉄犬山駅!
名古屋駅から名鉄犬山線の特急で約25分で到着します。
城下町方面へ向かう場合は西口から出ましょう。
駅から西へ約7分程度歩いたところにある「本町」という交差点から北側へ向かうと、城下町のメインストリートである『本町通り』に出ます。
(※地図はこちら↓)
歴史情緒あふれる建物が立ち並ぶこの通りは、今でも城下町が出来た頃の町割りが残されているのが特徴的。
町家の多くは、間口が狭く奥に長いいわゆる「うなぎの寝床」の構造をしています。
江戸時代は間口の広さで税金が決まっていたからなんですね。
その町家の構造を実際に中に入って体感できるのが、登録文化財『旧磯部家住宅』(入館無料)。
奥に長〜い家の中には座敷や中庭、土蔵もあり、当時の町人の暮らしがうかがえます。
「起り屋根(むくりやね)」と呼ばれるゆるやかに盛り上がりのあるユニークな形の屋根にも注目したいところ。
そして城下町の大きな魅力といえば、食べ歩き!
多くの飲食店で手軽に食べられるワンハンドフードやスイーツを提供しています。
写真映えするものも多いので、写真に撮ってInstagramなどにアップしたくなること間違いありません!
昭和レトロを味わえる「防災ビル」周辺をフォト散策
城下町の魅力はこれだけではありません。
「本町」交差点から南へ向かうと、道の両側に通称『防災ビル』と呼ばれる古めかしい建物が現れます。
このエリアは本町通りに比べると圧倒的に人通りは少ないですが、近年通なスポットとして注目を集め始めているんです。
「防災」とつく名前の通り、城下町を火災から守るために建てられたとされるこのビルは、かつて『犬山銀座』としてにぎわった場所であり、昭和レトロな風景がありのままに残されています。
現在は空き家も多いものの徐々に再生され、クリエイターのオフィスとして活用されたり、全国からお客さんが集まる人気のレストランがお店を構えていたりするんですよ。
ここはぜひカメラを持ってフォト散歩をするのがおすすめ!
ちょっとした風景を切り取るだけでも味のある一枚を撮ることができます。
江戸情緒だけではなく、昭和レトロの世界を体感できるのも城下町の魅力なんですね。
見た目にもかわいらしい「舞妓寿し」で腹ごしらえ!
次はいよいよお城の方面へ!…とその前に、腹ごしらえに城下町でおすすめのランチスポットをご紹介。
築100年の古民家を活用した寿司店『五とう』です。
(※地図はこちら↓)
このお店の名物といえば『舞妓寿し』(写真は12貫盛り・1,520円)。
舞妓さんが小さな口でも食べられるように作られた、一口サイズのお寿司です。
丸々としたお寿司は見た目にもかわいらしくて女子受け抜群!
まぐろやサーモン、ほたて、海老のほか、季節の旬なネタを使っています。
さらに見た目だけでなくお味も抜群。
ネタだけでなくシャリにもこだわっており、岐阜県揖斐郡の契約農家でこのお店のためだけに作られた「ハツシモ」を使用。
粒が大きくて食べごたえがあるのが特徴なんですよ。
恋愛運もアップ?ハートの絵馬が大人気「三光稲荷神社」
腹ごしらえが済んだらいよいよお城へ向かいましょう。
本町通りを北へ進んでいくと『三光稲荷神社』というスポットがあります。
城へ向かうにはこの神社を通り抜けて行くことも可能なので、ぜひとも立ち寄りたい場所です。
(※地図はこちら↓)
家内安全・商売繁盛・縁結びのご利益があるとされるこの神社ですが、近年若い女性の間で人気になっているのが…
こちらの『ハートの絵馬』!
一面に広がるピンク色のハートの絵馬がInstagramなどで話題になり、多くの参拝者が訪れているんです。
ハートの絵馬の裏側に願い事を書いて祈願すれば、恋愛運も急上昇しそうですよね!
また犬山城側にある朱塗りの鳥居が連なっている場所も人気スポット。
鳥居の中でハートの絵馬を背景に記念撮影すれば、浴衣映えもする素敵な一枚になること間違いありません。
天下を取った気分になる絶景!国宝犬山城の魅力を堪能
三光稲荷神社を抜けて石段を進むと、いよいよ国宝・犬山城が目の前に現れます!
(※地図はこちら↓)
国宝五城のうちの一つで、現存天守の中でも日本最古のものとされるこの犬山城は、戦国時代の城らしく戦のための仕様が数多く見受けられます。
入口は「穴蔵式」と呼ばれ、石垣の中に作られた階段を上がっていきます。
階段も非常に急で昇るのにもひと苦労…!
だからこそ、当時城へ攻め入った足軽の気持ちまでもがうかがえて、歴史ロマンに気分が高まっていくのです。
木造の床や柱、梁までもがすべて築造当時のもののまま残っており、樹皮が残る木材の年輪調査から、1580年代に築城されたことがつい最近になって科学的に証明されました。
室内の香りやミシミシと鳴る床の音に、歴史の息づかいを確実に感じ取ることが出来るでしょう。
そして一番の見所といえば、やはり最上階から眺める景色!
「廻縁(まわりえん)」と呼ばれる四方をぐるりと一周することが出来る縁側は城としては非常に貴重。
南方には今まで歩いてきた城下町を見下ろすことが出来るほか…
北方からはすぐ下を流れる木曽川の絶景を眺めることが出来ます!
現代のビルが立ち並んでいるとはいえ、当時のお殿様もこの雄大な風景を観ていたと思うと、なんだか天下を取ったような気分になってきましたよ!!
住所:愛知県犬山市犬山北古券65-2
開館時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:12月29日〜31日
入場料金:一般 550円 小中学生 110円
公式サイト:国宝犬山城
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いかがでしたか?
写真映えスポットから美味しいグルメ、歴史の足跡までもを存分に堪能できて、明日への活力をもらえる素敵なスポット。
これまで犬山に行ったことがないという方も、この機会にぜひ足を運んでみてくださいね!
提供:名古屋鉄道株式会社