名古屋駅の行列が出来るスパイスカレー店として人気を博していた『あかつ亭』が2022年10月に移転へ向けて休業。
2ヶ月の準備期間を経て大須通沿いに2022年12月1日(木)グランドオープンしましたので早速行ってまいりました!
オープンから5年、行列の出来る人気店がネクストステージへ
約3年間の間借り営業の末、着実にファンを集め満を持して2017年11月に名駅へ実店舗をオープンさせた『あかつ亭』。
名古屋を代表する行列が出来るスパイスカレー専門店のひとつとして5年間ブラッシュアップを続けながら営業してきましたが2022年10月2日に名古屋駅での営業を終え、次のステージとして“大須”へ移転。
新店舗は大須エリアの南部を通る大須通沿いへ
新店舗がオープンしたのは地下鉄鶴舞線『大須観音駅』2番出口から伏見通沿いに南へ徒歩5分。名古屋スポーツセンターのある大須西交差点から大須通南側沿いに左(上前津方面)へ曲がって150mの場所。
車でお越しの方は一度お店の前を通り過ぎて大須交差点をUターン、お店手前の脇道に入ると西別院周辺のコインパーキングの利用がいくつもあるので便利です。(駐車場割引はありませんのでお間違えなく)
新しい店内は縦に長いレイアウト、カウンター席6席と1〜2人用の小さなテーブル席が6台設置されています。
オープンに合わせて並ぶ方もいるので行列になりやすく、行列を作る場合は記事の最後に注意点を紹介させていただきますのでそちらを御覧ください。
ランチタイムは3種類のカレーから選ぶスタイル
名駅での営業時から変わらずランチタイムは3種類のカレーから1〜3種類を選ぶスタイル。カレーは日によって異なりますが、和風だしで作られた“大根とサバのカレー”はあかつ亭の人気定番メニューなので初めての方はまず食べてみてくださいね。
移転オープン初日はあかつ亭人気の以下ラインアップでした。
サバがよく煮込まれ和風だしと合わさったカレー。
B/ココナッツチャナマサラ
ヒヨコマメと数多くの野菜や香辛料を使って作られた辛味と酸味を持つカレー。
C/コリアンダーチキンカレー
多めのコリアンダーで作られたチキンカレー。1種盛(990円)、2種盛(1,320円)、3種盛(1,540円)。
ごはんの大盛りは+110円。
さらにお好みでトッピングを選ぶ事が出来ます。
豆腐のチーズ風クリーム
・卵のピクルス(110円)
ゆで卵を特製のピクルス液に漬け込んでいます
・砂肝マサラ(220円)
砂肝をスパイスに漬け炒めています
・豚バラマサラ(440円)
辛いものがお好きな方にはオススメ
・追いパクチー(220円)
提携農家直送の新鮮な無農薬パクチー
今回は“大根とサバのカレー”と“コリアンダーチキンカレー”の2種盛に砂肝マサラをトッピングしました。
“大根とサバのカレー”はあかつ亭の顔となるメニューで納得の味。取材時も大半のお客様が注文していました。サバがしっかりと煮込まれていて和風だしの風味と合わさった事で非常に日本人の味覚に合うカレー。合間に食べる大根がしっかりと素材の旨味を吸い込んでくれているのでいい箸休めになります。
“コリアンダーチキンカレー”は香り高く、ほのかに辛さも感じるカレー。“大根とサバのカレー”が融合を楽しむ変化球のカレーならこちらのカレーはド直球。多くのスパイスを混ぜず特徴がわかりやすいカレーを楽しめます。そしてチキンの具材が大きくて食べごたえあり!大きな口で頬張ると幸福感で心満たされます。
そしてトッピングで注文した砂肝マサラが柔らかくジューシーさもあってスパイスカレーのアクセントとしてはとても良いメニュー。砂肝単品でも美味しいですが、カレーと混ぜて食べると思わず笑みがこぼれるくらいの美味しさ。これが220円でトッピング出来るなら頼まないと勿体ない!
最後にお皿の端にちらっと見えるのがアチャールというスパイスを使ったお漬物。
これは単品で食べず複数種類をカレーに混ぜて食べるのが本来の食べ方。アチャールの説明はこの後のディナーメニューの紹介にて。
食後のドリンクはちょっとだけ飲みたいって方に嬉しいミニサイズもあります
・ミニラッシー カトマンズ風(220円)
・チャイ(440円)
・白or黒ジンジャーエール(440円)
ジンジャーエールはどちらも自家製。後味に来るスパイスの風味は一緒ですがそこに辿り着くまでの道のりに変化があります。
白ジンジャーエールはきび糖を使い優しい甘さが一気に広がります。一方の黒ジンジャーエールは黒糖を使ったコクのある甘さが広がります。スパイスジンジャーエールが好きな方は是非一度お試しください。
金曜日・土曜日限定のディナー営業は日本人が作るダルバートDay
普段はランチタイムのみ営業のあかつ亭。金曜日と土曜日限定でディナータイムも営業します。
このディナータイムはランチタイムのカレーとは趣旨を変えてネパール現地で学んできた日本人店主が作るネパール定番食“ダルバート(1,210円)”をいただくことができます。
ダルバートはネパール語で“ダル”が豆スープ、“バート”は米飯。ネパールでは朝と夜の2回食事をするそうで、その時に食べるのがこの料理。
プレートの中央にライスが盛られ、その周りにスープが入った器とランチでも添えられていたアチャール(漬物)やタルカリ(野菜のおかず)などが沢山並んでいます。
1/ダルをライスにかけ混ぜる
2/ダルと混ぜ合わさったライスを1〜2口分ほど周りのアチャールやタルカリなど複数と加えて、さらに混ぜて食べますこれだけ!
至ってシンプルですが日本の食事作法とは異なりますので混ぜて食べるという事に抵抗があるかもしれません。しかしアチャールやタルカリは酸味や辛味など特徴ある味付け、食感もペースト状のものからサクサクとしたものなど様々な食材なのでこれらが混ざる事で成立する味こそがダルバートなんだそうです。
実際に混ぜたものとそれぞれの食材だけで食べて比較してみましたが、全然違います!!!
またライスにも工夫があり、ジャスミンライスと日本米(コシヒカリ)の割合がランチタイムのカレーの時とは違う配合。カレーはやわらかめに、ダルバートはダルを含ませるのもありちょっとだけ固めにしているそうです。ライスが水っぽくなくとっても食べやすいんですよ。
それでは皆さん躊躇せず思い切って混ぜ混ぜしてみてくださいね。
行列にはマナーを
お店では来店順の案内をしており予約などは一切行っておりません。
そのため営業時間のお店の前には行列が出来ます。行列を作る際には行列マナーは守りましょう。
・行列は周辺店舗にかからないようにしましょう
・車道や路側帯に出て行列を作らないようにしましょう
・行列がそれでも周辺店舗や歩行者の妨げになる場合はお店に並ぶ場所を確認しましょう
・代表待ちは禁止。全員が揃ってから列の最後尾に並ぶルールとなります
・代表者が先に着いていても後から来た方は割り込みをせず、全員が揃うまでは後から来たグループに前を譲りましょう
・吸い殻や飲み物などのゴミは一切捨てず、携帯灰皿を利用したり、購入したお店までゴミは捨てに行きましょう
名古屋情報通読者の皆さんは多くの飲食店さんからマナーが良いと嬉しいお声をいただいておりますのでより一層のご協力をよろしくお願いいたします。
最後に営業案内
ランチタイムは11時~14時30分、ディナータイムは18時~21時30分でラストオーダーは閉店時間30分前ですが、ランチタイムは早めの売り切れになる事も多々ありますので来店はお早めに。また定休日は月曜日、火曜日ですのでお間違えなく。
MAP
場所 | 名古屋市中区門前町1−15 ムツガビル 1F |
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営業時間 | ランチタイム/11時~14時30分 ディナータイム/18時~21時30分(閉店時間30分前) |
定休日 | 月曜日、火曜日 |
公式サイト | あかつ亭 公式サイト あかつ亭 公式Twitter あかつ亭 公式Instagram |