クリエイティブ学生の作品集が学校の垣根を越え集う『僕らのポートフォリオ展2021』が開催

イベント

クリエイティブ学生にとって大学や専門学校で学んだ軌跡、紡いだ作品を一冊の本にしたポートフォリオ。

クリエイティブ学生自身とも言えるこのポートフォリオを学校の垣根を越え展示する『僕らのポートフォリオ展2021』通称『僕ポ』 が3月3日(水)〜4月5日(月)まで2期2会場で開催

今回で9年目を迎えるまで成長したこの展覧会をご紹介します。

「ポートフォリオの展示会があったら面白いのでは?」から始まった展覧会

昨年の様子

グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築デザインなどを学ぶ62名の大学生・専門学校生のポートフォリオが愛知県内だけでなく全国15の学校から集うこの展覧会。

学校の在籍中に学んだ事の軌跡や自身で取り組んできた作品を紡いだポートフォリオはクリエイティブ系学生にとっては履歴書と同じように大切な自分を表現する一冊の本。

そんな学生のポートフォリオ作りには各学校も学生も思考を凝らし就職活動時に企業に見せたり卒業制作展限定で来場者に公開するだけに留める門外不出のイメージが強い。そんな暗黙の掟へ疑問符を投げかけるように「ポートフォリオの展示会があったら面白いのでは?」という学生の呟きがこの展覧会のはじまり。

その一言を第1回立ち上げメンバーが拾い上げ、メンバー同士の面識がなかったにもかかわらず、一から準備を進め開催。

昨年の様子

初めは認知度や話題性が少なく出展者を集めるのが難しかったそうです。
また2年や4年で卒業を迎える学生だからこそメンバーはどんどん入れ替わってしまう運営の難しさも乗り越えながら回を重ね、今や学校関係者だけでなく学生たちが将来進む企業関係者も注目する展覧会に成長していきました。

学生たちだけで運営する事で学校の垣根を越えた展覧会に

一つの学校だけで展覧会を行う事はありますが、学校の垣根を越え、そして学生たちだけで開催する事で出展者同士が創作意欲を刺激し合う良さが生まれる。

そんな学生間で生まれる相乗効果に多くの人や企業、さらには地域が応援。

クラウドファンディングでも開催資金を集め、ポスターやDMといった宣伝物の印刷、展示什器や会場ディスプレイなども学生自身で出来る事はしながら協力企業のサポートもありプロ顔負けの会場になっています。

今だからこそ、「ふれる」。 

第9回目の開催を迎える『僕ポ』は今回「ふれる」というテーマを掲げ開催。

今回の運営チームをまとめる代表の吉田詩音さん(日本デザイナー芸術学院・1年)は「コロナ渦の今、たくさんの制限がある中で学生の様々な出会いやきっかけが減少していると感じています。そんな今だからこそ、私たちクリエイティブ学生ができることは何かを模索し、展覧会を開催することで、学生活動の背中を押すきっかけの一つになれば」と話す。

展覧会は2期に分かれ2会場で開催

1期目は円頓寺・四間道の古民家ギャラリー「エスプラナードギャラリー」にて3月3日(水)〜3月7日(日)まで。

2期目は栄・ナディアパーク4階の「国際デザインセンター デザインギャラリー」にて3月31日(水)から4月5日(月)まで開催します。

<参加学校名>
愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学、名古屋造形大学、名古屋学芸大学、名城大学、名古屋工業大学、日本デザイナー芸術学院、名古屋デザイナー学院、東北芸術大学、東京藝術大学、多摩美術大学、武蔵野美術大学、金沢美術工芸大学、京都市立芸術大学、広島市立大学

15校より62名が出展

MAP

エスプラナードギャラリー 国際デザインセンター デザインギャラリー
1期 エスプラナードギャラリー
名古屋市西区那古野 1 丁目34-1
2021年3月3日(水)〜3月7日(日)
11:00〜18:00(最終日16:00まで)
2期 国際デザインセンター デザインギャラリー
名古屋市中区栄3丁目 18-1
ナディアパーク・デザインセンタービル4F
2021331()45()
11:0019:00(最終日17:00まで)
料金 入場無料
公式サイト 僕らのポートフォリオ展2021 公式サイト
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