日本モンキーセンター冬の風物詩「たき火にあたるサル」が12月22日から公開

モンキーセンターファンの間でも人気の冬の催し物「たき火にあたるサル」が今年も開催されます。
それに先駆けて新聞社、TV局などのプレス関係者に向けた公開がありました。

焚き火にあたるサルは今年で60周年。
もともとは伊勢湾台風で流れ着いた流木や倒木を使って犬山野猿公苑の職員が暖を取るためにたき火始めたのがきっかけだそうです。

職員が暖を取っていると、園内の猿たちがその暖かさに寄ってきて、冬の定番となった事が始まり。
犬山野猿公苑が1997年に閉園した後もモンキーセンターにサルが移住しセンター内のモンキーバレイで毎年、暖をとるサルの様子が見られます。

モンキーセンターのニホンザルは種類が違う？

モンキーバレイ内のサルの種類は「ヤクシマザル」といって屋久島に生息するニホンザル。ここのサルは火を怖がらないことで有名で、学術的にも貴重なサルなのだとか。

たき火開催期間中、サルたちには焼き芋が振る舞われるのですが、欲張って2本抱えるサル、水飲み場で冷やしながら食べるサルなど通常の餌やりとは少し違った雰囲気が観覧できます。あなたもぜひ一度、犬山のモンキーセンターまで足を運んでみてください。きっと新しい発見がありますから。

モンキーセンターで行われる年末年始イベントは？

この冬、モンキーセンターではいろいろな催し物が開催されます。先に紹介したたき火にあたるサルもその一つ。今年の年末年始はたき火イベントが60周年ということもあり企画展示も行われます。では気になる年末年始のイベントもまとめてみましたので参考になさってください。

企画展「たき火にあたるサル」60周年記念展

195９年から始まった「たき火にあたるサル」。その様子を市内外のモンキーセンターファンや関係者から集めた写真資料などを展示します。歴史の年表など、このイベントが始まったきっかけなども振り返ります。

モンキーセンターでは現在、犬山野猿公苑の写真を持っている個人様から写真提供を呼びかけています。もしお持ちならモンキーセンターへ問い合わせてみてはいかがでしょう？

子年講演会

来年は子年！モンキーセンターの研究員で京都大学野生動物研究センターの特定助教でもある新宅勇太さんによる、あまり知られていない日本の野ネズミの多様性と現状についての講演会が開催されます。ネズミと聞くとなんだかどこでもいるように思えるのですが、実は一部の種類が絶滅の危機にあるのだとか。大変興味深い講話です。

縁起物「奇跡のみかん」プレゼント

写真引用：公益財団法人日本モンキーセンター

毎年元旦にいただけるモンキーセンターからのプレゼント企画「奇跡のみかん」。これは園内で飼育しているゴリラのうんちから発芽して大きくなり実ったみかん。森に住むゴリラは種子散布をし、森を作る重要な役割を担っているのです。そんなみかんの木から取れた実をおすそ分け。こちらは元旦から３日間、各日限定50個がお一人様１個限りで配られます。配布場所はアフリカセンターにて、先着順なのでお早めに！

モンキーセンターからのお年玉！！

あなたに届く年賀状の末尾が「３６」ならささやかなプレゼントがもらえます。

また、「８９３６（やくざる）」はスペシャル版のプレゼントが用意されているとか！こちらの企画はビジターセンターに年賀状をお持ちくださいとのことです。

元旦から営業！モンキーセンターへ遊びに行こう！

「たき火にあたるサル」を間近で見てまいりました。そこで見るサルは当たり前ですが野生そのまま。人がサルの住処にお邪魔するわけなので当たり前なのですが、小さなサルからボス？みたいな大柄なサルまで様々。一般の観覧はデッキからでしか見ることができないのですが、ぜひオペラグラスなどを持って見学なさってください。拡大して様子を伺うと、人間そっくりな仕草を見ることもできます。

年始から営業する日本モンキーセンター。元旦、犬山成田山などへ初詣の帰りにちょっと寄ってみてはいかがでしょう？モンキーセンターで愛らしいお猿さんが待ってますよ～。