名古屋で焼き鳥の人気店と言えば市内に4軒店舗を置く『きんぼし』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
創業から25年、多くの人々から支持を得ている『きんぼし』ですが…「より上質に・繊細に・新しく」と進化を遂げた業態が新栄の焼鳥懐石『青海波』です。
これからご紹介させて頂きます、一般的な焼き鳥では考えられないジャンルに囚われない魅せ方・良いものを丁寧に少しずつというスタイルには目を見張るものがありますよ。
焼き鳥の名店が繰り出す懐石『青海波』
『きんぼし』と言えば、多くのメディアで紹介されて人気も高い名店として知られていますが…
店主、田中勤也氏によると「今迄と違う視点から見た焼鳥、懐石のように、季節や時間の流れを感じながら味わってもらう焼鳥をお出ししたい」
という想いから今回ご紹介させて頂く『青海波』が誕生したそうです。
そんな名店の進化版が店を構えるのは新栄駅から徒歩3分。
一般的な焼き鳥店と比べると高級店になるので入り口に緊張感が漂います。
まるでフルコース!10品を超える麗しの焼鳥懐石。
青海波での料理提供は4,800円と5,800円の2コースのみ。
今回お送りするのは5,800円の青海波コースのご紹介です。
まずはあさりのカプチーノ。
名前通りクリーミーに泡立ったスープは貝のエキスをしっかり感じる優しい味わいです。
お次は鶏飯。
鶏肉の出汁を合わせて炊き上げた米には噛みしめるごとに旨味が溢れ出てきます。
奥美濃古地鶏の一夜干し。
表面はパリッとした食感、非常に香ばしくジューシーな手羽先。
手作り豆腐にあおさあんを合わせており、サッパリとした清涼感のある一品。
全体的に焼き鳥のジャンルに囚われず和・洋・中を感じる料理が登場していきます。
前菜盛り合わせ。
左から本モロコの南蛮漬け・無花果のバンバンジーサラダ・海老マヨネーズ。
お酒好きにとって少しずつ多くの種類を、というのは最高の肴ではないでしょうか。日本酒・焼酎だけでなく、ボトルワインも取り揃えがありますよ。
卓上に薬味が用意されていますが…黒七味を置いているのは珍しいですね。
こちらはよだれ鶏。
香辛料やナッツを合わせた冷菜、名前の由来には「よだれが出てしまうくらいに美味しい」という意味を持つようです。パクチーを合わせてありますが、苦手な場合は外すか先に聞いてくれました。
豆とお米のスープ。
雑味がなく、旨味を丁寧に抽出したポタージュ。添えられた雲丹との相性も抜群です。
子羊の炭火ロースト。
熟練の技による火入れ、美しい焼き色です。フレンチのメインに出てきそうな主役感があります。
中華バーガー。
つくねにした鶏肉を照り焼きにして、もっちりした生地で挟んだ一品。料理の垣根を越えた面白味のある演出です。
コースのシメは鶏の旨味が詰まったラーメンが定番のようです。
透き通った美しさのスープと優しい甘さの麺は相性抜群、専門店を出してほしいくらいですよ。
ボボチャチャ。
シンガポールのデザートだそうです。ココナッツミルクを主体としており、タピオカ・ナッツ・黒豆などが入っています。
老舗の焼き鳥店『きんぼし』が提案する懐石、ということでお料理を一通りご紹介させて頂きましたが…
一つのコースの中に【和食・洋食・中華】の全てが詰まったお店は貴重ではないでしょうか。優れた料理人は万に通じる、ということを感じさせてくれる『青海波』で革新的な焼鳥懐石をぜひ味わってみてくださいね。
MAP
場所 | 名古屋市中区新栄1丁目6-9
TEL:052-263-3015 |
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期間 | 17:30~23:30(L.O.21:30)
定休日:日曜日 |
料金 | 4,800円か5,800円のコースのみ
※金額表記は税抜 |
公式サイト | 青海波 |