名古屋を世界の観光都市にするべく、400年前から甦った武士集団、名古屋おもてなし武将隊®。
そんな武将が勧めたい、行きたいお店・事柄を不定期でご紹介していく“名古屋瓦版”。
此度届けるは儂、尾張名古屋開府の祖・初代江戸幕府将軍「徳川家康」!
寒さ厳しくなってきた名古屋にて、身も心も温まる定番料理「味噌煮込みうどん」を堪能しに『山本屋大久手店』に出陣じゃ!!
伝統の味を受け継ぐ味噌煮込みうどんをとくと堪能!
此度、味噌煮込みうどんを求めてやってまいったは、地下鉄「吹上」駅から徒歩約5分、千種区・大久手にある「山本屋大久手店」。
儂も幼き人質時代に縁のある名古屋・大須の地にて大正14年の創業以来、名古屋人の皆に愛されてきた味噌煮込みうどんの老舗「山本屋」の伝統の味を守っておる店じゃ。
外観はコンクリート打ちっぱなしのモダンな建物に瓦屋根を施した趣のある店構えで、店内も落ち着きのある空間となっておる。
バリアフリー対応で車椅子での来店も安心じゃ。
では、さっそく暖簾をくぐり店の中に入るといたすか。
席もテーブル席から座敷席、個室まで揃え、さらにはテーブルが広く作られたカウンター席まであり、家族や仲間内での食事から宴の席まで様々な場面での使い勝手もよさそうじゃのう。
テーブル席の半個室にて待つことしばし・・・。
まずは『親子入味噌煮込みうどん』(1,150円+税)がやってまいった。
かしわや玉子が入った昔からの定番の品。
山本屋ではここだけかも知れぬ創業当時からの伝統を守って作られる手打ち麺は、しっかりとした歯ごたえはあるものの、硬すぎず程良い弾力であるな。
味噌だれは酸味も少なく優しい丸みのある味わいで、赤みそが苦手な人でも美味しくいただける。
かしわや玉子も味噌とうまく交わって、コクの深さを感じる満足度の高い旨みじゃ!
店のものに聞いた所、素材・味・全てにこだわり、出汁や味噌は毎朝仕込み、麺も店舗で手打ちで作っておるそうじゃ。
なるほど美味いわけじゃ!
ついつい完食じゃ!!
見た目も豪快な裏メニューをとことん味わい尽くす!
さらに常連客のみぞ知る「幻の裏メニュー」があると聞き、しばし待っておると・・・
そこに現れしは『名古屋コーチン丸鶏鍋』(25,000円+税)じゃ!!
(※4〜5人前、3日前までに要予約)
なんと、名古屋コーチンが贅沢にも丸々1羽使われておる!
まずはじっくり煮込まれたスープを味わってみるとするか。
スープに塩を少し入れ、味を整えて一口。
おぉ~、鶏から出た旨みが絶妙じゃ!!
早速身も食してみよう。まずは味噌だれをつけて。
やはりコーチンの肉は歯ごたえがしっかりとして弾力がすごく、さりながらも硬すぎず、最後まで旨みが続く。
此度は若鶏の肉も食してみたが、こちらは若鶏らしいみずみずしい味わいじゃ。
もちろんどちらも美味いが、丸鶏が名古屋コーチンでなく若鳥であれば本来ここまで鍋で煮続ければ、身もくたくたになってしまうわな。
其処はさすがに名古屋コーチン、天晴れじゃ!
鍋もあらかた食べた後は味噌だれを溶き、この土鍋で味噌煮込みうどんを味わうことができるそうじゃ。
味噌を溶いた土鍋に手打ちの麺を入れ・・・
さらに玉子を落としてしばらく煮込めば完成じゃ。
こちらは好みの味噌の濃度に自分で調整できるゆえ、また楽しいのう!
さらにこちらの店では、ハラール対応のメニューも提供。
通常の味噌煮込みうどんはアルコール成分やハラールでない肉などを使用するところ、ハラールに対応した調味料や肉を使い、厨房ではムスリム専用ではないものの、まな板や包丁、ボールなどは分けて使用しているようじゃ。
此度はすでに腹も満足しておるが、他にも手羽先や味噌おでん、味噌串かつなどの一品物や愛知の酒も揃っておるゆえに、これからの季節一杯やりながらの宴にも便利じゃな。
さらにメニュー表を見れば、煮込みには『カレー煮込み』なる品も。
これはまた足を運ばんといかんのう。はっはっはっ!!
MAP
場所 | 名古屋市千種区大久手5丁目9-2 |
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営業時間 | 11:00-22:00 (LO21:30) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は営業 翌日振替休業) |
公式サイト | 山本屋大久手店 |