犬山の人気店「ココトモファーム」の勢いが止まらない!ついにごはんバーガーが楽しめる?

グルメ 開店

愛知県北部にある犬山市、ここに農福連携を営み、昨今、店舗展開の勢いが止まらない農業法人がある。取り組みもさることながら、ココトモさんが作る6次化産業は米粉を利用したバームクーヘンと食べ歩き用のカワイイバームクーヘンの展開だったが、今回犬山市の公共施設「フロイデ」の地下1階に新たに造ったココトモカフェでごはんバーガーが楽しめて、城下町店などへ展開準備中だ。

全国的にも珍しい農福連携の店舗展開が行う取り組みと犬山市民活動センターフロイデ内のココトモカフェを取材してきたぞ!

ココトモファームがめざす優しい世界とは何か?

ココトモファームさんは犬山市を中心に西尾市、名古屋市で農福連携の事業を推進している全国的にも珍しい事業体型を持った農業法人だ。

お米を作る、と一言で述べてしまうととても簡単なように聞こえる。が、お米は一年の大半をかけて作る農作物で、その手間も多い。ココトモファームさんは犬山市の橋爪地区、そして入鹿池にほど近い今井という地区に広大な田んぼで作られている。今井地区の田んぼに至っては13町という広さだ(町とは田んぼの大きさの単位、1町=100アール(1ヘクタール))。東京ドームが4.7町の広さと言われるので、その広大さが容易に想像できるのではないだろうか?

農福連携の事業とは人の営みに絶対必要な農業に障がい者福祉をかけ合わせた事業のこと。ココトモファームさんでは農業の一部作業(田植え、草刈りなど)や6次化の製品制作を障がい者に担ってもらい、正当な収入を得る手段として店舗での販売などを営んでいる。6次化された製品の代表として米粉のバームクーヘンがあり、犬山市内には犬山城の城下町に2店舗、犬山市内の路面店が1店舗、名鉄「犬山駅」構内にカフェと直販店、公共の市民活動センター内にカフェを1店舗、半田市市内に1店舗を展開している。特に犬山の城下町にある2店舗は多くの観光客で賑わっている。また、スイーツ激戦区の覚王山にも店舗があり、こちらも人気店だ。

犬山で話題の米粉バウムクーヘン専門店『ココトモファーム』名古屋初店舗が覚王山にオープン!

犬山市の市民活動センター地下にあったカフェスペースに「ココトモカフェ」をオープン。セントラルキッチンとしての機能も持ち合わせており、バームクーヘンがメインだった商品ラインナップにごはんバーガーを追加した。城下町の店舗でごはんバーガーが楽しめる日もそう遠くはない。

これら農作物の生産から6次化、販売までをココトモファームさんでは一貫して行っていて、健常者と障がい者の垣根を限りなく低くし、障がい者の自立を支援しながら農業振興にも一役買っている。日本で例を見ない点は生産から6次化、販売までを一貫して同じ会社で完結していることだ。モデルケースとして岡山にもあるとのことだが、ココトモファームさんほどのスピード展開ではない。全国的に注目されている農福連携の事業がどこまで広がるか、注目されている。

お米は産地の水がいい!ごはんバーガーを推す理由

皆さんはお米をどこで購入するだろうか?今ではJAだけでなく日本のお米なら大手スーパーやネットなどからも全国各地のお米を楽しむことができるようになった。愛知に住みながら新潟や秋田のお米をお取り寄せできるのも流通がしっかりと機能しているからである。

いわゆるブランド米と言われる美味しいお米は間違いなく美味しい。が、お米は産地の水で炊くともっと美味しいのはご存知だろうか?「水が合う」といえば早いか、その地区、地域で育ったお米をその地区、地域の水で炊くと不思議と美味しさが3割増し(当社比)になるのは気の所為ではない。

ココトモカフェで味わえるごはんバーガーは犬山で育った米を使い、犬山の水でご飯を炊いている。語彙力が足りなくて申し訳ないのだが、甘みがしっかりとしていて「コメ、食べた!」という満足感に浸れるのだ。このごはんバーガーを目的に犬山市民活動センター「フロイデ」に足を運んでみるのもいい。近くには日本モンキーパーク、日本モンキーセンターがある。

駅構内にあるココトモベリーにも行ってみよう!

犬山といえば城下町が人気だ。しかし筆者は犬山駅構内に密かに注目している。
犬山駅構内には犬山市の観光案内所がある。犬山観光の情報が詰まっているので観光の際には一度立ち寄った方も多いのではないだろうか?
そして観光案内所の隣には「ココトモベリー」というカフェがある。

ここはカフェメニューがメインで、ドリンクとココトモ自慢の米粉バームクーヘンも楽しめる。店内も広々としていて、ゆったりと過ごせるのでファンになる方も多い。隣接する店舗ではお土産のバームクーヘンも購入できる。「あれこれ買い忘れた!」なんてときに重宝する。

そしてココトモベリーでは自分の手でバームクーヘンのデコレーションができるワークショップも随時開催している。城下町で街歩きを楽しんで、カフェでお茶して自分でお土産を作って帰る、なんて素敵なプランもありだ。

ごはんバーガーを城下町で食べたい!そしてバームクーヘンは正義だ

路面店のココトモファーム梅坪店もあるぞ

ココトモファームではカフェで展開しているごはんバーガーをすべてのココトモファームの店舗で提供できるように準備中とのことだ。城下町でごはんバーガーを食べることができる日もそう遠くはない。

ココトモカフェではごはんバーガーにスープとサラダのセットもある

ガッツリとしたフードメニューが増えるのは控えめに言っても喜ばしい。特に平日の昼間にはランチ難民になることが多い犬山の城下町、ココトモファームがランチ難民を救う日も近いのかもしれない。

MAP

場所  ココトモカフェ:〒484-0086 愛知県犬山市松本町4丁目21−番地 フロイデ地下 1階
営業時間 10:00~17:00
料金 ごはんバーガーは450円~
公式サイト ココトモファーム公式HP