2020年はねずみ年!!
毎年その年の干支にちなんだ寺や神社にお参りするのが恒例となっていますが、
名古屋近辺でねずみを祀る寺社や、「狛ねずみ」がいるような寺社を調べてみたものの・・・そんな場所はない!!
愛知全体や近隣県でも調べましたが、やっぱりない!!!・・・のです。
そんなわけで、ねずみにちなんだ場所として若干インパクトは薄れますが、
あえて参拝するならココ!ということで、「大名古屋十二支」の子年の札所にあたる寺、名古屋市北区にある『久国寺(きゅうこくじ)』をご紹介しましょう。
こちらはかな〜りインパクト大な「鐘」があることで有名なお寺でもあるのです。
芸術爆発スポット「久国寺」を巡る
やってきたのは、名鉄瀬戸線の「尼ヶ坂」駅。
「栄町」駅から普通電車で3駅です。
駅を降りて北へ進み、「大杉三丁目」交差点を左に曲がってしばらくすると、上の写真のような看板が見えてきます。
ここからぐるっと裏手に回ると、「久国寺」の門があります。
「久国寺」は、この地に建立されたのが1662年と非常に歴史が深いお寺。
名古屋城の鬼門除けの役割も担っているんだそう。
本堂には子年の守り本尊である「聖観世音菩薩」が祀られています。
注目は門から入って右手にあるこの鐘楼!
かなり衝撃的な見た目のこの梵鐘はなんと、大阪万博の「太陽の塔」などでも有名な岡本太郎氏の作品『歓喜の鐘』です。
「芸術は爆発だ!!」とは太郎氏が残した有名な言葉ですが、この作品は見事に爆発しており、上部にトゲトゲがいっぱいくっついてます!!
こんな形の鐘は他ではまず見られないでしょうね!
鐘の下部に描かれた柄をよく見ると、なんとなく太陽の塔っぽいです・・・。
この鐘の制作年が1965年、太陽の塔の大阪万博が1970年開催と時期が近いですから、同じようなイマジネーションの下で作られているのかもしれません。
普段は鐘をつくことは出来ませんが、大晦日には除夜の鐘でその音を聴くことが出来るようです。
ちなみに鐘楼と反対側には、コンクリート塑像作家として名高い浅野祥雲氏の作品「護国観音」も観ることができます。
ああ、なんと徳の高そうなお顔立ち・・・
(※浅野祥雲氏といえば、シュールな塑像作品が多数観られる日進市のスポット「五色園」が有名ですよね。名古屋情報通でも以前紹介したことがあるのでよかったら見てね↓)
ちなみにこの久国寺、参拝料はかからず無料で入れます。
御朱印もいただけるようなので御朱印めぐりしている方にもおすすめですよ。
参拝後は「尼ヶ坂」周辺散策
久国寺参拝とあわせて、尼ヶ坂駅周辺をお散歩してみるのもおすすめです。
特に尼ヶ坂駅〜清水駅間の高架下に2019年にオープンした『SAKUMACHI商店街』はおしゃれなカフェなどが立ち並ぶ人気の一角。
2020年には現在より西側の区画にも延長される予定で、さらなる盛り上がりを見せそうな地域でもあります。
MAP
場所 | 名古屋市北区大杉3-2-27 |
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