【閉店】大須発・ふわふわモチモチの新食感スイーツ『ぱんどら』【ネオ名古屋めし図鑑③】

● 新名古屋めしの王座に輝いた和菓子店

ぱんどらを提供しているのは、名古屋独特の食文化を牽引する街・大須にある『菓子処 とらまる』。
赤門通の地下鉄「大須観音」駅寄りの場所にあります。

小さなお店ですが、店内は大正ロマンのような風情あふれるレトロな雰囲気。
セレブも御用達という大福やカステラ・バウムクーヘンといった定番のお菓子もさることながら、このお店の看板商品であるどら焼き「ぱんどら」は、2015年に開催された新たな名古屋めしの定番を決めるイベント『新名古屋めし総選挙』で、並み居る強者名古屋めしを抑えグランプリを獲得しました。

● 「ぱんどら」のお味を確かめてみる

こちらが定番メニュー『小倉マーガリンぱんどら』。
見た目は普通のどら焼きのように見えますが。。。

中身は名古屋の味・小倉あん＆マーガリンがぎっしり。

あんこももちろん美味しいのですが、特筆すべきは独特の製法で作られた皮。
まるでパンケーキのようにふわっふわの柔らかさと、もちもちした食感を同時に楽しめます。非常に粘り気があり、パサパサした食感がまったくありません。
その皮が小倉あんとマーガリンと相まって口の中でまろやかなハーモニーを奏でてくれます。

生地には愛知産が原産の小麦『きぬあかり』が使用されており、まさに餡だけでなくこだわりがぎっしり詰まっている一品といえましょう。

● フルーツ使用のスイーツ系ぱんどら

スタンダードなぱんどらでも十分美味なのですが、さらに贅沢なメニューもあります。
こちらはフルーツとホイップが入ったスイーツ系『でらクリームぱんどら』。（個数限定／要冷蔵品）

愛知県産のいちごを惜しげもなく使用。ホイップもたっぷりサンドされてボリューミーな一品。
皮とのバランスも非常に良く取れており、和洋折衷スイーツを体現しています。

こちらはキウイバージョン。キウイの身が大きい！！
こちらは甘味と酸味のコントラストがより引き立てられていています。

● 大福をサンドしたボリューミーぱんどら

そしてこれがまさしく新名古屋めしグランプリの栄冠に輝いたメニュー『季節のクリームぱんどら』（個数限定／要冷蔵品）。
中には贅沢にも大福が丸々1個サンドされています。

大福の中身はあんこと純生クリーム。お餅のようにぷるぷるとした舌触りと、皮のもちもち感、餡のなめらかさの三重奏で、もはや口の中はモチモチの境地に！
さらにボリューム感もたっぷりでおなかがかなり膨れる感じになります。
クリームとあんこの味が季節によって変わるとのことなので様々な表情を楽しめそうです。

ぱんどらは女性はもとより、男性にも高い支持を得ているのだとか。贈答・手土産としても喜ばれそうです。
人気商品のため売切れの可能性があるので早めの時間にお店に行くことをおすすめします。

変わり種メニューのように思われがちですが皮のふわもち感は他では食べることの出来ない絶品です。
これはもはや名古屋だけのとして終わらせるわけにはいきません！世界に羽ばたけ！！！

並み居る強豪めしを押し退けて王座に輝いてこそ真の名古屋スイーツ。よってこれをネオ名古屋めし図鑑に登録します。