この秋新たに生まれ変わった名古屋テレビ塔内に『THE TOWER HOTEL NAGOYA(ザ・タワーホテル・ナゴヤ)』が2020年10月1日(木)にオープンしました。
世界でも非常に珍しい塔の中のホテル。
客室やレストランなどホテル内の全容をレポートすると共に、宿泊者だけが受けられるテレビ塔の贅沢な楽しみ方などもご紹介いたします。
新生名古屋テレビ塔に誕生。歴史の情緒が活きるスモールラグジュアリーホテル
耐震改修工事を経て、この9月に生まれ変わった名古屋テレビ塔。
そのリニューアルポイントとして最も大きなものが、「ザ・タワーホテル・ナゴヤ」が入る点といっても過言ではないでしょう。
ホテルへ向かうには、塔の西側に付設された専用のエレベーターで4Fに上がります。
(※名古屋テレビ塔全体の詳しい紹介は以下の記事を参照してください。)
4Fのロビーに辿り着いた瞬間から、そこはもうアートの世界。
イギリスに本部を置く世界的なホテルブランドグループ『スモールラグジュアリーホテル(SLH)』に愛知県のホテルとしては初加盟。
モダンでありながら、タワーの歴史的な情緒を醸す特別な空間となっています。
アートに囲まれた客室空間
客室は全15室。
どの部屋も大きな窓から地上30〜40mの眺望を楽しむことが可能。
また、多くの部屋において本物の塔の鉄骨が壁や床を貫くように残されており、登録有形文化財の趣を感じることができます。
さらに一部屋ごとに異なるアーティストによる作品を展示。
作品は東海地方のゆかりのある鷲尾友公、さわひらき、白澤真生、杉戸洋、森北伸、宮田明日鹿、今村文、瀧本幹也、稲熊祐典、渡部裕子の10名が手がけ、すべての部屋がまったく異なる表情を見せています。
安眠に導く寝具は、地元愛知発祥の「エアウィーヴ」を使用。
世界の一流ホテルで使用されている「ガルニエティエボー」のバスローブや、「F organics」とコラボした100%天然由来のシャンプーなど、アメニティにも強いこだわりが。
また客室に設置された黒い正方形のものは「リリックスピーカー」と呼ばれるもので、サブスクリプションサービスを通じて音楽を再生できるほか、歌詞を表示させることが可能。アートだけでなく音楽も存分に楽しめる空間となっています。
宿泊料金は消費税・サービス料込で1泊31,000円〜です。
下にも上にも絶景が! テラス付きスイートルーム
また5Fには2室のスイートルームを用意。
いずれも80㎡の広さで、ラグジュアリー感あふれる雰囲気。宿泊だけでなくパーティーなどにも利用できそうです。
名古屋友禅や有松絞りなど東海地方の伝統工芸を随所に使用。
またテレビ塔のピクチャーアートなども飾られ、歴史的な趣も感じさせてくれます。
さらにテラスからは開業したばかりの「レイヤード ヒサヤオオドオリパーク」を眺めることも可能。
都会的な南側と緑あふれる北側では眺めにも異なる風情が。
さわやかな風も感じられて、朝日や夕景、夜景も良さそうですね。
またテラスから上側を見るとテレビ塔の鉄骨を間近に見上げることができ、これも絶景!ですよ。
スイートルームの宿泊料金は消費税・サービス料込で1泊186,000円〜となっています。
フレンチレストラン「グリシーヌ」で贅沢な朝食を
レストランは天白区・八事から移転したフレンチ『グリシーヌ』が入ります。
入口は一見しただけではわからない秘密の場所に…行ってみてのお楽しみです。
ホテルの宿泊プランは朝食付きとなっており、地域の食材を使った贅沢な朝食を味わえます。
ランチおよびディナータイムは宿泊者以外の一般の方も利用可能となっていますよ。
深夜の展望台で最高の夜景を楽しむ「ルーフトップサロン」
さらに宿泊者のお楽しみはこれだけではありません。
実は夜10時〜翌2時までの間は、テレビ塔展望台が秘密のナイトバー『ルーフトップサロン』に早変わり!
ホテル宿泊者と専用会員のみが利用可能な特別な空間です。
館内はお洒落な音楽がかかりクラブのような雰囲気。
地上100m展望台「スカイバルコニー」にも立ち入ることが可能。普段は入れない時間帯だけに、気分も高揚してきちゃいます。
日本夜景遺産にも選ばれた、宝石を散りばめたような夜景をお酒を飲みながら楽しむことも出来ますよ。
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アートホテルとしての魅力はもちろん、名古屋の中心で眺める特別な景色を心ゆくまで楽しめるとあって、非常に強く思い出に残るホテルであることは間違いないですね。
名古屋や近辺に住んでいる方でも宿泊してみたくなる魅力があると思います。
宿泊プランや予約に関する詳細は、公式サイトに掲載されていますのでぜひチェックしてみてください。
MAP
場所 | 名古屋市中区錦3-6-15先 名古屋テレビ塔4F・5F |
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公式サイト | THE TOWER HOTEL NAGOYA |