今回は名古屋からちょっと離れて、風光明媚な地「奥三河」で味わうグルメをご紹介!
愛知県北設楽郡東栄町にある『茶禅一(ちゃぜんいち)』です。
標高700mの山深い場所に立つこのお店は、ミシュランも認めたおそばのランチ、そして絶景を眺めながら味わえる自家製シロップのかき氷をいただくことが出来るんです!
予約必須?ミシュランガイドにも掲載された秘境のそば&かき氷店
今回ご紹介するお店があるのは、北設楽郡東栄町。
東栄町ってどこ?と思う方も多いかもしれませんが、愛知県と静岡県の県境近くの山間部にあります。
名古屋からだと車で東名高速道路もしくは新東名高速道路、三遠南信自動車道を経由し、さらにぐねぐねと長い山道を通りながらだいたい2時間半程度走ると到着します。
公共交通機関を利用して行くのはあまり現実的ではないですね。
人里離れまくりな深い山道が延々と続きますが、その先に不意に現れる桃源郷のような場所です。
お店の外観は古い旅館のような感じですね。
駐車場はお店の隣や向かいに3ヶ所に分かれて用意されているので、案内に従って駐めてください。
建物の向かいには『おもてや園』という老舗のお茶屋さんがありますが、「茶禅一」はこのお茶屋さんが運営するそばのお店なんです。
今回はおそばとかき氷をいただきたいと思いますが、おそばは「茶禅一」で、かき氷は「おもてや園」の建物でそれぞれいただく形になります。
元々知る人ぞ知る郊外の秘境グルメのお店として人気があったのですが、2019年に発刊された「ミシュランガイド東海版」に掲載されたことでより人気に拍車がかかりました。
そばを食べる場合は夏季は完全予約制となっているほか、それ以外の時期でも売り切れ次第終了となっているため、予約してから行くのがおすすめ。
また、かき氷に関しては予約なしでも食べることが出来ますが、そばの予約を取った人から優先して提供されるというシステムになっています。
予約に関する詳細はお店のホームページ、またはお店のInstagramでアナウンスされているので、そちらを読んでくださいね。
店内は和風の趣ある空間。
内装材に500年を経た御神木を使用しているそうで、親しみやすさの中にも風格や品位が感じられます。
この日は夏の時期用の限定されたメニューとのことで、「雲上そば」「茶そば」「田舎そば」の3種類のざるそばと2種盛りのそば、お店イチオシの「雲上セット」のほか、天ぷらやそばがきなど一品料理が提供されていました。
2種のそばとご飯、一品料理も楽しめる「雲上セット」を実食
まずはおそばからいただきます!
こちらは『雲上セット』(1,600円)。
2種類のそばと、蕎麦豆腐、本日のご飯、サラダ、雲上だんご、雲上ほうじ茶がセットになっています。
そばは粗挽き蕎麦粉で作った「雲上そば」と自家栽培の茶葉を練り込んだ「茶そば」の合盛り。
「茶そば」の方はよく見ると茶そばと雲上そばの二層打ちになっています。
どちらも非常に香りがよく、細めながらコシがあり喉越しも良いです。
おつゆと薬味(わさび、大根おろし、ネギ)で味わうのはもちろん、茶塩と岩塩だけで味わうのもよりそばの風味が感じられておすすめです。
にんじんの添え物も美しい「蕎麦豆腐」は非常になめらかな食感。
炊き込みご飯は日によって内容が変わります。
そしてデザートには「蕎麦だんご」!
こちらも普通のそばと茶そばの2色になっており、モチモチでほんのり甘い素朴な味わいです。
天にも昇る気分!のふわふわかき氷を実食
おそばを食べ終わったらお会計を済ませて、今度はかき氷を食べに「おもてや園」の建物に移動します。
かき氷は窓口で注文し、呼び出されたら取りに行くセルフサービスシステム。
建物の裏側にはテラス席とウッドデッキが設置され、ここでかき氷をいただくことが出来るんです。
そしてテラスからはこの絶景!
標高700mの高さから眺める雄大な山々と、緑のまぶしいのどかな茶畑を眺めることができます。
実はこの場所、朝などには雲海が発生するスポットとしても知られており、気候条件が合えば神秘的な光景が見られるそう。
かき氷は自家製のお茶のシロップを使ったものを中心に、季節限定メニューなども提供。
実はこちら、東京の人気かき氷店『雪うさぎ』の姉妹店で、ふわふわかつ冷たすぎない純氷を使ったかき氷を夏場だけでなく一年中味わうことが出来るんです!
今回は定番メニューの『雲上茶ミルクぜんざい』(850円)をいただきました。
山々を背景にすると、まるでかき氷自体もホイップの雲がかかった緑色の山のように見えてきますね〜。
氷はまるで雪のようにふわっふわで、口に入れるとしゅんわりと溶けていきます。
シロップは煎茶を使用しており、お茶そのものの風味が前面に押し出され、余計な甘さがないのが非常に特徴的。
ふんわりしたホイップもなめらかな口溶けに拍車をかける役割をしてくれます。
食べ進めていくと、中にあずきが結構な量ぎっしりと詰め込まれていました!
最後まで飽きずに食べられるのがうれしいですね。
こちらは『ほうじ茶ミルクぜんざい』(850円)。
ほうじ茶独特のやわらかい甘さと苦さが存分に味わえます。
こちらも中にあずきがしっかりと入っていますよ。
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豪華なおそばのセットはもちろん、絶景を眺めながら食べるかき氷がなんとも印象的!
写真映えも抜群なので撮影の楽しみがあるのもポイント高いです。
なかなか簡単に行ける場所ではないとは思いますが、遠くまで来た甲斐があると思わせてくれるお店でした。
そば・かき氷・絶景のうちどれか一つでも興味がある人にはぜひおすすめしたいです。
※メニューや価格、店舗情報等は変更となる場合があります。
MAP
場所 | 愛知県北設楽郡東栄町御園字坂場118-10 |
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営業時間 | <ランチ>11:00〜14:00 ※蕎麦がなくなり次第終了 <かき氷>11:30〜15:00 <蕎麦コース>18:00〜22:00 |
定休日 | 水曜日・木曜日 ※5月ゴールデンウィーク明けから6月中旬までは土日のみ営業 |
公式サイト | 茶禅一(公式サイト) 茶禅一(Instagram) |